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『世界のアソビ大全51』で全然知らないゲームを遊んでみた!─蒔いた種を刈り取るのが快感な「マンカラ」など、シンプルなのにどれも奥深い【プレイレポ】

『世界のアソビ大全51』は、お馴染みの遊びから聞き慣れないゲームまで多種多彩。その中から、独断で選んだ“初めて遊ぶ3作品”のプレイレポをお届けします。

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一進一退の攻防から終盤の逆転要素まで、息をつく暇もない「ナインメンズモリス」



続いて選んだのは、世界最古のボードゲーム「ナインメンズモリス」。こちらの検索件数は約505,000件で、「マンカラ」よりもヒットしました。最古のボードゲームの名は、伊達ではありませんね。ちなみに、ローマ帝国時代に生まれたようです。

四隅とその中間にそれぞれマスがある四角形が大・中・小あり、四角形の辺にある中間のマス同士が線で繋がったボードが戦いの舞台となります。ひとつの四角形に計8つのマスが空いてるので、それが3つ分で24個のマスが存在。このマスに、駒となるピースを交互に置いていきます。置く場所に制限はなく、自由に配置可能です。


このゲームの攻撃手段は、ピースを縦か横に3つ並べること。この状態を「ミル」と呼び、相手のピースを選んで取り除くことができます。構造上斜めに並べることはできませんが、五目並べならぬ“三目並べ”といったところでしょうか。


しかし、五目並べと違うところは、マスの数に比べてピースの数が少ないこと。24個のマスに対し、自分のピースは9個。相手の分を足しても18個しかありません。ひとつずつ置き合うだけの攻防では、相手の攻めも読めやすいので、互いに決めてのないままピースが並ぶことも。──ですが、「ナインメンズモリス」の戦いはここからが本番です。


もうひとつ、五目並べと異なる点があります。それは、ピースを動かせる点です。お互いに全てのピースを置いた後は、空いているマスに自分のピースを移動させ、戦局を動かします。ちなみにこの時の移動は、配置の際とは違い、隣接するマスにひとつ動かすのみ。ここから、相手の攻めを防ぎつつ「ミル」を狙う攻防戦が本格化します。

もちろん、配置の段階でその後の展開が大きく変わるので、本当の勝負は序盤から始まっています。それが表面化するのが後半に入ってから、というのが実態でしょう。


そして、その実態に気づかなかったド素人(=筆者)は、最も優しい難易度なのに、相手に大変有利な盤面を許してしまいました。最右辺で「ミル」を決められただけでなく、隣接する内側の縦の辺も上下が押さえられており、最右辺中央のピースを内側に移動させるだけで再び「ミル」が発生する状態に。しかも、そのピースをまた最右辺中央に戻せば、3連続の「ミル」です。

それを防ぐには、もっとも小さい四角の右辺中央にある自陣のピースを右に動かすしかありませんが、その場合でも相手は、最右辺の上下にあるピースのどちらかを左にひとつ動かし、次の順番で戻せば「ミル」の達成です。攻撃頻度を遅らせることはできても、結局止める手だてがなく、じりじりと削られるしかありません。こちらから攻撃する? それが出来れば苦労しないよ!


3つ並ばないように阻止するのは基本ですが、全体的に相手を動きにくく、そして自分は動きやすい陣形を確保しなければなりません。空いているマスは一見中立に見えますが、上手くピースで囲むことで、自由に使える“自分の陣地”として活用しやすくなるので、その確保も重要と感じました。

こうして「ミル」でお互いのピースを奪い合いながらゲームが進み、戦局の関係でピースが動かせなくなるか、ピースが2個以下になる(=ミルが出来なくなる)と決着。こちらもシンプルなゲームに見えますが、静かに状況を積み上げていく周到さが、ある瞬間に牙を剥いて襲いかかってくる──そんな緊張感にも包まれる戦略的なゲームでした。


ちなみに、まだ説明していないルールがひとつ残っており、それは逆転要素ともいえる「ホッピング」の存在です。ピースの移動は攻防一体なので、「ミル」で形勢が一度傾くと、覆すのはかなり難しい状態になります。ですが、ピースが3個になると「ホッピング」が発動。ピースが3個になった側のみ、自分のピースを好きな位置に置くことができます。つまり、“隣りに空いている1マスのみ”というルールがなくなるのです。


自由に配置できるとはいえ、ピースの数はこちらが多いし、大丈夫だろう・・・と油断していたら、相手が遠めの場所にピースを集め、「ミル」を繰り出します。遠いので必然的に邪魔をしにいけず、こちらが慌ててピースを並べ始めると、相手が「ホッピング」で飛んできて妨害。そして次の順番でまたピースを戻して、「ミル」成立。途端に形勢が不利に傾きます。こ、こんなはずじゃなかったのに・・・!


結果、こちらのピースも3個まで追い詰められてしまいましたが、それでも最後はなんとか紙一重で「ミル」を達成し、からくも勝利を収めることができました。相手のピースを4個から3個に減らす時は、その後も「ミル」が狙いやすい配置にするのがよさそうです。

静かな戦いを繰り広げる序盤、「ミル」で互いを削り合う中盤、自在に動く「ホッピング」を如何にかわして勝負を決めるかという終盤。局面ごとに戦い方が大きく変わる「ナインメンズモリス」は、一手の重さを見失わない判断力と、盤面の変化に応じる瞬発力が求められるボードゲームでした。世界最古なのに、この完成度は何事!?




《臥待 弦》
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