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“過ち”とまで言われた凶悪カードの強さとは?『遊戯王OCG』で最速禁止指定を受けた「EMモンキーボード」が制限復帰!

『遊戯王OCG』で7月1日から制限カードに復帰する「EMモンキーボード」を解説!

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“過ち”とまで言われた凶悪カードの強さとは?『遊戯王OCG』で最速禁止指定を受けた「EMモンキーボード」が制限復帰!
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コナミは、カードゲーム『遊戯王OCG』における7月1日からの新しいリミットレギュレーションを公開。2022年に登場し環境で大活躍した「クシャトリラ・フェンリル」や、すでに禁止カードの経験がある「デビル・フランケン」など、新旧4種のカードが禁止となりました。

また『マスターデュエル』でも活躍している「斬機サーキュラー」が制限カードになるなど、紙環境と縁の無い人にも興味深い改訂になっています。

しかし、その中でも見逃せないのが「EM(エンタメイト)モンキーボード」の制限復帰です。当時を知るプレイヤーなら、誰もが遠い目をするだろうこのカード。その強さについて、今回は解説したいと思います。

◆これ一枚でペンデュラム召喚が確定する最強の潤滑油

コナミの“過ち”が制限復帰……!

ペンデュラム効果
「EMモンキーボード」の2のP効果は1ターンに1度しか使用できない。1:もう片方の自分のPゾーンに「EM」カードが存在しない場合、このカードのPスケールは4になる。2:このカードを発動したターンの自分メインフェイズに発動できる。デッキからレベル4以下の「EM」モンスター1体を手札に加える。

モンスター効果
2:このカードを手札から捨てて発動できる。手札の「EM」モンスターまたは「オッドアイズ」モンスター1体を相手に見せる。このターン、そのモンスター及び自分の手札の同名モンスターのレベルを1つ下げる。

「EMモンキーボード」は、2015年10月17日発売の「ブレイカーズ・オブ・シャドウ」に収録された「EM」テーマのカードです。その強さの要因はペンデュラム効果にあります。

ちなみにこっちでモンキーボードをサーチしてくることもできます

サーチカードは時代を問わず強力ですが、モンキーボードはレベルが違いました。何しろ、このサーチで「EMドクロバット・ジョーカー」などを持ってこれば、すぐにレベル2~7のモンスターをペンデュラム召喚できるのです。

◆モンキーボードを組み込んだ「EMem」

今の時代では、さほど強いと思われないかもしれません。が、このモンキーボードの発売時、遊戯王では旧ルールである「マスタールール3」が採用されていました。

現行ルールといろいろな違いはありますが、一番異なるのはペンデュラム召喚の仕様です。このときエクストラデッキにいるペンデュラムモンスターは、手札と同じように制限なく展開できたのです。

そのためペンデュラム召喚の強さは今とは段違いでした。一枚でペンデュラム召喚まで持って行けるモンキーボードの強さもわかるでしょう。

とはいえ、安定しているだけで勝てるほど環境は甘くありません。、そのときの「EM」は「エンタメイジ(Em)」とタッグを組み、「EMem」として環境で活躍していました。

この「EM」と「Em」は、どちらも当時放送中だったアニメ「遊☆戯☆王ARC-V」の主要キャラクターが扱うテーマでした。特に「EM」はアニメの主人公である「榊遊矢」が使ったテーマであり、優秀なカードも多かったのです。

なんでリクルート効果持ちにターン縛りがねぇんだよ

「EMem」の中でも、特に凶悪だったのが「Emヒグルミ」です。こちらは破壊されると、手札・デッキから「Em」モンスター1体を特殊召喚できます。

これだけでも十分強いのですが、まったく理解できないことにこの破壊時の効果には1ターンに1度縛りがないのです。しかもモンスター効果ながら、ペンデュラムゾーンで破壊された時にも発動できるため、一切の誇張表現なしに割れば割るほどアドが増える打ち出の小槌でした。

◆「No.16 色の支配者ショック・ルーラー」など、ランク4をひたすら連打する「EMem」

「EMem」におけるエクストラデッキのやべー奴多分筆頭

つまり「EMem」は多数の良質なカードと1枚の化け物カードを有した状態で、今度は安定感のある壊れカードまで手にしたのです。ちなみにペンデュラム効果が注目されすぎて、モンスター効果の方は「壁のシミ」だの「隠された真の効果」だのと揶揄されました。

