人生にゲームをプラスするメディア

EA、テイク・ツーに対してTOB(株式公開買い付け)を開始―1株26ドルで

エレクトロニック・アーツ(EA)は買収提案を申し入れていたテイク・ツー・インタラクティブに対して、1株につき26ドルで取得する株式公開買い付け(TOB)を開始しました。買収が成立した場合、総額で20億ドル(約2000億円)となり、これは2月15日(最初の提案前日)のテイク・ツーの株価に64%のプレミアムを付けた価格です。

ゲームビジネス その他
エレクトロニック・アーツ(EA)は買収提案を申し入れていたテイク・ツー・インタラクティブに対して、1株につき26ドルで取得する株式公開買い付け(TOB)を開始しました。買収が成立した場合、総額で20億ドル(約2000億円)となり、これは2月15日(最初の提案前日)のテイク・ツーの株価に64%のプレミアムを付けた価格です。

EAは『マッデンNFL』『シムシティ』『メダルオブオナー』『ニード・フォー・スピード』など多数の人気フランチャイズで知られる米国最大手のゲームメーカーで、テイク・ツーは『グランドセフトオート』『BIOSHOCK』などで知られ米国での順位は3-5位です。統合が実現すれば米国ナンバーワンメーカーとなることが確実です。

EAのCEOであるJohn Riccitiello氏は「これはテイク・ツーの株主にとって最高のオファーです。投資家にとって、私達の提案に応募することがテイク・ツーへの投資のリターンを最大化するベストな方法だと確信しています。私達のオファーは非常に透明なプロセスで進められています。EAの株主にとっては、この統合の組み合わせはポートフォリオを更に強固なものとし、多くの才能あるチームを迎えることによって、素晴らしい組織を作り上げることに繋がるものです」とコメントしています。

また、テイク・ツー・インタラクティブの取締役会はこの発表に対して、現時点で行動を取らないようにと株主に対して呼びかけ、10日以内に対応策を発表するとコメントしました。

株式公開買い付けは4月11日の深夜0時が期限となります。

EA側のアドバイザーはモルガン・スタンレー、テイク・ツー側はベア・スタンレー及びリーマン・ブラザーズ。
《土本学》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ゲームビジネス アクセスランキング

  1. 令和に新作ファミコンカセットを自作!その知られざるテクニック&80年代カルチャーを「桃井はるこ」「なぞなぞ鈴木」らが語る【インタビュー】

    令和に新作ファミコンカセットを自作!その知られざるテクニック&80年代カルチャーを「桃井はるこ」「なぞなぞ鈴木」らが語る【インタビュー】

  2. 「N.O.M9月号」は『フォーエバーブルー』と『theta』インタビュー

    「N.O.M9月号」は『フォーエバーブルー』と『theta』インタビュー

  3. 『バンジョーとカズーイの大冒険〜グランティの復讐』が携帯向けに国内初上陸

    『バンジョーとカズーイの大冒険〜グランティの復讐』が携帯向けに国内初上陸

  4. 海外サイトが選ぶ「ゲームの政治家トップ10」−1位はやっぱり……?

  5. アバターの口の動きがより滑らかに!音声認識リップシンク「CRI LipSync」が「Animaze」に標準搭載

  6. 【Autodesk×Unity】マトリックスが自社ブランドに挑戦~Androidの『Ragdoll』

  7. 「日本と海外におけるゲーマーにとってのリージョン制限」・・・イバイ・アメストイ「ゲームウォーズ 海外VS日本」第22回

  8. 【GDC 2013】ディズニー&ピクサーのヒットタイトルに見られるストーリーの黄金律とは? 現役クリエイターがあかす方程式

  9. 【レポート】紳士ゲー『ぎゃる☆がんVR』ついにお披露目!窓に挟まった美少女を後ろから覗いてみた

  10. USJのVRジェットコースター「XRライド」がヤバ過ぎる…レールのない空間を走り、前振りなく急落下する

アクセスランキングをもっと見る