
ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』(以下、ウマ娘)にて、新たな育成シナリオ「らっしゃい!トレセン軒! ~恩返し、始めました~」(以下、トレセン軒編)が2026年6月29日に公開予定となっています。
ハチマキをおでこに巻いたファインモーションとナリタトップロードの2人が、腕を組んでこちらをキッと見つめるメインビジュアルになっています。後ろにはラーメン作りに力を注ぐメイショウドトウとカルストンライトオ、舌鼓を打つライトハローと駿川たづな、そして不敵な笑みを浮かべるナイスネイチャがいます。
「どうしてウマ娘がラーメン作りを?」「イベントにあわせた新曲、コーラスのShow You!としょうゆってなんやねん」などというツッコミも無粋なほど、今回の育成シナリオはシナリオからして楽しそう……いやブッ飛んだ内容になりそうです。
本記事ではそんな予感とともに、新シナリオ公開に先駆けて催されたメディア向け体験会でのプレイレポートをお届けします。
※記事中の画像は開発中のものであり、表記されている数値などは実際に公開されるものと異なる可能性があります。

◆ご当地ラーメンを作って、ファンに感謝を伝えたい!
「ローカルレースなどの遠方でも走るみんなに現地の雰囲気をかんじてもらいたい」というたづなから話をうかがい、ローカルレース場見学会と題して地方レースをまわっていたトレーナーやウマ娘たち。

当地で食事をすることとなった彼女らは、ラーメン好きなファインモーションを筆頭にご当地ラーメンに舌鼓を打つことになりました。その後観戦した地方レースの熱量に感化された彼らは、「ファンのみんなが笑顔になれるような恩返しをしよう」と考えるようになります。

さまざまに考えた結果、自分たちと一緒にラーメンを食べていたお客さんたちの姿を思い出し、手作りラーメンを通してファンへの感謝を伝えようと考え、学園側へと打診してみることに。
彼らの打診を受けたたづなとライトハローの2人は、その熱意をしっかり受け取り、オリジナルのラーメンイベントなどの協力をすると示します。
イベントプロデューサーとして活躍するライトハローから提示されたのは、全国のファンにとどけるラーメンイベント「ラーメン・ジャンボリー(RMJ)」。年の最後に開催されることとなった「RMJ」にあわせ、トレーナーとウマ娘は全国津々浦々あるさまざまなラーメンを研究することになります。

◆「コツ」を習得して、美味しいラーメンを作ろう!
どのラーメンを研究するかを「地域選択」し、それを作るための「コツ」を習得。イベント前に「試食会」を開催してトレーニングを強化し、より強力なウマ娘を育成していく。これが新育成シナリオの流れになります。

育成をスタートしてから3ターン目に「地域選択」の画面へ入り、特定の地域から研究先となる地域を3つ選ぶことになります。
その候補は札幌、函館、福島、新潟、中山、東京、中京、京都、阪神、小倉でジュニア級とクラシック級では5つの地域から、シニア級になると10の地域から、3つを選ぶという形です。

