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これが現代の自由研究!小学生の力作ゲームが集結した第1回「プログラミングスタジアム」表彰式の模様をレポート

日本神話をモチーフにした大作ゲームが大賞に!

任天堂 Nintendo Switch
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これが現代の自由研究!小学生の力作ゲームが集結した第1回「プログラミングスタジアム」表彰式の模様をレポート
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10月3日、小学生向けの参加型プログラミング体験番組「プログラミングスタジアム」(以下、「プロスタ」)の表彰式が開催され、多数の応募作品から評価を受けた作品が表彰されました。本記事ではオンラインで行われたイベントの模様をレポートします。

第1回プログラミングスタジアム(プロスタ)とは

株式会社JTBコミュニケーションデザインと株式会社イード、株式会社JCGが協働して開催する小学生を対象にゲームを使ったプログラミングをテーマにした参加型番組です。

第1回目となる今回はニンテンドースイッチ向けソフト「ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング(はじプロ)」、またはビジュアルプログラミング言語「Scratch」を使って制作された作品が募集されました。

【イベント概要】
◆作品募集概要
・課題:「日本」「旅行」「観光」をキーワードに、指定のソフトを使用したプログラミング作品を制作すること
・指定ソフト:「ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング」または「Scratch」
・参加対象:応募時点で全国いずれかの小学校に在籍していること

◆評価基準
4人の審査員が、下記要素を考慮しながら応募作品を評価します。
・着眼点、発想力:アイデアや新しい魅力に注目できているか?
・技術点:ソフトの特性を理解して完成度の高い作品ができているか?
・客観性:見る人を意識した面白い、楽しい、ためになる作品か?
・プレゼン:実感のこもった熱のあるプレゼンや回答ができているか?

◆審査員
株式会社イード メディア事業本部 ゲーム事業部 矢尾新之介
東京学芸大こども未来研究所学術フェロー 東京学芸大学附属竹早小学校 教諭 佐藤正範
株式会社JCG 代表取締役CEO 松本順一
株式会社JTBコミュニケーション デザイン事業共創部 コンテンツ事業局 ゲーミングクリエイション 真野宗大


小学生ならではの視点で作られた作品が集合

オンライン番組として配信された本表彰式では、タレントの喜屋武ちあきさんがMCを担当。第1回プロスタでは5つの部門で優れた作品を表彰し、その中でも総合的に評価の高い作品が「第1回プロスタ大賞」を受賞します。

ビデオ通話で繋がった受賞者の皆さんには表彰状の読み上げが行われ、記念のメダルが保護者の方から贈られました。

表彰式のMCを務めた喜屋武ちあきさんと、審査員の真野宗大氏

新時代のトラベル体験を感じた作品を表彰する「e-Travel賞」に選ばれたのは、かずくんさんの制作した『ほっかいどうに行く』。こちらは東京から北海道のおばあちゃんへ会いに行く道のりをアイデアとしたゲームになっており、各都道府県の名物が背景に描かれたステージを、道中に漂うウイルスを倒しながら進みます。

ビデオ通話で出演した制作者のかずくんさんによれば、ウイルスを倒すと泡が出る演出の理由は「手を洗っているから」とのこと。小学生らしい視点と夏休みの思い出に時勢が反映された作品となり、ゲーム内容も「3Dと2Dを上手く織り交ぜている」と審査員から高評価で受賞に至りました。

かずくんさん制作の『ほっかいどうに行く』

プログラミング技術の高い作品「テクニカルギーク賞」を受賞したのはこっきーんさんの『にゃあ頓堀で食べ歩き体験ゲーム』です。こっきーんさんが実際に体験した大阪の道頓堀をモチーフに、猫のキャラクターを操作していろんな食べ物を買って食べ歩きするゲームは、収集要素やプレイヤーへの配慮など細部まで作り込まれた点が高い評価を受けました。

ユーモアあふれる作品に審査員からも感嘆の声

ユニークな発想が光ったのは競技性の高い作品に贈られる「eスポーツ賞」と、とにかくユーモアに溢れた作品を表彰する「ユーモアプログラム賞」の部門。「eスポーツ賞」に選ばれた『しばきあいゲーム』は、その名の通り相手と叩き合いをする対戦型アクションゲームとなっており、シンプルながらも攻撃を受けた直後の無敵時間によって公平かつ楽しく遊べるように工夫されています。

制作者のいつきさんは「最初は1回だったけど、長く遊べるように3回攻撃したら勝ちにしました」と制作過程を振り返り、これには審査員の松本氏からも「より楽しいルールを考えるeSports的な発想が出来ている」と賞賛のコメントが飛び出すと、いつきさんも「誰でも楽しめるゲームを作りたいです」と今後の目標を語りました。

