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『サイバーパンク2077』ナイトシティで京都弁を話すオカン「ワカコ・オカダ」に魅了された…

若い頃は相当ヤンチャな人だったんだろうなぁ……。

ソニー PS4
『サイバーパンク2077』ナイトシティで京都弁を話すオカン「ワカコ・オカダ」に魅了された…
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※【ネタバレ注意!】
ストーリーの核心には触れませんが、「ワカコ・オカダ」の過去や家族に関する内容に触れます。ご注意ください。


CD PROJEKT REDが手掛けるオープンワールドRPG『サイバーパンク2077』が発売されて1ヶ月が過ぎましたが、読者の皆さんはクリアしましたか?

色んなゲームに浮気しながらプレイしていた筆者も、先日ようやくクリアしました。そして、スタッフロールを眺めながらこれまでナイトシティで出会った人々のことを思い返すと、印象深いキャラクターばかりだったと気づきます。ジョニー・シルヴァーハンドはもちろんのこと、ジャッキーやローグ、デショーン、パナム、ジュディ、股間火吹きマンなどなど……。

その中でも筆者が思い入れがあるのが、ワトソン地区のジャパンタウンのフィクサーであるワカコ・オカダです。

ナイトシティで流暢な京都弁を話し、伏魔殿のナイトシティでフィクサーとして長年仕事をしてきた彼女は、同業者の中でも異彩を放っています。


普段は、ジャパンタウンのパチンコ店のオフィスで仕事をしているのですが、そこにはデスクトップ型のコンピューターはなく、机の上は新聞が置かれている程度ですっきりしている様子。それでは、ワカコはどうやって仕事をしているのかと思ってよく観察すると、スマートフォンのような情報端末を肌身離さず持っていました。


これで主人公のVと連絡を取り、様々な任務を依頼し、依頼内容のファイルをメッセージで送っているのでしょう。

ワカコは、このこぢんまりとしたオフィスの一室で小さな情報端末を弄りながらジャパンタウンの全てを掌握しているのです。


そんなワカコは、5人の男性と結婚した経歴があり、さらに9人の息子がいるというビッグママ。おそらく、年齢的にお孫さんはたくさんいるのかもしれません。しかもこれまで結婚した旦那さん達はタイガークロウズの幹部なのだから驚き!息子をアラサカ社に殺されたり、鋭い入れ墨が脚にびっしり刻まれたりしているところをみると、壮絶な人生を歩んできた肝の据わった人物であることがわかります。

その上、人情派なのです。仕事をする相手とはビジネスライクでありながらも情が深く、何度も食事に誘うこともしばしば。また、フィクサーとしての「信用」の使いどころを理解しており、無償での仕事を請け負うこともあります。

また、Vが踏み込んではいけない領域の話をしようとすると、穏やかな京都弁で息子に諭すようにビジネスのルールを教えてくれます。その上、自分の過ちを素直に認める柔軟な考え方を持っているのです。まさにジャパンタウン……いや、ナイトシティのオカンの名にふさわしいキャラクターではないでしょうか。

異質なものばかりで構成されたナイトシティにいる日本人のプレイヤーの中には、このワカコ・オカダの存在が、故郷への郷愁を覚えた人もいるのかもしれません。筆者は、北海道出身の埼玉県在住ですが、この京都弁になぜかホッとしました。

前述の通り、本作には、ジョニー・シルヴァーハンドやジュディ、パナム、ローグなどの魅力的なキャラクターがいますが、筆者は「やっぱりワカコ・オカダだよね!」と思うのです。

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《真ゲマ》

『ドラゴンフォース』が一番好き 真ゲマ

吉田輝和の絵日記やトイレオブザイヤー、ギャグ漫画「ヴァンパイアハンター・トド丸」、洋ゲー漫画「メガロポリス・ノックダウン・リローデッド」など、これまでゲームメディア業界に影響を与える様々な企画を立ち上げてきました。他社メディアでも活動中なので、気軽にお仕事の依頼をお願いします。 ちなみに、ユウキレイ先生が手掛ける4コマ漫画「まほろば小町ハルヒノさん」(まんがタイムで連載中)で教師役として出演中です。

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