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新感覚エンターテインメント、『マリオファクトリー』レポート

4月26日、AEON浦和美園のオープンと同時に、任天堂のアミューズメント施設「マリオファクトリー」がオープンしました。「ポケパーク」に続く任天堂のアミューズメント施設にもかかわらず、あまり話題になっていない「マリオファクトリー」。去る30日に行ってまいりましたので、その概要をレポートします。

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4月26日、AEON浦和美園のオープンと同時に、任天堂のアミューズメント施設「マリオファクトリー」がオープンしました。「ポケパーク」に続く任天堂のアミューズメント施設にもかかわらず、あまり話題になっていない「マリオファクトリー」。去る30日に行ってまいりましたので、その概要をレポートします。

入り口で大きなマリオとルイージが出迎えてくれるこの「マリオファクトリー」は、「パニックガレージ」と呼ばれるオリジナルアトラクションと、ステージイベントが大きな魅力ということになっています。





アトラクションフロア「パニックガレージ」には、玉を転がしてゴールへと導いていく迷路ゲーム、お化け屋敷を舞台にしたガンシューティングゲーム、玉入れのゲームなど4種類のアトラクションがワンプレイ200円でプレイできます。また、「パニックガレージ」は全て非接触課金システム(Edyのようなもの)を取り入れており、マリオのイラストが書いてある「ICコイン(500円)」を購入しなければなりません。このコインにお金をチャージするとポイントがたまっていき、そのポイントと景品が交換可能になります。

巨大な画面が用意されたステージでは、景品の抽選、絵本の音読、「ファクトリーエンジェルス」(ステージを盛り上げてくれる女性グループ、らしいです)によるダンスなどのイベントが1日数回開催されています。

このほかに、ジャングルジムのようなアスレチック遊具「ステッピンキャッスル」や、UFOキャッチャーやメダルゲームなどが設置されたゲームゾーンなどが用意されています。

で、全体的な感想なのですが・・・これ、マリオあまり関係ないんじゃないですか? 例えばですが、「パニックガレージ」にマリオシリーズのキャラクターがまったく登場しないというのはおかしいでしょう。お化け屋敷を舞台にしたガンシューティングといっても、そのお化けたちはマリオシリーズでおなじみのテレサなどではなく、本当に関係ないただのお化けです。ステージイベントにしても、「ファクトリーエンジェル」と呼ばれる女の子たちがモーニング娘。や松浦亜弥の曲を歌い(!)、抽選大会ではマリオが、若干伏せ字にしますが、Mickey M○useのぬいぐるみを子供にプレゼントし(!!)、抽選に漏れてしまった子供たちにも親切なことにマリオファクトリーのお兄さんが「マリオコイン」と称して↓を配布…



(!!!!)

コイン型チョコレートなのですが・・・・・・だ、誰なんだこれは。「おかあさーん、この人マリオなの?」という声が聞こえてきそうです。 

隣のゲームゾーンにしても、マリオ関連商品が入ってないUFOキャッチャー、音ゲー、競馬ゲーにプリクラ、『ムシキング』や『ラブandベリー』などが設置されており、ファミリーを目的とした体感ゲームが多いただのゲームセンターです。唯一マリオとつながりがあるといえるのは、『スーパーマリオブラザーズ』をデザインした壁だけです。これでは客寄せのために「マリオ」の名前だけ無理やり使っているような印象しかもてません。

危機管理についても疑問だらけです。ステージの上にある「はてなブロック」はたった4本の針金で天井からつるされていますし、柱に埋め込まれている液晶テレビは固定されていない上にモニターにはカバーすらついていません。子供たちは「マリオだ!」と走りよって、むき出しの液晶テレビをばんばん叩く始末です。

さらにジャングルジムのアトラクション内にあるプラズマテレビも、むき出しのままになっていました。見学に行った日も多くのファミリーが来場していましたが、事故がおきても本当におかしくないと思います。

これまで、豊島園の「トイザらスカーニバル」や「ワールドホビーフェア」といったさまざまなイベントの任天堂ブースに何回も足を運びましたが、それらの出来に比べて今回の「マリオファクトリー」は明らかにおかしいように感じます。通常、イベントが開催されるときはそれなりの宣伝がなされるものですが、オープンした今でさえメディアへの露出がまったく無いのも変です。公式サイトも準備中のままですし、なんだか「外は出来たけど中身がない」という典型的お役所仕事のような印象を受けてしまいます。

最後に。正直怒りを通り越して、悲しささえ覚えてしまいました。果たして、これは本当に任天堂の仕事なのでしょうか?この「マリオファクトリー」は今後様々な場所で展開していくという噂ですが、これから先、本当に大丈夫なのでしょうかね・・・?
《OKOK》

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