そんな「EMem」の戦術は割とシンプルです。まずモンキーボードやヒグルミで盤面を整えてからペンデュラム召喚。「EMペンデュラム・マジシャン」などのモンスターを並べ、ランク4エクシーズを連打する、というものでした。

特に驚異的だったのが「No.16 色の支配者ショック・ルーラー」。こちらは相手ターン終了時まで、宣言した種類のカードを発動できなくする効果を持ちます。一見自分も制約を受けそうですが、こちらの展開が終わった後に使うと、デメリットを相手だけに押しつけられました。

ソリティアデッキの親友
この辺りのカードが汎用で使える辺りランク4の優遇っぷりがわかる

その他にも、ランク4には「ラヴァルバル・チェイン」「鳥銃士カステル」「フレシアの蟲惑魔」などの強力モンスターが数多くおり、対応力にも優れていました。

◆遊戯王の歴史でも類を見ない1強体制

もちろんこいつらも大概なのですが「EMem」時代に比べると……

これらカードによって「EMem」は、他のデッキを完全に引き離し環境に君臨します。この1強体制は尋常ではなく、個人的には遊戯王史上最悪と思っています。

もちろん一時期のティアラメンツなども、相当の強さだとは感じます。ですが「EMem」に関しては「ミラーマッチでなければ勝って当然」と言われるほど圧倒的でした。これほど恐れられたのは、戦い方が先行制圧型、いわゆる「相手に何もさせずに勝つ」というタイプだったのも大きいと思います。

当然、こんなデッキが許されるわけがありません。まず2016年1月1日の制限改定で「Emヒグルミ」「Emダメージ・ジャグラー」「No.16 色の支配者ショック・ルーラー」が禁止カードに指定。「Em」のメインパーツを失い「EMem」は崩壊します。

が、モンキーボードはすぐに「EM竜剣士」のキーカードとして活躍。結局、発売してから約半年後の2016年4月1日に禁止カードとなりました。

使用できた期間はわずか167日禁止までの時間は遊戯王最速タイ記録となります。あまりの速度で禁止行きになったため、当時の遊戯王プレイヤーたちは、モンキーボードも出ていた「遊☆戯☆王ARC-V」のEDに引っかけ「過ち」などと呼ぶようになりました。

ちなみに、167日で禁止指定を受けたもう1枚のカードが「Emヒグルミ」です。つまり「EMem」は遊戯王史上最速で禁止行きになったカード2枚を使いこなしていたのでした。そりゃ過ちだわな。

◆ペンデュラム召喚の弱体化はあれど、その強さは未知数

「ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム」と共存できる環境で、モンキーボードはどうなる?

そんなモンキーボードですが、その後ペンデュラム召喚のルール改変や環境のインフレなどもあり相対的には弱体化。なので、復帰がまったく予想できなかったか?といえば嘘になります。

しかし「EMem」の全盛期を見た人間からすると、モンキーボードが制限復帰できる環境というのが、そもそも受け入れがたいのですよね……。ここら辺は当時の遊戯王プレイヤーならばわかって貰えると思います。

一番の就職先は、もちろん自身の所属する「EM」テーマでしょう。一方「EM」テーマのカードも入る「魔術師」デッキでは、意外に噛み合いが悪く採用されるか微妙なようです。マジかよ……。

それとモンキーボード現役時から比較したプラス要素として、ペンデュラムテーマのメインエンジンである「ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム」と共存できる点も見逃せません。

実は、海外環境だとモンキーボードは1年前に制限カードに復帰しています。が、代わりに「ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム」が禁止となっています。

しかし、日本では制限カードで使用可能。この2枚を手に入れたペンデュラムテーマが、果たして環境にどのような影響を与えるのか。「遊☆戯☆王ARC-V」のOP風に言うと“期待と不安の未来が今動き出す”といったところです。若干不安の方が大きいのですが……。


《鈴木伊玖馬》

ゲームと乗り物の記事を書いてる 鈴木伊玖馬

名古屋県生まれ。幼少期に『スターフォックス64』でゲームにハマり、学生時代に『CoD:MW』でFPSにハマり、そのままゲームから卒業できず今に至る。ここ数年でRPGにも手を出し、最近『ドラクエ6』をクリアした。中日ファン、犬派、後ゲームはオフラインでやるタイプ。デカい航空機にはロマンを感じる。

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