12時から開始予定のイベントは、平日にもかかわらず開始前から多くの人が駆けつけ、その人気の高さをうかがうことができました。なかには半休を取って来たというスーツの猛者の姿も。
定刻より少し遅れて開演したイベントは、ルルを抱いた馬場プロデューサーの登場で会場は一気にヒートアップ。まずは、本作の発表から発売までの流れをおさらいするというコーナーから始まりました。6月に開催された「テイルズ オブ フェスティバル2012」での発表を振り返り馬場プロデューサーは「懐かしいですね」と一言。その後は「一番の盛り上がりを持ってきたかった」という東京ゲームショウのでのステージ内容や「日本ゲーム大賞2012」フューチャー部門を受賞したことにも触れながらトークは進行していきました。
その後は、7週連続で公開されたCMを一気放映し、ファンの方々もそれぞれ感慨深い様子でした。この企画の意図について馬場氏は「ファンの皆さんに待っている間も楽しんでもらいたかった」と語り、「中には、「ネタバレじゃないか！」というファンの方もいるかも知れませんが、僕としてネタバレはしないようにしています。ただ、スレスレのところなんかもあるので、それを含めて遊んで頂ければ」とのこと。
続いては、前作から引き続き開催された全国体験会の様子が話題になりました。最初に訪れた大阪では戦闘シーンの説明で、ファンの楽しみの一つでもある戦闘後の掛け合いをスタッフがスキップしてしまい、お客さんから「何やってるんだ」とお叱りを受ける場面があったそうで、各地域での裏話に会場は笑いの渦に包まれました。
そして、プレイしたくてうずうずしているファンのために、ということで会場のスクリーンを使用してOPが放映され、ファンからは大きな歓声があがりました。放映後には「今日は開発スタッフも来ていますが、いざ、発売日を迎えて改めてオープニングを見ると目頭が熱くなりますね」と目を潤ませる一幕も。
そして、「本当は皆さんに驚きで情報を出すつもりだったんですが、どうやらちらほら漏れてしまっているようで・・・(笑)」と切り出して、ゲームに関する新情報が馬場氏の口から語られました。すでに情報が漏れ伝わる歴代キャラの登場ですが、今回新たに『テイルズ オブ ファンタジア』ヒロインのミント・アドネードが登場することが発表されました。等身がグンとあがったミントの姿に注目です。
続いて、前作にはなかったものの、シリーズには何度か登場している「温泉イベント」の情報が明らかになりました。なんと今回はufotableが制作したアニメーションになってゲーム内に登場するとのこと。発表と同時に、会場には歓声とも悲鳴とも分からない声が渦巻き、騒然となりました。いくつかカットが公開されましたが、艶めかしいミラ様の肢体や、のぼせるルドガーなど、「変な意味じゃなく色々な意味で、男性も女性も楽しんでもらえる」内容になっているそうです。
最後の情報としては、コックである主人公のルドガーが「コック」の衣装を身につけると、いくつかの技が特殊変化をするということが発表に。今回公開されたカットでは『テイルズ オブ ヴェスペリア』のパティを彷彿とさせる「ファイアービッグシェフ」を使う姿が映し出されました。
新情報の公開後は、全国の体験会でも行われたプレゼントの抽選会も行われました。イベント中は、何度も馬場氏が会場のお客さんに質問する姿が見られ、直接ファンとの交流が図られたイベントとなりました。
「開発スタッフはもちろん、多くの人の思いが詰まった作品なので、家に帰ってプレイする時に、少しでもその思いを感じて頂ければなと思います。とはいえ、ファンの皆さんあってこその作品ですから今後とも『テイルズ オブ』シリーズを暖かく見守り続けてください。」という馬場氏の言葉でイベントはいったん終了。その後は、来場したファン一人一人にポスターが馬場氏から直接手渡され、ファンの方の笑顔が印象的なイベントとなりました。
『テイルズ オブ エクシリア2』は、好評発売中で価格は8,380円（税込）です。
(C)いのまたむつみ (C)藤島康介 (C)2012 NAMCO BANDAI Games Inc.
タンクトップおじさん 宮崎 紘輔
Game*Spark、インサイドを運営するイードのゲームメディア及びアニメメディアの事業責任者でもあるただのニンゲン。 日本の新卒一括採用システムに反旗を翻すべく、一日18時間くらいゲームをしてアニメを見るというささやかな抵抗を6年続けていたが、親には勘当されそうになるし、バイト先の社長は逮捕されるしでインサイド編集部に無気力バイトとして転がり込む。 偶然も重なって2017年にゲームメディアの統括となり、ポジションが空位になっていたGame*Sparkの編集長的ポジションに就くも、ちょっとしたハプニングもあって2022年7月をもって編集長の席を譲る。 夢はイードのゲームメディア群を日本のゲーム業界で一目置かれる存在にすること、ゲームやアニメを自分達で出すこと（ウィザードリィでちょっと実現）、日本武道館でライブすること、グラストンベリーのヘッドライナーになること……など。
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