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前作から大きく進化した『エスカ&ロジーのアトリエ ~黄昏の空の錬金術士~』完成発表会 ― エスカ役・村川さん&キャラデザイン・左さんによるトークも

ガストは、プレイステーション3ソフト『エスカ&ロジーのアトリエ ~黄昏の空の錬金術士~』の完成発表会をコーエーテクモゲームス本社で開催しました。

ソニー PS3
前作から大きく進化した『エスカ&ロジーのアトリエ ~黄昏の空の錬金術士~』完成発表会 ― エスカ役・村川さん&キャラデザイン・左さんによるトークも
  • 前作から大きく進化した『エスカ&ロジーのアトリエ ~黄昏の空の錬金術士~』完成発表会 ― エスカ役・村川さん&キャラデザイン・左さんによるトークも
  • 『エスカ&ロジーのアトリエ』完成発表会
  • コーエーテクモホールディングス 代表取締役社長・襟川陽一氏
  • ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア プレジデント 河野弘氏
  • 『エスカ&ロジーのアトリエ』ディレクター・岡村佳人氏
  • 少女と青年の2人から主人公を選べる
  • 「KTGLエンジン」採用により、向上したグラフィック
  • 改善を重ね、遊びやすくなった調合システム
ガストは、プレイステーション3ソフト『エスカ&ロジーのアトリエ ~黄昏の空の錬金術士~』の完成発表会をコーエーテクモゲームス本社で開催しました。

まず登壇したのは、ガストおよびコーエーテクモホールディングスの代表取締役社長・襟川陽一氏。「本作は、ガストの創立20周年記念であり『アトリエ』シリーズ15作目にあたるタイトルです。ユーザーの皆さまに愛され、ここまできました」とファンにお礼を述べます。

続いて、ソニー・コンピュータエンタテインメント ジャパンアジア プレジデントの河野弘氏がビデオメッセージで登場。「これまで『アトリエ』シリーズは、プレイステーションと共に歩み、支えてくれた大切な作品です」とし、本作の特徴である2人の主人公や、より進化したグラフィックなどに期待してほしいと挨拶しました。

■ユーザーの要望を取り入れ、さらに進化したゲームシステム

『エスカ&ロジーのアトリエ』の紹介を行ったのは、ディレクターである岡村佳人氏。本作はPS3ソフト『アーシャのアトリエ』の正当続編となっており、最大の特徴は少女「エスカ」と青年「ロジー」の2人から主人公を選べる点です。

これまではエスカのように可愛らしい女の子によるほのぼのとしたRPGというイメージが強かったシリーズですが、一般的なRPGプレイヤーや男性主人公でも遊んでみたいというニーズにも応える形での実装となりました。そのためエスカでは従来シリーズに近い日常的なイベントを楽しめ、ロジーではより深い世界観や錬金術の謎に焦点をあてたイベントが中心になります。

なお、雰囲気や視点は異なりますが、メインストーリーに大きな変更はありません。

調合システムは、前作を踏襲しながらもよりパワーアップ。材料の投入順やスキルの活用が重要となっています。また、前作でユーザーから指摘のあった部分を改善し、ユーザーがシステムを理解しやすいよう、ゲーム開始から段階的に調合システムが解放されていく形となりました。また、作成したアイテムは戦闘中に強力な攻撃手段としても利用できます。

さらに、武器・防具の調合も復活。エスカはアイテムの調合、ロジーは装備品の調合を担当していますが、どちらの主人公を選んでも調合の利用に制限はありません。

■大幅に向上したグラフィック!最大6人によるスピーディな戦闘も実現

フィールドでは、コーエーテクモゲームスの「KTGLエンジン」を『アトリエ』シリーズに初採用。グラフィック描写や空気感が前作より大幅に向上しており、ローディングなど遊びやすさの面にも改良が加わりました。

新たに用意された「フィールドイベント」では、さまざまな行動によりゲージを貯めていき、消費することでレアアイテムの入手など探索活動をより優位に進めることが可能となります。材料の採取・敵の討伐の繰り返しだけでなく、ユーザー自身がやりたいことを選べるようになりました。

戦闘システムでは、前作をベースにしながらも最大6人まで参加可能に。前衛3人・後衛3人という配置になっており、連続攻撃やダメージを軽減などのサポート要素も取り入れたスピーディな連携を楽しめます。演出面もより派手になっていますので、注目したいところです。

このほかゲーム外でも、コーエーテクモゲームスの「my GAMECITY」にて「アトリエ検定(アーシャ編)」が6月12日にスタート。前作を振り返ることができる内容となっていますが、開発スタッフでも分からないようなコアな問題も用意されているとのこと。スコアランキングもありますので、本作発売前にぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

■ゲストに左さん&村川梨衣さんを迎えたトークセッション

ゲストとして、本作のキャラクターデザインを担当したイラストレーター・左さん、エスカ役の声優・村川梨衣さんが発表会に駆けつけました。左さんは前作に引き続きの起用となっており「大変さは前回と変わりませんが、今回は経験をふまえ、時間のかかるキャラクターは後回しにするなど進行に活かせたと思います」と振り返ります。

そんな苦労の甲斐あって誕生したキャラクターですが、エスカについては「少し元気という以外に細かい指示はほとんどなかったので、キャラクター像を掴むまでが大変でした」といいます。また、特徴的なアクセサリーである尻尾は、エスカの感情の起伏にあわせて動きを見せるよう。ゲーム内でじっくり観察してみましょう。

一方、村川さんは「ふわふわで可愛い女の子ですよね。個人的にピンクの髪の子がすごく好きなので、一目見たときからドストライクでした」と興奮気味にコメントしました。

ロジーは当初より、いわゆる「主人公」らしさを持った青年という部分では一貫していました。しかし服装はかなり難航し、特徴付けのために試行錯誤。最終的には「万人に愛されるような」というイメージになりましたが、タイトなシルエットになりすぎないよう腰布やベルトなどを急遽追加したそうです。

また、ロジー役・石川界人さんからのビデオメッセージも上映。「最初は台本の厚さ、重さにびっくりしました。ロジーというキャラクターはゲーム作品で初めての主役ですし、20周年という記念すべき時に関われたことをとても光栄に思います」と、思い入れの深さを感じさせるコメントを寄せました。

最後に左さんは「今回は、前作をプレイした皆さんの評価も絡んでくるという緊張感を抱いています。ぜひ多くのユーザーに遊んでもらいたいです」とし、村川さんは「エスカを初めて見たときから可愛いなと思って、ファンの方のご期待にそえるよう演じさせていただきました。皆さんでゲームを楽しんでください」と挨拶。岡村氏は「今日紹介したのは、ゲーム全体のごく一部です。まだまだ伝え切れていない魅力は、発売日までに追加情報を出していきますので、楽しみにお待ちください」と締めくくりました。

なお、これよりガスト20周年の記念事業も展開。今後の発表を楽しみにしたいところです。

『エスカ&ロジーのアトリエ ~黄昏の空の錬金術士~』は6月27日発売予定。価格は通常版が7,140円(税込)、限定版「プレミアムボックス」が10,290円(税込)です。

(C)GUST CO.,LTD.
《近藤智子》
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