その後、選んだ地域に即したラーメンを作り、「試食会」を経てトレーニングの強化(バフ)が入ります。地域ごと、各級ごとに効果が違いますので、育成したいウマ娘と自身が配したサポートカードとの兼ね合いを考えつつ、選んでいきたいところです。
地域選択をするタイミングは3ターン目からジュニア級の終わりまで、クラシック級の始まりから終わりまで、シニア級の始まりから終わりまでと、合計で3回あります。逆に言えば、最初に地域を選んでしまうと1年は変更できません。
各時期と地域の強化(バフ)は、以下のようになっています。
ジュニア期(5地域から3つ選択)
札幌:スピードのトレーニング効果アップ+20%/スピードタイプのサポートカードからヒント獲得効果を1回発動
函館:スタミナのトレーニング効果アップ+20% /スタミナタイプのサポートカードからヒント獲得効果を1回発動
新潟:パワーのトレーニング効果アップ+20% /パワータイプのサポートカードからヒント獲得効果を1回発動
福島:根性のトレーニング効果アップ+20% /根性タイプのサポートカードからヒント獲得効果を1回発動
東京:賢さのトレーニング効果アップ+20% /賢さタイプからのサポートカードからヒント獲得効果を1回発動
クラシック期(5地域から3つ選択)
中山:友情ボーナス+10% /スピードタイプの編成サポートカードからヒント獲得効果を2回発動 /編成したサポートカードのタイプ4種以上ならサポートカードから追加+1人
中京:パワー・根性の友情ボーナス+50% /パワー・根性タイプの編成サポートカードからヒント獲得効果2回発動 /編成したサポートカードのタイプ4種以上ならサポートカードからパワー・根性練習に+1人
京都:スタミナ・根性の友情ボーナス+50% /スタミナ・根性タイプの編成サポートカードからヒント獲得効果2回発動 /編成したサポートカードのタイプ4種以上ならスタミナ・根性練習に+1人
阪神:スタミナ・パワーの友情ボーナス+50% /スタミナ・パワータイプの編成サポートカードからヒント獲得効果2回発動 /編成したサポートカードのタイプ4種以上ならスタミナ・パワー練習に+1人
小倉:賢さの友情ボーナス+50% /賢さタイプの編成サポートカードからヒント獲得効果2回発動 /編成したサポートカードのタイプ4種以上なら賢さ練習に+1人
シニア期(10地域から3つ選択)
札幌:スピードの友情ボーナス+50% /スピードトレーニングでスキルPtのトレーニング効果アップ+50% /編成サポートカードタイプ4種以上なら編成サポートカードからスピード練習トレーニングに+1人
函館:スタミナの友情ボーナス+60% /スタミナトレーニングでスキルPtのトレーニング効果アップ+50% /編成サポートカードタイプ4種以上なら編成サポートカードからスタミナ練習トレーニングに+1人
新潟:パワーの友情ボーナス+60% /パワートレーニングでスキルPtのトレーニング効果アップ+50% /編成サポートカードタイプ4種以上なら編成サポートカードからパワートレーニングに+1人
福島:根性の友情ボーナス+60% /根性トレーニングでスキルPtのトレーニング効果アップ+50% /編成サポートカードタイプ4種以上なら編成サポートカードから根性トレーニングに+1人
東京:賢さの友情ボーナス+60% /賢さトレーニングでスキルPtトレーニング効果アップ+50% /編成サポートカードタイプ4種以上なら編成サポートカードから+1人
中山:スピード・パワー・賢さの友情ボーナス+40% /スピード・パワー・賢さトレーニングでスキルPtのトレーニング効果アップ+50% /編成サポートカードタイプ4種以上なら編成サポートカードからスピード・スタミナ・賢さトレーニングに+1人
中京:スピード・パワー・根性の友情ボーナス+40% /スピード・パワー・根性トレーニングでスキルPt練習のトレーニング効果アップ+50% /編成サポートカードタイプ4種以上なら編成サポートカードからスピード・パワー・根性練習トレーニングに+1人
京都:スピード・スタミナ・賢さの友情ボーナス+40% /スピード・スタミナ・賢さトレーニングでスキルPtのトレーニング効果アップ+50% /編成サポートカードタイプ4種以上なら編成サポートカードからスピード・スタミナ・賢さトレーニングに+1人
阪神:スピード・スタミナ・パワーの友情ボーナス+40% /スピード・スタミナ・パワートレーニングでスキルPtのトレーニング効果アップ+50% /編成サポートカードタイプ4種以上なら編成サポートカードからスピード・スタミナ・パワートレーニングに+1人
小倉:スピード・根性・賢さの友情ボーナス+40% /スピード・根性・賢さトレーニングでスキルPtのトレーニング効果アップ+50% /編成サポートカードタイプ4種以上なら編成サポートカードからスピード・根性・賢さトレーニングに+1人

また、前述の「試食会」を開くには当然ラーメンを作らなくてはいけません。ラーメン作りには「コツ」が必要。じつは地域選択で選んだラーメンは、それぞれ「コツ」がなければ作れないようになっています。

「コツ」は麺・スープ・トッピングと3種類あり、どのコツがどれくらい必要なのかは、選んだラーメンによってすこしずつ変わっています。

「コツ」を習得するためには、習得ゲージをマックスまで貯める必要があります。写真にあるように左側に表示されており、7メモリ分を獲得するとコツを1つ獲得できます。
ゲージを貯める際のメモリ獲得量がトレーニングによって異なっていますが、これは地域選択にあわせて各コツの習得ゲージのメモリ獲得量に影響を与えているのです。
また、トレーニングコマンドに表示されているコツにあわせて習得ゲージそれぞれのメモリ獲得量に違いが生まれているため、そのトレーニングが友情トレーニングかどうか、トレーニング時に一緒にトレーニングするキャラクターが何人ついているか、そういったところでも獲得できるメモリ量に違いが生まれています。

例えば、麺のコツを多めに習得しようとした際、トレーニングコマンドに麺のマークがついているか、そのトレーニングが友情トレーニングか、そもそも地域選択で麺のコツを多めに習得できるようになっているかなどで、習得ゲージのメモリ獲得量に影響を与えている、ということになります。
7メモリ分獲得するとコツを1つ獲得できますが、溢れてしまった分(7メモリ分以上になって余ったであろうゲージ)は次ターンに持ち越すことはなく、次ターンは0メモリからタメていくことになっています。
麺・スープ・トッピングのコツをバランスよくゲットしていくなかで、いまどのコツをどれくらいゲットしたかは、別画面でしっかり確認できます。コツ3種類の所持数は最大で10個分ありますが、毎年12月後半が終了すると所持しているコツはリセットされます。

