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「日本ファルコムの転換点」イース、軌跡シリーズなど名作を生んだ日本ファルコムが見据える次の“アジア市場”【読者プレゼントあり】

日本ファルコムのアジアでの人気の高さが感じられた「台北ゲームショウ2024」だった。

ゲーム イベント
日本ファルコム代表取締役の近藤季洋氏によるサイン会の様子
  • 日本ファルコム代表取締役の近藤季洋氏によるサイン会の様子
  • クラウディッドレパードエンタテインメントのブース【台北ゲームショウ2024】
  • 日本ファルコム代表取締役の近藤季洋氏
  • 「日本ファルコムの転換点」イース、軌跡シリーズなど名作を生んだ日本ファルコムが見据える次の“アジア市場”【読者プレゼントあり】
  • クラウディッドレパードエンタテインメントのブース【台北ゲームショウ2024】
  • クラウディッドレパードエンタテインメントのブース【台北ゲームショウ2024】
  • 日本ファルコム代表取締役の近藤季洋氏が登壇したステージ
  • 日本ファルコム代表取締役の近藤季洋氏

昨年、シリーズ35周年を記念して9月28日に発売されたアクションRPG『イースX -NORDICS-』(PS4/PS5/ニンテンドースイッチ)。日本ファルコムがてがけるロングヒットアクションRPG『イース』シリーズの主人公である冒険家アドルが、大小無数の島々が存在する北の海「オベリア湾」を舞台に冒険を繰り広げます。日本だけでなくアジアでも同時発売され、発売初週セールチャートでは、韓国と台湾で首位を獲得したことが話題になりました。

日本ファルコム代表取締役社長の近藤季洋氏によれば、発売初週の売り上げは日本よりもアジアのほうが良かったとのこと。同社はおよそ10年前からアジア展開を始めており、現在はクラウディッドレパードエンタテインメントが日本ファルコム作品のグローバルパブリッシングを担当しています。1月25日~28日まで台湾で開催された「台北ゲームショウ2024」では、クラウディッドレパードエンタテインメントのブースで『イースX -NORDICS-』と『イース セルセタの樹海:改』、『英雄伝説 黎の軌跡 for Nintendo Switch』の試遊台、オリジナルグッズ販売が展開されていました。


さらに、近藤季洋氏による2024年発売予定の新作『英雄伝説 界の軌跡 -Farewell, O Zemuria-』最新情報が公開されるステージ、メディア向けの合同インタビューも実施。10年前は国内での販売だけで十分だと考えていた日本ファルコム、今回「台北ゲームショウがアジアに展開していくきっかけになった」と語る近藤季洋氏の真意に迫りました。

新入社員の半分が中国人!「台北ゲームショウ」を機に日本ファルコムはどう変わった?

日本ファルコム代表取締役社長の近藤季洋氏

10年前の日本ファルコムは社員の9割が製作陣で、誰もがゲーム開発に夢中なるあまり、販売することが後回しになってしまう面があったと振り返った近藤季洋氏。ゲームは国内販売で十分だと考えており、PC版のパッケージ販売を中華圏でもやっていたものの、実際に現地を訪れたことはなかったそう。しかし、今から10年前に当時ソニー・コンピュータエンタテインメントに在籍していた陳云云氏(現クラウディッドレパードエンタテインメント代表取締役の)に誘われて台湾を訪れた際、思った以上に日本ファルコムの作品が現地に受け入れられていたのを感じ取ったと語ります。

特に「台北ゲームショウ」では台湾のゲームユーザーの熱量の高さに衝撃を受けた様子。「アジアに展開していくきっかけになったゲームショウ。新型コロナウイルス感染症が流行って日本から出られなかった間も、次に台北ゲームショウ行けるのはいつかな?と常に頭にあった」と明かしました。

10年前、陳云云氏に『英雄伝説 閃の軌跡』アジア版を日本と同時発売したいと請われた際も、ゲームシステム自体を一新していたこともあって、締め切りを考えると非常に厳しかったそうです。それこそ、日本ファルコムの創業者の方に呼ばれて「無理しなくていいんだぞ」と労われたと言います。

「それでも間に合わせたいと思わせてくれたのが台北ゲームショウで感じた熱気でした。やると決めていたので、どうしたら締め切りに間に合うのかを考えました。日本ファルコムの歴史の中で、グラフィックも初めてアウトソーシングしたんですよ。そういう風穴を開けたところにも台北ゲームショウが絡んでいました」(近藤季洋氏)

