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コナミ3Qは大幅な減益で業績予想も下方修正・・・コンシューマの売上苦戦、ソーシャルも前年割れに

コナミは2月7日、2013年3月期第3四半期決算を発表しました。売上高は1601億5100万円(前年同期比17.7%減)、最終利益も88億2100万円(同48.3%減)と大幅な減益となりました。また、家庭用ゲームの売上減少が大きく、ソーシャルゲームの売上高がコンシューマを上回っています。

ゲームビジネス 市場
 
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コナミは2月7日、2013年3月期第3四半期決算を発表しました。売上高は1601億5100万円(前年同期比17.7%減)、最終利益も88億2100万円(同48.3%減)と大幅な減益となりました。また、家庭用ゲームの売上減少が大きく、ソーシャルゲームの売上高がコンシューマを上回っています。

発表によると、売上高は1601億5100万円、営業益は149億2000万円(前年同期比51.7%減)、税引前四半期純利益146億7200万円(同51.1%減)、最終利益は88億2100万円となりました。ゲームの開発や、カードゲームを扱う「デジタルエンタテインメント事業」を中心にいずれの事業も減収減益を記録しています。

デジタルエンタテインメント事業を詳しく見ると、コンシューマゲームの売上高は235億円(前年同期比33.6%減)、ソーシャルゲームは244億円(同7.9%減)となっており、いずれも前年同期を下回る結果に。なお、アミューズメント機器や遊戯王カードのカードゲームも好調に推移したとされるものの、売上は前年同期よりも微減となっています。営業利益は806億円(前年同期比35.8%減)と減益となりました。

今後は、ソーシャルコンテンツにおいては、同社の最有力タイトルである『ドラゴンコレクション』に続くヒットコンテンツを生み出していくと掲げています。また、NTTドコモの「dゲーム」や海外の新たなプラットフォーマーへの展開も積極的に図るということです。

コンシューマゲームは『メタルギア』シリーズの最新作である『METAL GEAR RISING REVENGEANCE』の発売、そして厳選されたトリプルAタイトルをグローバルで展開していくとしています。特にグローバル展開に注力するようで、海外のニーズを取り込むべく、現地でのゲーム制作体制の強化も同時に進展させていくということです。
《宮崎 紘輔》

タンクトップおじさん 宮崎 紘輔

Game*Spark、インサイドを運営するイードのゲームメディア及びアニメメディアの事業責任者でもあるただのニンゲン。 日本の新卒一括採用システムに反旗を翻すべく、一日18時間くらいゲームをしてアニメを見るというささやかな抵抗を6年続けていたが、親には勘当されそうになるし、バイト先の社長は逮捕されるしでインサイド編集部に無気力バイトとして転がり込む。 偶然も重なって2017年にゲームメディアの統括となり、ポジションが空位になっていたGame*Sparkの編集長的ポジションに就くも、ちょっとしたハプニングもあって2022年7月をもって編集長の席を譲る。 夢はイードのゲームメディア群を日本のゲーム業界で一目置かれる存在にすること、ゲームやアニメを自分達で出すこと(ウィザードリィでちょっと実現)、日本武道館でライブすること、グラストンベリーのヘッドライナーになること……など。

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