任天堂がマリナーズの筆頭オーナーになったそうです。今年8月に山内溥相談役が保有していた全株式を任天堂オブアメリカが6700万ドルで購入しました。これでこれまでの保有分を合わせて50%以上となったそうです。山内氏は将来株式が分散することを懸念し持ちかけ、任天堂は「広告宣伝効果を考え、購入を決めた」とのことです。
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任天堂が発表した平成17年3月期中間決算によれば、米メジャーリーグ、シアトル・マリナーズを運営するベースボール・クラブ・オブ・シアトル(The Baseball Club of Seattle, L.P.)が任天堂の関連会社で持分法適用会社となったようです。
ベースボール・クラブ・オブ・シアトルは任天堂相談役の山内溥氏を中心とするグループがマリナーズを買収する際に設立した受け皿会社で、山内氏が過半の資本を出資しています。運営に元NOA社長の荒川氏や元副社長のハワード・リンカーン氏が携わっていましたが、任天堂としては関与していませんでした。
今回関連会社となったということは、多少なりとも任天堂の資本が入ったということになります。どういう判断があったのでしょうか、詳しい経緯が聞きたいところです。ちなみに持分法というのは投資額に見合った割合で当該会社の勘定を決算に反映させるものです。
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