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『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2』でもしっかり泣かされた!魅力ある物語の“没入”と対戦アクションの“テンポ”を見事に両立【プレイレポ】

『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2』の発売が目前に迫る中、先行体験したプレイ経験をもとに、その魅力や特徴などをいち早くお届けします。

ゲーム プレイレポート
『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2』でもしっかり泣かされた!魅力ある物語の“没入”と対戦アクションの“テンポ”を見事に両立【プレイレポ】
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鬼に家族を殺された少年「竈門炭治郎」が、唯一生き延びたものの鬼となった妹「禰豆子」を人間に戻す術を探しながら、鬼狩りの組織「鬼殺隊」に入隊し、元凶である「鬼舞辻無惨」の討伐を目指す「鬼滅の刃」。幅広い層から多くの支持を集める人気作品です。

原点となった漫画はもちろんのことアニメも好評を博し、舞台や能狂言、リアル謎解きゲームと、「鬼滅の刃」の活躍は様々な形で広がっています。

2021年に発売された前作『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』も、そうした展開のひとつ。炭治郎が辿った物語を対戦アクションという形で追体験できる、ゲームならではの楽しさが味わえる作品でした。

この『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』の続編にあたる『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2』(以下、ヒノカミ血風譚2)が、2025年8月1日に発売されます。本作では果たしてどのようなゲーム体験が楽しめるのか、発売に先駆けて味わった経験をもとに『ヒノカミ血風譚2』のプレイレビューをお届けします。

前作の魅力を継承する『ヒノカミ血風譚2』

「鬼滅の刃」の連載はすでに結末を迎えており、アニメも最終局面に差し掛かっています。『ヒノカミ血風譚2』でも「鬼滅の刃」の物語が楽しめますが、表現方法が異なる漫画やアニメと直接比べるのではなく、本作ならではの“「鬼滅の刃」のゲーム体験”という点に絞って紹介します。

『ヒノカミ血風譚2』は、前作からどんな変化を遂げたのか。まずは全体の概要ですが、ジャンルはどちらも対戦アクションゲームで、基本的なゲームシステムも共通しています。

ステージの中で対峙したキャラクター同士が戦い合い、相手の体力ゲージを先に削り切った側が勝利。時間経過や攻撃を当てると回復する「技ゲージ」を一定量消費すると、キャラクターごとに異なる強力な技を繰り出すことができます。

ソロプレイモード“ヒノカミ血風譚”は、主人公の炭治郎を操作しながら「鬼滅の刃」の物語を楽しめます。状況によって炭治郎以外のキャラクターを操作する場合もあり、メリハリに富んだプレイが楽しめるのも特徴のひとつです。

バーサスモード“対戦”では、プレイアブルキャラクターを選択し、プレイヤー同士やCPUを相手にバトルを繰り広げます。こちらは2人1組でチームを編成する共闘バトルが基本となるものの、『ヒノカミ血風譚2』では共闘できない特殊なキャラクターもおり、共闘vs単独といった対戦になる場合も。また、オフライン・オンラインの両方に対応しています。

前作と『ヒノカミ血風譚2』は共通点も多いため、前作を経験済みなら操作に戸惑うことなく遊べるはず。また、ソロプレイモードはチュートリアルも兼ねているので、シリーズ初心者でもゲームを遊びつつシステムに馴染めます。

また、本作の新モード「鬼殺の軌跡」にて、前作の物語を振り返ることができます。こうした手厚いフォローがあるため、初心者が『ヒノカミ血風譚2』から遊び始めても問題のない構成になっています。

■『ヒノカミ血風譚2』の新たな変化と、ゲームならではの「鬼滅の刃」体験

このように共通点が多い一方で、前作と大きく違う点もあります。先ほど述べた「鬼殺の軌跡」も新要素のひとつ。そして、ソロプレイモードの範囲もきく異なります。

前作のソロプレイモードは「無限列車編」まで収録されていましたが、『ヒノカミ血風譚2』では「遊郭編」「刀鍛冶の里編」「柱稽古編」の物語をカバーしています。また、序章や各編の合間におかれたインターバル的な章もあり、ゲームのオリジナルシーンが飛び出す場面も。

また、前作では前述の炭治郎や禰豆子、そして「我妻善逸」「嘴平伊之助」といった主要メンバーのほか、「冨岡義勇」や「胡蝶しのぶ」、「煉獄杏寿郎」などの「柱」と呼ばれる鬼殺隊最高位の剣士たちも一部加わり、総勢18キャラクターをバーサスモードでプレイアブルキャラクターとして使用できました。(発売後には、追加キャラクターが無償アップデートおよび有料DLCとして提供)

このプレイアブルキャラクターの数も『ヒノカミ血風譚2』で変化し、バーサスモードでは前作で操作できなかった者も含む9名の「柱」が参戦。さらに「玉壺」や「憎珀天」といった上弦の鬼たちも加わり、その総数はなんと40キャラクターを越えています。

プレイアブルキャラクターの増加は、バーサスモードだけでなくソロプレイモードも恩恵を受けており、例えば「遊郭編」では「宇髄天元」、「刀鍛冶の里編」だと「時透無一郎」や「甘露寺蜜璃」といった柱たちを操作する機会も訪れます。

上弦の鬼と柱の激突は物語上でも非常にアツい展開ですが、その戦いにプレイヤーとして関わり、柱を直接操作して上弦の鬼を倒す──その手応えと達成感は、インタラクティブ性の高いゲームならではの体験です。

無論、柱の操作だけが特別な体験ではありません。例えば、「遊郭編」で炭治郎が、上弦の鬼「堕姫」の攻撃を食らい、ピンチに陥る場面があります。

この時、禰豆子が堕姫の前に立ちはだかりますが、『ヒノカミ血風譚2』ではそのまま禰豆子vs堕姫のバトルに移行。炭治郎を助けるという禰豆子とプレイヤーの心境がシンクロするため、より深い没入感を味わうことができました。

プレイアブルキャラクターが増加したことで、対戦時の選択肢が広がり、ソロプレイモードではより状況に即した人物を操作できるようになりました。そのおかげで、物語とプレイヤーの距離がいっそう縮まります。

物語が盛り上がって興奮するだけでなく、その気持ちのままバトルに挑み、「鬼滅の刃」の世界に直接関わるような感覚を味わえるのは、『ヒノカミ血風譚2』だからこその醍醐味に他なりません。




《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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