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2006年に劇場版アニメになった『どうぶつの森』、改めて見るとかなり“奇妙”じゃない?【※ネタバレ注意】

2006年に上映された劇場版『どうぶつの森』。人気の作品ですが、いまになって見てみると……。【※ネタバレ注意】

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2006年に劇場版アニメになった『どうぶつの森』、改めて見るとかなり“奇妙”じゃない?【※ネタバレ注意】
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※この記事には劇場版『どうぶつの森』のネタバレが含まれています。

いまでは爆発的な人気の『どうぶつの森』シリーズですが、実は2006年に劇場版アニメになっているのです。先日にはTV放送もされており、それで見たという方も多いかもしれません。しかも、なかなか人気の高いアニメなのです。

「じゃあ、そろそろまた新作が出てもいいんじゃない?」と思う人も多いかもしれませんが、改めて見てみるとこの劇場版『どうぶつの森』、ちょっと……というかけっこう奇妙だったりするんですよね。

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劇場版『どうぶつの森』は豪華!



そもそも『どうぶつの森』シリーズはニンテンドーDS『おいでよ どうぶつの森』で大ヒットを記録したわけですが、それまではそんなに有名なタイトルではありませんでした。つまり、今と違って「ようやく当たった!」という環境にあったことは念頭に置いておくべきでしょう。

劇場版『どうぶつの森』はいろいろと豪華です。まず声優は、堀江由衣さん、福圓美里さん、小林ゆうさん、たてかべ和也さん、山口勝平さん、かないみかさん、うえだゆうじさんと、とにかく有名な人ばかり。豪華キャストといえましょう。

監督は志村錠児さん。『たまごっち』シリーズのアニメを担当しているほか、最近では『かみさまみならい ヒミツのここたま』などでも活躍していたようです。そして脚本は松井亜弥さん。ポケモンのアニメに長年関わっているようです。

というわけで、スタッフや制作陣には特に変なところはありません。どちらかといえば、児童向けアニメのような方向性で制作されていたみたいですね。

ちょっと個性豊かすぎるどうぶつたち



物語の主人公は、一人暮らしするために村へ越してきた「アイ」。村についた直後、たぬきちに「今すぐバイトを始めてもらうだなも」と言われ、挨拶まわりのついでにいきなり仕事をさせられることとなります。

『どうぶつの森』シリーズのいいところは、みんな優しいところ。怖そうなどうぶつも、かわいいどうぶつも仲良くしてくれるのです(アミなどで叩かない限りは)。しかし、劇場版は違います。


ブーケはアイが持ってきた荷物にばかり興味を持ち、中身の服に喜びまくり。アイの話を聞かずに一方的に喋り続けます。


アルベルトもアイの挨拶をほとんど聞かず、途中で虫取りに行ってしまいます。どうぶつたちは自由奔放すぎて引っ越してきたアイのことをあまり眼中に置いておらず、なんだか彼女がかわいそうになってきます。


このほかにもヘンなメンバーは盛りだくさん。「ユウ」という男の子は虫を捕まえるためにアイにアミをかぶせてしまいますし、その“お礼”としてゴキブリを渡してきます。やんちゃで済ませていいのかあやしいラインです。


この作品では村の1年が描かれるのですが、さるおはマジでずっと走り続けています。確かにハキハキ(オイラ)系は筋トレが好きですが、本当に一生、走り続けるだけなのです。


アポロに至っては、アイが春に庭の青いバラを踏み潰してしまったせいで怒って、冬までほとんど無視しているような言動を取ります。実際は無口なだけで怒っていないと最後にわかるのですが、アイが嫌われていると思うのも無理ないですよね。

削ぎ落とされたゲーム要素



ゲームをアニメ映画にすると、当然ながら再現できない要素がいろいろと出てきます。一番大きい影響が出ているのがリセットさん。「ゲームのリセット」という概念は映画に持ち込めるわけがないので、村で悪いことをした人を怒る雑用係になっています。いわばカミナリオヤジ。

このほかにも、アイテムが葉っぱになっていない、ポケットになんでも入る様子が描かれていないなど細かい部分がいろいろあるのですが、さすがにそこを突っ込むのはヤボでしょう。何よりもっと重大なものがいろいろあるのです。


アイは作中に何度か「はは様」なる人物に手紙を書きます。これは原作要素で、ゲームを遊んでいるとプレイヤーのもとに「はは」なる人物から手紙がくるので、それを再現したというわけなのでしょう。

ゲームプレイヤーがどんな立場かわからないものの、人間にはまず母親がいるからという前提で、抽象的な「はは」という存在が手紙をくれる……という要素なのですが、劇場版『どうぶつの森』では本当に「はは様」に手紙を書いてしまう。呼び名として「お母さん」とか「ママ」に変えてしまっていいはずなのに、奇妙な形で原作再現をしようとするのです。


奇妙な原作再現といえば、とたけけ。とたけけの声はなんと小栗旬さんが担当しており、とにかくカッコいいのです。そしてライブシーンでは「けけボッサ」を歌ってくれるのですが、歌い始めると小栗旬の声がゲーム内音声にいきなり切り替わる衝撃の展開

このシーンは非常に有名ですし、これを聞いてからゲーム内で「けけボッサ」を聞くととにかく笑えるようになってしまいます。これを見るために本作を見るのもアリです。


そしてラコスケの声優は、なぜか邦画で有名な三池崇史監督が担当。最近の作品でいえば、実写版『テラフォーマーズ』や『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』などで知られます。邦画の監督がなぜゲスト出演……? と悩ませてくれるのです。


《すしし》

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