積極的に「試食会」を開いてコツを消費していかないと、古い順にコツが消失するという仕様になっています。またこの3つのコツの代用になる「隠し味の秘訣」というものがあり、こちらは専用イベントが起こることで獲得できます。

「コツ」や習得ゲージの獲得量に大きく関わってくるのが、今回シナリオリンクキャラとなっているたづなとライトハローで、とくに新サポートカード「SSR【一杯のノスタルジア】駿川たづな」は非常に強力です。
また、「トレセン軒編」において、「SSR[一杯のノスタルジア]駿川たづな」以外に新規の友人サポートやグループサポカは登場しません。今回のシナリオにあわせたシナリオリンク効果を持つ友人サポートカードやグループサポートカードは、次回シナリオの実装までは登場しないとのことです。

「地域選択」では、育成ウマ娘やサポートカードの編成を鑑みて適切に選ぶ
「コツ」を集めるには、麺・スープ・トッピングをバランスよく集め、「試食会」を積極的に行なってトレーニング強化していく
ゲームギミックとしては、この2点を意識すればかなり楽しくプレイできるかと思います。毎度のことながらこういった体験会では時間が限られていますが、ナリタトップロードで育成させてもらって最初からUSランクを育成することができました。
さて、今回はもう一枚の新サポートカード「SSR【その執念は怒涛が如く】メイショウドトウ」も使わせてもらいました。
中距離~長距離かつ汎用性の高いスキルを15個も持っており、金スキルも選択式とはいえ4つ(!)のうちから2つ選ぶという贅沢ぶり。この半年ほどで新たに登場してきたスタミナサポートカードにも引けを取らないくらいにステータスをあげていきます。
今回の体験会で驚かされたのは、ゲームギミックや新サポートカードとなった駿川たづなだけでなく、この新スタミナカードでした。これ以上の詳細は避けますが、このカードも人によっては必須レベルではないでしょうか。

◆あらゆる箇所で手を抜かないのは、まさに職人気質そのものだ
「ラーメンでファンに恩返しを!」
この言葉を合言葉に、ファインモーション、ナリタトップロード、メイショウドトウ、ナイスネイチャ、カルストンライトオの5人が集まり、さまざまな趣向を凝らしたラーメンを生み出していくのが本シナリオのストーリーになっています。
5人個々の性格や嗜好性がつまっているのですが、筆者はシナリオリンクキャラのナリタトップロードで楽しませてもらいました。
ラーメン好きな一面とファンへの感謝とをシームレスに繋いで考えるファインモーションを、その隣でうまく熱量を汲み取って「やってみよう!」と返したのが、ほかでもないナリタトップロードです。彼女はとある地方へと足を運び、ラーメン作りで悩むわけですが、その真剣な眼差しに彼女らしさがあふれているように感じました。
また、10の地方・都市にちなんだ"ご当地ラーメン"が選ばれているのですが、札幌と函館、おなじ北海道でも味噌味と塩味で違いのある2つのラーメンはもとより、京都は背脂ねぎラーメン、小倉は福岡県らしい豚骨ラーメンが登場しています。
東京都からは、東京と中山、おなじ都市でも別々のラーメンが取り上げられており、脂を使った濃い味付けともやしを大量に使った"あのラーメン"もでてきます。
「試食会」では実際に出来上がったラーメンが描かれているのですが、それぞれの特徴をよく掴んでいて、まじまじと見ていると「ラーメン、食べてぇ」と思わずにはいられなくなります。
それもそのはずで、今回のシナリオでは日本最大級のラーメン情報メディア「ラーメンWalker」が監修を務めており、ラーメンそれぞれのビジュアルや作り方まで本物志向です。

ラーメンごとに使っているトッピングが違うのも当然ですが、麺の太さや縮れ方の違いまでバッチリと再現しています。ラーメン屋に入っておもわず『ウマ娘』をプレイしてしまうトレーナーもいるかと思いますが、「ウマ娘もラーメン、自分もラーメン」が本当にできてしまいそうです。
今回のようなコミカルさに振ったストーリーラインでも、もちろん手を抜かない・妥協をしない。職人気質で細部にまでこだわった本シナリオの内容や演出は、まさにラーメン屋の一杯にも共振するよう。見るもの・プレイするものを笑顔にしてくれることでしょう。

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