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「PS5」の価格、39,980円と49,980円は安い? 高い? 歴代PSハードと比べてみた

性能や時代を踏まえると、かなりインパクトのある価格を打ち出してきたように思います。

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ソニー・インタラクティブエンタテインメントが放つ、次世代コンソールゲーム機「PlayStation 5」(以下、PS5)。その発売日と価格が発表され、インターネット上などで大きな話題となりました。

SNSでは価格面について触れる声もあり、それぞれの意見が飛び交っていますが、予想よりも安かったといったコメントも多く見受けられます。発表された希望小売価格は、通常モデルで49,980円、デジタル・エディションで39,980円。この価格より、もう少し高めを予想していた方も少なくありませんでした。

この価格帯をどのように受け止めたのかは、ユーザーによって異なることでしょう。そこで今回は、歴代PlayStationの最初期価格をそれぞれピックアップし、PSシリーズの歴史と照らし合わせてみたいと思います。

PSの歴史はここから始まった! 初代「PlayStation」



3D描写に長けた性能で、ゲーム業界を大きく揺るがした初代「PlayStation」。今日まで続くPSシリーズの原点となったこのハードが登場したのは1994年12月3日で、価格は39,800円でした。

今振り返ると、少々高い印象を覚える方もいるかと思いますが、それは段階的な値下げが一因でしょう。発売から時間を経るにつれ、29,800円や19,800円、更には15,000円と、最初期の半額以下にまで下がったので、39,800円の印象が薄くなりがちなのも無理のない話です。

グラフィックが進化! DVDも見られる「PlayStation 2」


画像は、PS2 SCPH-90000シリーズ チャコール・ブラック です

シリーズ展開を決定づけた「PlayStation 2」(以下、PS2)は、2000年3月4日に発売されました。価格は39,800円と、初代と同じスタートです。しかし、“お得感”という意味ではかなりのアドバンテージを持ち、その後押しもあって大ヒットを遂げました。

その“お得感”とは、DVD再生機としても使用できた点です。初代は音楽CDを楽しむことができましたが、PS2では更にDVDの鑑賞も可能に。当時は、DVD再生機の価格がまだ高かったため、ゲームと再生機を兼ねるコストパフォーマンスの良さは話題となりました。ちなみにPS2も、初代と同様に価格改定が行われ、最終的にはこちらも最初期価格の半額を切っています。

HDD搭載が前提となった「PlayStation 3」


画像は、PlayStation 3 チャコール・ブラック 500GB です

PS2時代に外付けHDDなどはありましたが、この「PlayStation 3」(以下、PS3)からHDDが標準的に搭載されるようになり、さらにBlu-rayの再生にも対応しました。付加する要素が増えれば、価格に反映されるのも必然。結果的にPS3は、前世代までのハードが提示してきた初期価格の39,800円を上回ってしまいます。

2006年11月11日に発売されたPS3(最初期モデル)は、HDD容量の違いで価格が異なり、20GBモデルが49,980円、60GBモデルが59,980円でした。HDD搭載といった事情があるとはいえ、PS2の“お得感”とは大きく異なる印象を与えたスタートとなります。

後に展開したバリエーションでHDD容量の増加などを行うと共に、価格面も段階的に引き下げ。元の価格が少し高めだった影響もあり、値下げによるお手頃感が最も感じられたハードかもしれません。価格変更に合わせて購入した方も多いことでしょう。

現世代の立役者「PlayStation 4」



HDDの搭載やインターネットへの対応など、PS3の礎を受け継ぎながら進化した「PlayStation 4」(以下、PS4)が、2014年2月22日に発売されました。しかし価格面ではPS3の路線を引き継がず、39,980円でスタート。

初代やPS2とほぼ同じ価格に寄せたPS4は、ゲーム機としての十分な性能はもちろんのこと、PS3から引き続きBlu-rayを再生する機能も搭載しており、DVD再生機能が好評を博したPS2を思わせるような一面もありました。

また発売以降は、通常モデルが順次価格を引き下げ、ハイエンドモデルの「PS4 Pro」も展開。こちらの初期価格は44,980円でしたが、2018年10月には39,980円に改定。また、低価格モデルの「PS4 Slim」も登場するなど、幅広いユーザーに向けて活躍しています。

歴代PSハードの“お得感”は、「PS5」にあるのか?



歴代ハードの最初期価格は、例外的なPS3を除くと、約4万円ほどが定番と言えます。PS5はデジタル・エディションがこの価格帯に当てはまるので、ダウンロード派のユーザーにとっては、初期費用がシリーズの標準値に収まると見ていいでしょう。

では、通常モデル(49,980円)が高いのかといえば、決してそんなことはありません。分かりやすい点だけを比較しても、ハードディスクの基本容量が増加していますし、これまではHDDでしたがPS5ではSSDを採用。SSDはHDDよりも高価ですが、プレイする際の快適度に直接影響するので、ユーザーが受ける恩恵はかなりのものとなるでしょう。また、4K TVや8K TVに対応しているのも嬉しい点です。


人によって“お得感”を覚えるラインは異なるかと思いますが、次世代のゲーム機に相応しい性能を持ち、歴代ハードの基準とも言える価格帯にデジタル・エディションという選択肢を用意したPS5は、少なくとも“高い”という印象を与えるハードではないでしょう。

そのため、少なくとも発売日に入手するのは、決して容易とは言えなさそうです。すでに抽選販売を決定している通販サイトも多いので、購入予定の方は、自身の運に期待をかけて挑んでください。

※【9月20日 9時50分 UPDATE】
Blu-rayに関する記述を修正。ご指摘ありがとうございました。


《臥待 弦》
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