これは心理学者であるタニア・バイロン博士が英首相の指示によりまとめたレポートで、インターネット上に存在する子供達への驚異とテレビゲームの影響に関して論じたものとなります。
インターネットとテレビゲームは、子供達の学習や発達に役に立つとしながらも、暴力などの不適当な要因が潜在している、と指摘。
両親と子供達の間には「デジタル格差」が存在し、必ずしもこれらの驚異から子供達を助けられるとは限らない。逆に子供達はデジタル関連の技術はありながらも、驚異を判断する能力が不足しており、そこで親の助けが必要であると、デジタル世界における親の役割を提唱しています。
また、子供達が年齢にそぐわないテレビゲームに触れることのないようなシステムを作るため、ゲーム産業の各所から共同出資する必要があると提案。上から押しつけるのではなく、子供達が子供らしくあることを認めた上で、デジタル世界での身の処し方を教えるべきであるとしています。
日本でも、インターネットの有害サイトや、携帯電話を使った出会い系の被害が相次いでいます。子供達は真っ先に新しい世界へ飛び込んでいき、その結果として様々な事件が起こるわけですが、今回のレポートでは、新技術に対して親の世代が無力であると認めた上で、円熟した判断力を備えた存在として、親が必要であると提唱しています。
但し、いくら判断力があっても、子供のしていることが全く分からないのも問題。デジタル世界で子供をうまく導くためには、最低限度の知識は必要になるでしょう。
ゲームに関しても然り。「どう年齢にそぐわないのか」「なぜダメなのか」がしっかりと論議されてこそ、押しつけではない規制が可能となるのではないでしょうか。
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