2021年9月30日(木)に発売された『メルブラ』シリーズ最新作『MELTY BLOOD: TYPE LUMINA』(以下、本作)。
今回から『月姫 -A piece of blue glass moon-』(リメイク版『月姫』)の世界観へと変更し、シリーズらしい空中コンボをボタン連打で可能にする「ラピッドビート」が実装されるなど、従来ファンから格闘ゲーム初心者まで遊びやすい作品となっています。
そんな本作において、今冬から来春(2022年春)にかけ、新たなキャラクター4名がDLCで追加されるという発表がありました。そこで本稿では、「参戦するかもしれない」or「参戦してほしい」キャラクターを、ガチとネタの両面から大予想!
なお、あくまで予想であり公式の見解ではありません。また核心的な内容には触れませんが、一部リメイク版『月姫』のネタバレに触れる箇所がありますのでご注意ください。

◆ガチで登場しそうなキャラ4選!やはりリメイク版『月姫』で登場したキャラクターが中心か
まずは本気で考えたパターンから。「シオン・エルトナム・アトラシア」や「ワラキアの夜」といったシリーズの定番、顔とも言えるキャラクターがストーリーの都合で登場できないと言及されているため、リメイク版『月姫』で既に活躍しているキャラクターが中心になるはずです。
1キャラクター目は「完全武装シエル」。過去作で登場した同名のキャラクターや『Re・ACT』で第七聖典装備シエルとして登場した際には、杭打機(※パイルバンカー)を装備していました。

しかしリメイク版『月姫』では、“対吸血鬼用武装運搬車両”として、杭打機だけではなく既に参戦しているシエルがラストアークで見せてくれる大剣や弓をはじめ、銃や鎧といった多彩な武装が見られました。
こちらのシエルもプレイしてみたいところですし、もし参戦した場合は志貴やノエル、暴走アルクェイドといった関係の深いキャラクターとの掛け合いも期待出来るのではないでしょうか。


2キャラクター目に挙げるのは、「若返ったノエル」です。彼女は既に参戦しているノエルの別状態。ある理由から幼い頃の姿に戻ってしまうのですが、こちらのノエルも格闘ゲームで動かしてみたいですよね。

過去作でも「吸血鬼シオン」のように同一人物でも違った個性のキャラクターとしてプレイアブル化することはありましたし、本作でも「アルクェイド」と「暴走アルクェイド」のように同一人物の別バージョンは既に存在しています。

なので、このキャラクターも有力候補になり得るハズ。どうしてノエルが若返ってしまうのかは、リメイク版『月姫』をプレイして確かめてみましょう。

ガチ予想3人目は、忘れてはならない「蒼崎青子」。リメイク版『月姫』でも物語冒頭で主人公・「遠野志貴」と語らっていましたね。彼女は『魔法使いの夜』という別作品の主人公兼ヒロインでもありました。

TYPE-MOONの世界では特に貴重とされる魔法の使い手でもあり、戦闘力についても折り紙付き。過去作ではプレイアブルキャラクターのひとりでもあったので、参戦を期待している過去作ファンは多いはずです。

最後にピックアップするのは、『空の境界』に登場した「両儀式」となります。『月姫』のキャラクターではないですし、リメイク版『月姫』に登場した訳でもないのですが、PS2版『MELTY BLOOD Actress Again』で既にシリーズに参戦しているキャラクターなのです。

シリーズへのゲストキャラクターとしては、今回参戦した『Fate』シリーズのセイバーよりも先となります。もし参戦するならば、当初はセイバーより先に彼女が来ると考えていた人もいるのではないでしょうか。

もしこの予想が実現した暁には、本作でも遠野志貴と“直死の魔眼”の使い手対決や、掛け合いがあることに期待したいところ。

この他にも、ある理由から協力しあっている状態の志貴&ロア、耐熱ドレスを纏ったアルクェイド、弓塚さつき、乾有彦なども考えられるかもしれません。また、マーリオゥ・ジャッロ・ベスティーノ、阿良句寧子、斎木業人あたりのリメイク版『月姫』から登場した面々も期待できる……かも!?

◆実現したら凄い?予想のつかないネタ方面な参戦予想
ネタ枠は予想がつかない部分が大きすぎるので、希望も含めつつ「あったらいいな」で推測していきます。
1キャラ目は本作と同じフランスパンが開発したオリジナルの対戦格闘ゲーム『UNDER NIGHT IN-BIRTH(UNI)』より、「エルトナム」です。彼女は元々『メルブラ』のシオンが『UNI』にゲスト参戦した体のキャラクターなので、シオンは出せずとも彼女を逆輸入できないかと考えました。

彼女はシオンによく似た誰かという位置づけではあったのですが、存在自体がメタネタと楽屋ネタの宝庫! アーケードモードのエンディングでは、謎のお化けきのこ(※奈須きのこ氏の自画像で用いられるアレ)を鷲掴みにして、創造主の束縛から逃れたなどと発言していたことも印象深いです。

後に本当のシオンが参戦した際にちょっと困ったことになるかもしれませんし、悪ノリが過ぎるので本心では無いとは思っていますが、それでも久しぶりの新作でエルトナム(シオン)が見られたら嬉しいことは間違いありません。


続いて2キャラ目はネコアルク&シエル先生。「おしえて!シエル先生」がリメイク版『月姫』でも存在していましたし、ネコアルク単体なら過去作でプレイアブルキャラクターだったことを踏まえての選出です。ネタ枠にしては現実的な選択ではないでしょうか。

問題は翡翠&琥珀のように2人で1キャラクターになるのか、別々のキャラクターになるのか。ネコアルクは過去作に参戦していたので想像がつきますが、シエル先生がどんな戦闘スタイルになるのか気になります。

そして最後は「メカヒスイ」。遠野家のメイドである「翡翠」を模して作られたロボットというキャラクターなのですが、彼女が過去作で扱っていた武器が注目ポイント。なんとセガ公認で『ファンタシースター・オンライン』シリーズの武器を使用していたのです。
本作の制作・販売元であるディライトワークスは、『Fate/Grand Order Arcade』にてセガと関わっていますし、その縁でメカヒスイが再登場した際には武器が『ファンタシースターオンライン2』や『PSO2 ニュージェネシス』のものにアップデートされるかもしれません。

この他には、有間都古のラストアークに登場する背中に“七ツ夜”と記されたパンダ。このキャラクターのセリフが過去作に登場した七夜志貴のものであるため、彼本人の参戦も期待したいところ。


また、セイバーが出たことから『Fate/stay night』の主人公である衛宮士郎の参戦もあったら嬉しいですよね。アルクェイドとセイバーの夢の共演に胸を躍らせた人が多かったように、格闘ゲームで遠野志貴と衛宮士郎が並び立つ姿も見てみたいものです。

今後の参戦キャラクター予測ということで何人かピックアップしてみましたが、本気で考えてみるとどのキャラクターもあり得るのではないかと思えてきて、キリがなくなってしまいますね。
本稿でピックアップしたキャラクターが本当に参戦するのか、はたまたしないのかはわかりませんが、まずは今冬配信予定の1キャラクター目の発表を楽しみに待ちましょう!