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アプリの海外展開をワンストップで支援「CLOUDIA Glocalizer」・・・CRI・ミドルウェアが新サービス

CRI・ミドルウェアは、各社が注目するスマートフォンアプリの海外展開を支援するサービスとして「CLOUDIA Glocalizer」を立ち上げると発表。13日に渋谷ヒカリエにて「海外マーケティング×モバイル開発技術セミナー」を実施しました。

ゲームビジネス 市場
CRI・ミドルウェア モバイル事業部長の幅氏
  • CRI・ミドルウェア モバイル事業部長の幅氏
  • CLOUDIA Glocalizerの主な特徴
  • プレ・プロモーション
  • メディア・リレーションズ
  • ソーシャルメディア・パブリシティ
  • ソーシャルメディア・パブリシティ
  • アド・プランニング
  • プロダクション
CRI・ミドルウェアは、各社が注目するスマートフォンアプリの海外展開を支援するサービスとして「CLOUDIA Glocalizer」を立ち上げると発表。13日に渋谷ヒカリエにて「海外マーケティング×モバイル開発技術セミナー」を実施しました。

登壇したモバイル事業部 部長の幅朝徳氏は同社が"クラウド"というキーワードで取り組んできたモバイル事業について紹介。アプリ内プロモーション機能を提供する「CLOUDIA In-App」、タブレットを活用した営業支援・プレゼンシステムの「CLOUDIA In-Sync」、PC向けサービスをスマホ対応するエンジンとコンサルティングをパッケージにした「CLOUDIA AppServ」などです。そして今回発表されたのが、アプリの海外展開を支援するトータルサービスの「CLOUDIA Glocalizer」です。

「CLOUDIA Glocalizer」は高い技術力と開発経験を誇るCRI・ミドルウェアと、コンテンツのローカライズやコンサルティングで多くの実績がある米国Wowmax Mediaと共同で展開するもので、当該アプリの競合分析などの市場環境調査から、市場に合わせた適切なグローカライズ、現地法人を活かしたきめ細かなプロモーション展開、英語によるユーザーサポートなど戦略から実行までを一貫して提供します。

海外展開に当たっては下調べは何より重要です。市場環境はどうなっていて、競合となるアプリにはどのようなものがあり、ユーザーのニーズはどこにあるのか。具体的にはデスクリサーチとフィールドリサーチを組み合わせ、消費者アンケートやグループインタビューも交えながら探ります。プレ・プロモーションではリリース前にユーザーを集めて体験してもらう、というような機会を用意することも可能です。

調査の結果を踏まえ、ローカライズに当たっては、アプリ解説文の翻訳や変更(マーケット検索最適化も考慮して)、アイコン/アプリの名称の提案、ゲーム内の翻訳や編集といった行程に進んでいきます。Wowmax Mediaの海部氏の講演にもあったように同じ「猫」を意味する「Cat」と「Kitty」のように、細かな言葉遣いが異なる印象を与えることになります。現地ネイティブのチェックによるローカライズが受けられるのは大きな利点となりそうです。

実際にリリースした後の展開では、まずはメディアへのリーチがあります。「CLOUDIA Glocalizer」では約4000媒体へのプレスリリースの配信ができ、有力メディアについては直接のコンタクトも取れます。アプリではレビューサイトが力を持ってるケースも多く、そうした媒体へのプロモーションコードの配布やコンタクトも可能です。

ソーシャルメディア活用ではFacebook、Twitter、TumblrといったSNSでのファンページや公式アカウントの運用、定期的なニュース発信、ユーザー対応などを提供。草の根の展開で興味深い施策では、北米の40校以上の大学における「日本語講座」や「アニメクラブ」との提携があり、大学生のモニター獲得や学生コミュニティへのリーチ、講義内でのコンテンツ紹介といった口コミを喚起する施策が可能です。

空中戦の広告関連ではアドネットワークやリワード広告への出稿のプランニング・実施や、SEO対策、日本人コミュニティを対象とした広告などが展開可能となっています。

Wowmax Mediaゼネラルマネージャーで日本のお客さん向けに窓口となる笠原義博氏からは利用の流れについて紹介がありました。まずは展開しようとしているアプリなどについてヒアリングを実施。それを元に競合調査や市場調査を実施。それに沿ってコンサルテーションと見積りの提示があるという流れです。これらは依頼から2週間でプレリサーチ報告書を戻すという形になるとのこと。費用についても「コストパフォーマンス」と「血の通った展開支援」を両立するとしています。

サービス開始記念として、最初の10社にはプレリサーチを無料で提供するとのこと。ご興味の方はお早めにご連絡を。
《土本学》
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