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【そそれぽ】第16回:まさかの高難易度!でもついプレイしちゃう『タケヤリマン』をプレイしたよ!

インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。そそそこと津久井箇人です。第16回を迎えました【そそれぽ】のお時間です。

任天堂 3DS
インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。そそそこと津久井箇人です。第16回を迎えました【そそれぽ】のお時間です。

今回でレギュラー16回目な【そそれぽ】。プレイしたタイトルも今回で16作目ということになるわけですが、記念すべき第1回で何をプレイしたか皆さま覚えていらっしゃいますでしょうか?・・・そうです、ポイソフトの『ひゅ~ストン』です。あれから5ヶ月近く経ち、今やポイソフトは「社長が訊く」されちゃったり、「ニンテンドーeショップ」で特集が組まれちゃったり、人気メーカーとして随分と遠くへ行ってしまった気が・・・していたのですが、全然そんなことはありませんでした。新作も間違いなく「俺たちのポイソフト」です(笑)。

そんなわけでもう皆さんお気付きでしょうが、今回はポイソフトのニンテンドー3DSダウンロードソフト『タケヤリマン』をプレイします。

『ひゅ~ストン』のときと同じように、どんなことをするゲームなのかは一目瞭然なのですが、「で、何なの!?」という本質は、相変わらずプレイしてみるまで、全くよくわかりません(笑)。「竹ヤリ」で「ハリボテ」を突く。その先にあるものは一体・・・。竹ヤリの先端を見つめて、早速プレイしていきたいと思います。


■「竹」と書かれたアイコンをタッチして
ゲームを起動したら、本編をプレイする前にぜひ「タケリストカード」(プレイヤーのプレイが記録されるカード)を含めた「すれちがい通信」の設定をしておきましょう。設定を一度済ませてしまえば、プレイするたびに「タケヤリストカード」の情報は自動で更新されていくので、あとは本編をプレイしまくるのみです。

『タケヤリマン』は、ゲーム内にある仮想のゲームセンター的な場所で、筐体から好きなゲーム(というか好きな「タケヤリマン」)をチョイスして遊んでいくことになります。初期状態で選べる筐体のひとつこそ本作のタイトルにもなっているゲーム「タケヤリマン」なのです。竹ヤリを構えていよいよハリボテとの熱い戦いの幕開けです。


■3D感は抑えめ、操作はボタンのみでOK
画面の3D感はやや抑えめですが、全体がスッキリとして非常に見易い印象です。ゲームプレイ中操作で使用するのはスライドパッドとY・B・Aボタンのみ。通常の突きと、威力が2倍だけど溜めが必要な「ジャキーン突き」、ステージ中に出てくるアイテム入手で使える回数制限ありの「特殊突き」の3種類を使い分けて、迫り来るハリボテを突きまくります。

操作やゲームのルールは至ってシンプルですが、精細なプレイや洞察力が求められます。ハリボテの動きに対応できる洞察力、対応したあとに素早く次のベストポジションに入る瞬発力と正確さがゲーム攻略には非常に重要になってきます。


■基本は覚えゲー
ハリボテが出てくる順番や位置などは基本的に何度リトライしても同じです。なので、失敗を繰り返しても、プレイしていくうちに次にどこに移動すれば良いのか、脳や指先が自然と覚えていきます。ただし「覚えゲー」と言えども、ある程度、ボスを含む特殊なハリボテへの対処法は考えなければなりません。どうやったら上手くハリボテを倒せるかを考えるのもゲームの醍醐味のひとつです。


■「フォーエバー」から別ゲーに
ゲームを進行すると遊べる筐体が増えていき、最終的には無限にプレイし続けることも可能な「タケヤリマン フォーエバー」という筺体で遊べるようになります。ここまでにプレイしてきた筐体と違い、明確なゴールもなく、いかにゲームオーバーにならずにプレイを続けられるかという内容の「フォーエバー」。これは、もはや別ゲーと言っても過言ではありません。ある程度ランダムのパターンで出現するハリボテによって、性質も「覚えゲー」ではなくなるので、より瞬発的なアクションが求められます。

「フォーエバー」ならではの音楽やゲームテンポは、ぜひ体感してみてほしいです。「次はもっと上手く出来る感」はこの「フォーエバー」に沢山つまっています。「フォーエバー」に至るまでに培ってきた「タケヤリスト」としての実力を遺憾なく発揮しましょう。


