発表当初から大きな注目を集め、続報が公開されるたびにSNSを賑わせてきた『ほの暮しの庭』。その発売日となる2026年7月30日が、いよいよ近づいてきました。
これまでにも様々な情報が公開されてきましたが、「結局どんな手触りのゲームなのか」「ホラー要素と生活シミュレーションはどの程度両立しているのか」といった、作品の核心に触れる部分が気になっている人も多いことでしょう。

そんな折、『ほの暮しの庭』の試遊会に参加することができ、本作の特徴や魅力を実際に味わってきました。また、開発陣へのインタビューを通じて、作品のコンセプトや広報戦略についても話を伺っています。話題作の発売に向け、プレイ体験と開発秘話を併せてご覧ください。
なお、試遊時間に限りがあったため、ゲーム進行度の異なる複数のセーブデータが用意されていました。そのため、最序盤では開放されていない要素にも触れているほか、各要素への言及は今回プレイした範囲内のものとなります。また、今回プレイしたのはスイッチ2版です。
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■畑仕事から始まる、想像以上に本格的な田舎暮らし

『ほの暮しの庭』のジャンルは「生活シミュレーション」です。そして実際に遊んでみると、その肩書きに相応しいゲーム性が設けられていました。
ゲームの導入では、まず畑を作るためのチュートリアルから始まります。プレイヤーはオノやツルハシ、クワといった農具を手渡され、木を伐採し、岩を砕き、土を耕していきます。
対象に応じて農具を使い分けながら作業を進めると、小規模ながら立派な畑が完成。派手な演出で始まるわけではありませんが、「この村で生活していく」という作品の方向性が、自然と理解しやすい導入です。

操作性も分かりやすくまとまっており、ZRボタンを押すと農具選択用のサークルメニューが表示され、使いたい道具を選んだ後、Yボタンで使用します。
また、Lボタンと左スティックで平行移動が可能で、向きを変えずに作業できます。畑を耕したり、水やりをしたりといった場面では特に便利で、プレイ時間が長くなるほどありがたみを実感できそうです。
ちなみに、作中ではリアルタイムで時間が進行します。体感による計測なのでおおまかな目安程度ですが、現実世界で13~14秒ほど経過すると、ゲーム内では時間が15分経過します。

のんびりしていても時間が過ぎていくため、「今日は農業に集中する」「今は村を歩き回るか」といった形で、一日の過ごし方をある程度考える必要があります。
とはいえ、今回遊んだ範囲では、時間に追われるような窮屈さは感じませんでした。効率重視で行動することもできますし、景色を眺めながらのんびり散歩することもできます。生活シミュレーションとしての自由度と気軽さのバランスは、かなり丁寧に作り込まれている印象を受けました。
■農業だけじゃない。生活シミュレーション部分の充実ぶりに驚かされる

『ほの暮しの庭』はホラーゲームとしての側面を語られることが多い作品ですが、実際に触れてみて驚いたのは、生活シミュレーション部分の作り込みでした。
農業だけでなく、家具や壁紙、床材などを作るDIY、新たな建物の建築、牛・豚・鶏などの飼育、リキュールや出汁を作る醸造、山中での狩猟、川での釣り、さらには釣った魚を管理する生け簀まで用意されています。

農業についても、畑だけに留まらず、田んぼを作って稲作を行うこともできました。また、アヒルや羊の飼育も可能のようです。『ほの暮しの庭』は、一般的な同ジャンル作品と比べても決して見劣りせず、むしろ充実した内容になっていると感じました。
もちろん、村人との交流要素も用意されています。住民との関係を深めれば好感度が上昇し、様々なイベントも発生します。生活シミュレーションの醍醐味である「村の人々との暮らし」もしっかり楽しめそうです。

また、こうした要素を支えるシステム面も充実しています。特に便利だったのが「メモ機能」です。欲しいアイテムや建築計画などをプレイヤー自身でリスト化できるため、「何をしようとしていたのか忘れてしまった」という状況を未然に防げます。やれることが多いゲームだからこそ、この機能のありがたみは大きいでしょう。
そして、本作にはスキルツリーが用意されており、手に入れたスキルが日々の生活を助けてくれます。DIYの選択肢を増やす「作り方」の習得をはじめ、売却価格が上昇するもの、村人と仲良くなりやすくなるものなど、スキルの内容は多種多様です。どのスキルを優先して習得するかによって、プレイヤーごとの生活スタイルにも違いが生まれそうでした。

さらに主人公の見た目も変更可能なので、生活スタイルのみならず、自分らしい主人公像も作り上げられます。『ほの暮しの庭』で過ごす日々を、より自分好みの形で楽しめそうです。












