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米国の十代の若者の85%がビデオゲームをプレイし、72%は他人と一緒の時間を過ごすためにゲームを遊ぶ―ティーンエイジャーとゲームの関係について、米研究所調査

米国の10代のビデオゲームのプレイ実態について、詳細な調査レポートを米ピュー研究所が発表しました。

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Miguel Villagran/Getty Images News/Getty Images Europe
  • Miguel Villagran/Getty Images News/Getty Images Europe

2024年5月9日、米ピュー研究所は米国ティーンエイジャーとビデオゲームの関係についてまとめた調査結果を公開しました。

米国の10代の若者の85%がビデオゲームをプレイ。自分をゲーマーだと認識しているのは10人に4人

2023年9月から10月にかけて実施された同調査によると、米国の10代の若者の85%がビデオゲームをプレイしており、「まったくプレイしない」と答えたのは15%でした。また、「自分をゲーマーだ」と認識しているのは40%で、残りの45%は「ゲームは遊ぶが、自分をゲーマーだとは思っていない」という結果が出ています。

男女別にみると、米国の10代男子の97%がビデオゲームをプレイしているのに対し、10代女子では73%、ささらに「自分がゲーマーだ」と認識しているのは男子では62%ですが、女子では17%と大きく差が開いています。

また、「米国の10代の若者はどれくらいの頻度でビデオゲームをプレイするか」という質問については、約41%が1日に1回以上ゲームをプレイ、そのうちの23%は1日に数回プレイすると回答しています。こちらも男女別にみると1日に1回以上ゲームをプレイするのは米国の10代男子の61%、10代女子では22%となっており、こちらも大きく差があります。また、「自分がゲーマーだ」と認識している人の中で1日に1回以上ゲームをプレイするのは71%、それ以外の人では30%という調査結果が示されています。

米国10代が遊ぶハードはコンソール・スマートフォン強し

米国の10代の若者がどういったデバイスでゲームをプレイするか……という質問に対しては、プレイステーション・スイッチ・Xboxなどのコンソール機が73%、スマートフォンが70%、デスクトップ/ノートPCが49%、タブレットPCが33%、VRヘッドセットが24%となっており、コンソールとスマートフォンが強いことがわかります。また、76%が「複数のデバイスでゲームを遊んでいる」と回答しており、どれか1つのハードではなく複数ハードを並立して遊んでいるようです。

米国の10代の若者たちはビデオゲームを通じて他人と交流する割合高し

今回の調査では、米国の10代のビデオゲームプレイヤーの89%が直接、あるいはオンラインで他の人と一緒にゲームをプレイしていると述べています。さらにその約半数である47%のプレイヤーが、ビデオゲームがきっかけでオンラインで友達になったことがあると報告しています。

また、米国の10代の若者がゲームを遊ぶ主な理由は「楽しみやエンターテインメントのため」(87%)ですが、それ以外にも72%が「他の人と一緒に時間を過ごすため」、66%が「他人と競争するため」と答えています。このことから、米国の若者の間ではゲームがコミュニケーションツールとしても成立していることがわかります。

ゲームは睡眠時間を奪うが役に立つ

ビデオゲームをプレイする米国10代の56%は、ビデオゲームが問題解決スキルとして役に立つと答えています。その内訳としては47%が友人関係に役立った、41%が他の人と協力するために役に立った、32%はメンタルヘルスの改善に役に立った……と回答しています。なお、問題解決スキルの何ら化に害をもたらしたと答えたのは全体のわずか7%でした。

しかしながら、41%は「睡眠時間を妨げられた」と答えており、ゲームは睡眠時間を奪うものとして認識されていることがわかります。それでもビデオゲームをプレイする10代の若者の60%はメンタルヘルスに、72%は学校の成績に何の影響もないと答えており、ビデオゲームをプレイすることが学業には大きな影響を与えていないと考えているようです。

オンラインでもやはりいじめや暴力も

ゲームをプレイするのは良いことばかりではなく、やはりいじめや暴力を受けた10代少年も多いようです。今回の調査によれば41%が「不快な名前で呼ばれたことがある」、12%が「身体的脅迫を受けたことがある」、8%が「望まない性的な内容を送られたことがある」といったハラスメントを受けたことがあると回答しています。これらのいじめ・暴力については暴力的なビデオゲームが影響を与えているのではないか?と長年にわたって議論されていますが、今回の調査ではビデオゲームをプレイする米国10代の56%が「プレイするゲームの一部に暴力が含まれる」と回答しています。自分がゲーマーだと認識している若者の場合、同回答を選択したのは73%ですが、そうでない若者については同回答は40%にとどまっています。

その他、この調査では「米国10代ゲーマーの間ではDiscordとTwitchの使用率が高い」「『ビデオゲームを遊ぶ時間を減らしているか』という質問に対しては38%がYes、61%がNoと答えており、この調査結果は10代の若者がソーシャルメディアやスマートフォンの利用時間を減らしているかどうかという調査結果とほぼ同等」など、多くの興味深い調査結果が示されています。興味を持たれた方は、是非とも原文をご覧ください。



また、弊誌では学術的な調査ではありませんが、先日小学生のゲームライフを直撃したインタビュー記事を掲載しています。こちらの記事と今回の調査を併せて見てみるのも面白いかもしれません。


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※UPDATE(2024/5/13 16:35):本文中、「望まない性的な内容を送られたことがある」->「望まない性的な内容を送ったことがある」と誤訳していました。お詫び申し上げます。

《ずんこ。》
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