■初見の難易度がかなり高い、本当に高い
初見では、何がなんだかわからない内にやられてしまうぐらい難易度が高いです。最初にプレイできる筐体「タケヤリマン」でもけっこう苦労するかもしれません。そして、以降に出てくる筺体では本気で投げ出したくなるかもしれないです(笑)。

特に邪魔なハリボテである「水」を浴びてしまうと、一気に攻略不可状態に陥ることもあります。更に一部の敵やボスは、タイミングを逃すと絶対に攻略できない、いわゆる「詰み」の状態に入ってしまうこともあります。そういうときは潔く諦めるしかありません。

「タケヤリストカード」に記載されてしまうので、つい抑えたくなる「娘さんを突いちゃった回数」ですが、「娘さん」を突かないように意識すると難易度は更に上がります。カードに残ってしまう記録ですが、ゲームの難易度に苦労している方は、まず「娘さん」を無視して突いちゃうこともひとつのテです。それでも難しい場合は、ステージ途中の「特殊突き」をいろいろ試すと攻略の糸口が開けるかもしれません。なかなか厳しいですが、ステージ最初から繰り返しリトライすることが、このゲームの唯一の攻略法。「ゲームセンター」の筐体という設定も納得です。


■けっこう上手くいっても「大失敗」
「フォーエバー」以外の筺体では、けっこう頑張っても、全く頑張れていなくても、ゲームオーバーになると「大失敗」と表示されてしまいます。かなり苦労してボス戦にまで進んでもゲームオーバーは「大失敗」、ステージのスコア記録を更新してゲームオーバーになっても「大失敗」、クリア以外は全て「大失敗」です。難易度もあわせて、これが案外、心に堪えます(笑)。

ゲームオーバー時にも、ステージをどのぐらい進んだか表示したり、スコアによって評価が変わったり、そういった次につながるモチベーションを生む「何か」が欲しかったと感じました。高難易度に対して頑張っている「タケヤリスト」をもっと褒めてほしかったです(笑)。


■総評:「フォーエバー」まで頑張った甲斐がある!
「フォーエバー」以外は基本的には覚えゲーです。ハリボテの出現位置を覚えて的確に突いていくことが攻略の鍵となります。逆に「フォーエバー」は「覚え」は(ほとんど)通用しないモードなので「特殊突き」の種類や使い所を考えながらプレイする必要があります。個人的には「フォーエバー」こそが『タケヤリマン』の真髄だと思っているので、是非「フォーエバー」を遊べるようになるまで投げ出さないで頑張ってほしいと思います。絶対にクリアできます。

自分の視点で操作し、敵の出現位置を覚えて、繊細かつ的確・迅速に倒すという点をピックアップすると、実は非常にFPS的な要素も強いゲームかもしれません。ただし武器は竹ヤリで敵はハリボテですが(笑)。

シンプルで歯応えのあるゲームをプレイしたい人にはオススメですが、難易度の高さは本気で覚悟しておいてください。プレイ自体は非常にわかりやすく簡単で誰でも遊ぶことができますが、ステージの難易度はかなり高めに設定されています。しかし決して理不尽ではないので、チャレンジ精神さえあれば必ずクリアできます。また、FPSのように瞬間的にターゲットを狙い打つようなゲームが好きな人にもぜひプレイしてみてほしいです。一流の「タケヤリスト」を目指しましょう!


【そそれぽ】第16回、いかがでしたでしょうか?いよいよ年末商戦に突入しつつあるゲーム業界。楽しみなビッグタイトルの発売も沢山控えてるので気合いを入れて臨みたいと思います!次回もどうぞお楽しみに!


『タケヤリマン』は、好評配信中で価格は400円(税込)です。

(C)2011 POISOFT


■筆者プロフィール
津久井箇人 (つくいかずひと) a.k.a. そそそ
愛内里菜らに楽曲提供をし、VOCALOID音楽のクリエイターとしても有名な作・編曲家。ゲームを紹介するブログ記事が評価され、2011年からINSIDEでライター活動を開始。レトロゲームから最新ゲーム、戦略SLGから格ゲーまで、幅広いジャンルのゲームをプレイする。
Twitter:@sososo291
ブログ:sososo activity
《津久井箇人 a.k.a. そそそ》
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