本作は「忍者×ゾンビ」というコンセプトを打ち出しており、従来のシリーズからは全く異なった世界観やテイストを生み出しています。
本作は従来の『NINJA GAIDEN』のような高精細な3Dモデルのキャラクターが描かれるゲームとは一線を画した映像に生まれ変わっています。従来の『NINJA GAIDEN』シリーズをプレイしてきたプレイヤーにとっても、「マーベルコミックス」のようなアメコミ調に表現されたキャラクター達が滑らかに3D空間でアクションする様子を見れば新たな気持ちでこのゲームを迎えることが出来るでしょう。
最新ビジュアルと実機デモ映像の後、本タイトルの開発者である稲船敬二氏(comcept)と早矢仕洋介氏(コーエーテクモゲームス/Team NINJA)がプレスからの質疑応答を取るという形で進められました。以下、プレスとの質疑応答の一部を紹介します。
―――『YAIBA』のキャラクターを作るにあたってインスピレーションを受けたものは何ですか?
稲船氏:最も強く意識したのは「ドラゴンボール」のベジータ。悟空という絶対的な強さを持ったリュウ・ハヤブサがいてそれに対して、自分の方が強いだと思っているけど常に負けていく、その魅力的なキャラクターを忍者にしてあらわしたいと考えています。
早矢仕氏:開発中も同じ例えをしていましたね(笑)
―――どうやってこのプロッジェクトが始まったのでしょうか?
稲船氏:僕が独立した理由は様々な新規タイトルを生み出していくことが目的だったが、以前から自分で料理してみたい既存のタイトルとして『NINJA GAIDEN』があった。このタイトルをもっと面白くしたいという気持ちがあり早矢仕さんに提案したのがきっかけです。
早矢仕氏:Team NINJA側の話をすると、「忍者×ゾンビ」という企画が以前からあったが、企画として何か足りないという感触とスタッフのゾンビに関する知識不足があり、検討を止めていた。その後、稲船さんからの提案があり、ゾンビに関する造詣を補って貰う方向でプロジェクトを再開させました。
―――この「忍者×ゾンビ」というコラボレーションから生まれる良いものというのはなんでしょう?
稲船:日本人でなくては本物の忍者は作れないし、アメリカ人でなくては本物のゾンビは作れません。沢山の人と組むといい化学反応があることは言わなくても解ることだと思うが言葉が違う、文化が違うという壁を越えられなくて挫折することが多いです。そうしたものを超えて日本のカルチャーとアメリカのカルチャーの融合を図って新しいもの、アイデアを生み出したいという気持ちがあります。
早矢仕洋介氏からは「E3に向けてのプレイアブルのバージョンを準備しているので楽しみにしていてください」とのこと。6月に開催されるE3での続報を期待しましょう。
また、本イベントの特典映像として、稲船氏と早矢仕氏が本作に対するお便りに答えていく「YAIBA OUTBREAK#1」の映像が公開されたので、こちらも記事と併せてご覧頂ければ多少なりとも本作に対するイメージがより掴めて来るのではないでしょうか。
(両氏の後ろで動いているデモムービーにも注目です)
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