「任天堂は本当にアグレッシブになっている」と語るのはDFC IntelligenceのアナリストDavid Cole氏。値下げの動きは、任天堂が携帯ゲーム市場におけるシェアを守り、マーケットリーダーの地位を維持するための非常に積極的かつ防衛的なものだと指摘。更に、「任天堂はソニーのPlayStation Vitaの熱を強く感じ取っている」などと述べています。
Robert W. BairdのアナリストColin Sebastian氏は、3DSの値下げを受けてソニーがPlayStation Vita(Wi-Fiモデルが24,980円)の値下げを迫られるかは分からないと発言。しかし両機種の価格差は大きく、携帯機市場の競争は激しいものになると予想。これは消費者にとって良いことだと語りました。
また、EEDARのアナリストJesse Divnich氏もこの意見に賛同。今期ホリデーシーズンの携帯ゲーム市場の競合は過熱し、今回の3DS値下げによってVitaは苦境に立たされたと指摘。Vitaが現在の249ドルという価格設定で成功を収めるには、高品質のソフトウェアラインナップが必要不可欠との見解を語りました。
最後にDivnich氏は、任天堂の業界における成功やコンセンサスをしのぐ歴史的な能力を考慮し、現在までの3DSの販売台数だけで早々に評価を下すべきではないと言及、今年の年末商戦は携帯ゲーム業界において最も重要な時期の一つに分類しても差し支えないと分析しています。
尚、昨夜の記者会見で任天堂の岩田聡社長は、3DS値下げに関して、不振の打開に「相当思い切った手段が必要と考えた」と説明。15,000円という新価格が赤字になることを明らかにし、「いま手を打っておかないと来年以降の業績に明るいものが見えてこない」と強調したそうです。
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