「ユーモアプログラム賞」を受賞したのは、うしおすしさんの『手を使ってゴール‼』という作品。一見するとクリア不可能な横スクロールアクションですが、手のアイコンを操作して掴むことで障害物を突破できる仕組みになっており、見事ゴール地点のお寿司に辿り着くことが出来たらクリアとなります。これには審査員の真野氏も「(ギミックが)よく出来ていて、ボスを倒して手に入れられるものがお寿司というところにも愛を感じました」と笑顔でコメントしました。

いつきさん制作の『しばきあいゲーム』
うしおすしさん制作の『手を使ってゴール‼』

大賞はりっちーさん作の「ひむかの神話」

数ある作品の中から栄えある第1回プロスタ大賞に輝いたのは、制作者の思いや着眼点が魅力的な作品「ベストプレゼンテーション賞」部門に選ばれた、りっちーさん制作の「ひむかの神話」でした。

りっちーさん制作の「ひむかの神話」

こちらは古事記や日本書紀などに記された日本の神話をテーマとしたアドベンチャーゲームで、可愛いドット絵で描かれるキャラクターや吹き出しによって神話の内容を分かりやすく説明しながら複数のミニゲームが楽しめる、壮大なボリュームの作品に仕上がっています。

数々の神話に縁ある地の宮崎県在住であるりっちーさんならではの視点で描かれた本作には制作に1ヶ月以上を要した大作ということで、受賞コメントではりっちーさんも「釣りをするミニゲームが1回動かなくなってしまって、修正するのが大変だった」とその大変さを振り返りました。

ビデオ通話で出演したりっちーさん。大賞を受賞し笑顔を見せました
【作品一覧(作品名/作者名) ※敬称略】
◆ベストプレゼンテーション賞
・ひむかの神話/りっちー(ScratchのURLはこちら

◆eトラベル賞
・ほっかいどうに行く/かずくん(『はじプロ』コード:G006 0B4 M4V)

◆テクニカルギーク賞
・「にゃあ頓堀」で食べ歩き体験ゲーム!/こっきーん(ScratchのURLはこちら

◆eスポーツ賞
・しばきあいゲーム/いつき(『はじプロ』コード:G007 G7T L56)

◆ユーモアプログラム賞
・手を使ってゴール!!バージョン1.3(日本)/うしおすし(『はじプロ』コード:G001 X8K 78J)

◆参加作品
・タケノコほりほり20本/モリモリ(『はじプロ』コード:G004 4N0 B9V)
・日本!お札クイズ!!!!/ニコ(「Scratch」URLはこちら
・射的/UNAJAKE(「Scratch」URLはこちら
・藤前干潟の生き物を守って!/POKENYAAN(「Scratch」URLはこちら
・おすしをとるゲームを作りました/オーロラ(『はじプロ』コード:G008 7N9 G18)
・日の丸あがれー!/はな*にこ(『はじプロ』コード:G004 W4N 0GH)
・牛タンを焼いて食べろ!!見つかるな!!/カズ(「Scratch」のURLはこちら
・電車で行こう!/Kei(「Scratch」URLはこちら
・古代の志段味クリッカー!/はぐきぐらぐら(「Scratch」URLはこちら
・日本全国クルマとUFOの旅/ミミガーチョコ(『はじプロ』コード:G008 JG0 7T8)
・都道府県の特産物を集めろ!プラットフォーマー!/ショコラ(「Scratch」URLはこちら
・思い出の川下り/ryouryou(『はじプロ』コード:G007 T1G 8XT)
・草加せんべい焼き/タックミー(『はじプロ』コード:G006 KWF WRT)

ゲーム内容については「ムービー中の文章はお父さんが考えてくれた」との裏話も明かされましたが、審査員からは「親御さんの力を借りながらでも最後までフルボイスという大変な作業をやり遂げたことが高い評価点」「捨てるところがないくらいの完成度」と絶賛のコメントが相次ぎました。

最後にはコンテスト全体を振り返っての総評が各審査員から寄せられ、矢尾氏が「5作品以外にもテーマに則った個性豊かな作品が集まっていて、全てプレイしましたが面白いだけでなく夏休みの思い出や経験が感じられるものばかりで、ほっこりしました」と振り返れば、佐藤氏も「小学校では一昨年度からプログラミングは必修化されているものの、どういう風に活用していくかがポイントになっている」と、小学生のプログラミング技術を取り巻く現状を整理しつつ、今回集まった作品については「ゲームの枠を超えて伝えたい意図や表現が明確で、ゲーミフィケーションという言葉を具現化されていました」と表現しました。

次回以降の開催については未定ですが、松本氏が「プレイしている方に楽しんでもらいたいという気持ちが伝わる作品が多くありました。プログラミングの目標やモチベーションとなる良い機会なので、親御さんも含めて応援してあげて欲しいなと思います」と述べれば、本イベントの企画者である真野氏からは「第2回があるとすれば、受賞するのは皆さんかも知れません!」と若きクリエイターへのエールが贈られ、表彰式は幕を閉じました。

《ハル飯田》
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