今回、7年ぶりに台湾を訪れて販売店を回るなかで、改めて台湾のゲームユーザーの熱量の高さを感じ「台湾に来るとエネルギッシュさが感じられました。台湾に来るたびに明日から頑張ろうという気にさせてもらえる」と、イベントへの想いを述べています。

近藤季洋氏は10年前と比べて日本ファルコムの変化を強く感じ取っていることも話しました。例えば、3年前の新入社員は、半分以上が中華圏の方だったとのこと。

「ここから先、日本ファルコムが10年前の状況に戻るということはありません。これからはアジアも視野に入れてコンテンツを作っていく。最新作の『英雄伝説 黎の軌跡』や2024年発売予定の『英雄伝説 界の軌跡』も、ゼムリア大陸の中でもアジアの雰囲気を感じられる場所が舞台なので、本当に良いタイミングだなと感じています」(近藤季洋氏)

新作『英雄伝説界の軌跡』への期待!シリーズはついにクライマックへ!?

『英雄伝説 軌跡』シリーズは、2004年に発表された『英雄伝説VI 空の軌跡』から始まり、これまでに『英雄伝説 空の軌跡』、『英雄伝説 零 の軌跡』、『英雄伝説 碧の軌跡』、『英雄伝説 閃の軌跡』、『英雄伝説 創の軌跡』 、『英雄伝説 黎の軌跡』 とコンシューマ向けに6作品12タイトルが発売されています。「台北ゲームショウ2024」の日本ファルコムとクラウディッドレパードエンタテインメントの合同ステージイベントでは、近藤季洋氏が2024年発売予定の『英雄伝説 界の軌跡』の最新情報を明かしてくれました。

まずは気になる『英雄伝説 界の軌跡』の位置付けについて、共和国をメインの舞台とするのは『英雄伝説 黎の軌跡』の延長上ですが、軌跡シリーズ全体としてのクライマックスが始まっていきます。これまでのシリーズの懐かしいキャラが登場するだけでなく、全くの新キャラも登場予定ですし、これまではあまり描かれていなかったキャラもしっかり描かれていきます。

英雄伝説 界の軌跡』をプレイし終わった時点で、シリーズ全体のおよそ90%が終わる見込みで、それだけ今作で多くが語られることになるため、近藤季洋氏は「共和国編は一度締めようと思います」と伝えました。

一方で、長い歴史がある軌跡シリーズだけに、新規ユーザーにとってはどのタイトルから参入したらいいのか迷う一面があります。そこに、朗報が伝えられました。

「20年以上の歴史があるので、我々からも軌跡シリーズはこのタイトルから始めるのがオススメですというエントリーモデル的なシリーズタイトルを用意したいと考えています。もっと大きい視野で言うなら、RPGのエントリーモデルとしたい。20周年のうちにタイトルを発表したいと思っていいます」(近藤季洋氏)

ステージイベント終了後には、近藤季洋氏によるサイン会も開催され、長蛇の列に。合同インタビューでは、台湾のニュースメディアのライターも多くいましたが、『イース』シリーズ含めて歴代ナンバリング作品をプレイしている熱烈なファンが多い印象を受けました。これからの日本ファルコムのアジア展開は、さらに飛躍していくのかもしれません。

ブースでは様々なノベルティーを配布していた【台北ゲームショウ2024】

◆インサイドより読者プレゼントのご案内

インサイドの読者に向けて、近藤季洋氏のサインが入った『黎の軌跡』クリアポスターを2名様にプレゼントします。本クリアポスターは、「物語」シリーズのカバーイラストなどを手掛けるイラストレーター・VOFAN氏描き下ろしの会場販売グッズです。

応募方法は、インサイド公式X(旧Twitter)をフォローして本記事の投稿をRTするだけ。期間は2024年2月21日まで。ぜひ、お気軽にご参加ください。

※抽選の結果はDMにて当選者のみにご連絡いたします。必ずインサイド公式アカウントからのDMが受信できる状態にしてご応募ください。


※UPDATE:アジア展開の記述と一部タイトル名に誤りがあったため該当部分を修正しました。


英雄伝説 黎の軌跡 for Nintendo Switch 【メーカー特典あり】
¥4,855
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《乃木章》

現場に足を運びたい 乃木章

フリーランスのライター・カメラマン。アニメ・ゲームを中心に、親和性のあるコスプレやロリータ・ファッションまで取材。主に中国市場を中心に取り上げています。

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