こうした中、最大の圧力団体とも言われる全米ライフル協会(NRA)は事件後、初めてとなる記者会見を行い、こうした悲惨な事件はビデオゲームなどのメディアが原因だと具体的な製品名を挙げ責任転嫁を図りました。
全米ライフル協会のWayne LaPierre副会長は「メディアが隠そうとしている汚い事実があります。人々に対する暴力を売りにする悲しく、無神経で、堕落した暗い産業がこの国にはあります。『バレットストーム』『グランドセフトオート』『モータルコンバット』『スプラッターハウス』といった意地が悪く暴力的なビデオゲームたちもその一つです」と記者会見で述べました。
こうした協会の姿勢は強い非難を集めていて、TechCrunchは「やってはいけない記者会見のお手本」とコメント。ニューヨーク市の公式ツイッターも「学校に武装した警備員を置くような提案をしながら、もっとも基本的な取り組みに反対している」と非難しています。
多くの議員が協会の支持を受けている中、規制強化が実現するかは不透明ですが、26人の命の重みは米社会を動かしているようです。
関連リンク
編集部おすすめの記事
特集
ゲームビジネス アクセスランキング
-
Newsweekの「世界が尊敬する日本人100」にポケモンの田尻氏が
-
シンガポールが新しいゲームレーティング制度を導入
-
“推しメン休暇”って実際どうなの?どんなキャラでもいいの?ジークレスト代表&社員にアレコレ聞いてみる
-
【ゲーム×法律】ゲームの利用規約違反で制裁、どこまで許される?
-
プレイステーションVSセガサターン 「次世代ゲーム機戦争」がゲーム産業を加速させた(2)
-
バンダイナムコの本社が移転 ― 品川の未来研究所から、東京都港区へ
-
タカラトミーがグループ会社4社を統合〜ユージン、ハートランド、すばる堂、ユーメイト
-
KPIを意識しないで作った『パズドラ』成功の要因とは? ガンホーNIGHT!!レポート(上)
-
スマフォゲームは「カジュアルゲーム」から「ミッドコアゲーム」へーGREE Korea担当者インタビュー
-
任天堂ミュージアムに行ってきました!