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スクエニ新作『LEFT ALIVE』先行プレイー過酷な戦場で極限の緊張感を味わえる硬派なサバイバルACT

スクウェア・エニックスの新作タイトル『LEFT ALIVE』を発売前に体験。今回は、そのプレイレポートをお届けします。

ソニー PS4
スクエニ新作『LEFT ALIVE』先行プレイー過酷な戦場で極限の緊張感を味わえる硬派なサバイバルACT
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PS4版が2019年2月28日、Steam版が同年3月6日に発売予定となっている、スクウェア・エニックスの新作タイトル『LEFT ALIVE』。境遇の異なる主人公たちが、過酷な戦場で生き延びることを目指すサバイバルアクションゲームです。

今回はそんな本作をプレイする機会をいただいたので、さっそくゲーム序盤を体験。プレイフィールや、主なゲームシステムなどをご紹介します。


本作は、20年以上に及ぶ歴史を持つ『フロントミッション』シリーズの流れを汲むタイトル。O.C.U.やU.S.N.にザーフトラ共和国、ドミトーリ公社など、過去作に登場した国家や企業などが登場しており、シリーズおなじみの世界観が展開されています。

ストーリーは2127年、黒海近傍の「ガルモーニヤ共和国」と、隣国「ルテニア共和国」による戦闘が勃発した国境の町「ノヴォスラヴァ」が舞台。プレイヤーは、戦場で孤立した若き兵士「ミハイル」、ノヴォスラヴァ市警の女性警官「オリガ」、ノヴォスラヴァ解放を目指す武装組織に所属していた死刑囚「レオニード」の3人を操作することになります。ゲームはチャプター方式となっており、提示される目標をこなしていくことで進行。チャプターをクリアすると別の主人公に切り替わり、次のチャプターへと進んでいきます。

乏しい物資でどう生き抜くか


チャプター1では、所属部隊が壊滅してしまったヴァンツァーパイロット「ミハイル」を操作。

ゲーム開始時に選択できる難易度は「LIGHT」「STANDARD」「ADVANCED」「HOPELESS」の4種類。本作は相当難しいという話を聞いていたので、筆者は通常難易度の「STANDARD」を選択しました。ですが、ゲーム開始直後からいきなり敵兵に見つかり、容赦ない銃撃を食らうハメに。

マップ上を巡回する敵兵は多数に及んでおり、不用意に動き回ればすぐさま戦闘になってしまいます。他のステルスゲームなどでみられる、敵に近づくと警告表示は出るが、敵の位置を予め把握できるレーダーのような都合のいいものは表示されていないので、常に誰から見つかるかわからない緊張感を味わうことになります。(敵の位置を知るには、目視するか後述する索敵センサーが必要になる)


マップ上ではヴァンツァーも巡回。見つかれば、ほぼ助かりません。

本作はTPSですが、基本的に主人公は撃たれ弱く、さらに敵兵は強化外骨格で身を守っており、攻撃も正確。敵に発見され集中砲火を浴びれば、10秒もたずに死んでしまいます。もちろん戦って進んでいくこともできますが、大量に弾薬を入手する機会はありません。こうした面から、ド派手なランボープレイは現実的ではなく、いざという時に備えて物資を温存し、ステルスで危険を避けるのが基本のスタイルとなるでしょう。




そんな状況下で活用したいのが「クラフティング」。落ちているアイテムを拾い組み合わせることで、爆弾、火炎瓶といった武器のほか、敵の位置を把握できる索敵センサーや止血パッドなどが作成可能。上手く活用すれば、物資を節約しながらゲームを進められます。この為、目的地に真っすぐ進むだけでなく、寄り道しながらアイテム収集をおこなうことも重要となってきます。

ちなみに筆者のおすすめガジェットは、発煙瓶と地雷。発煙瓶は、投げ込めば完全に視界を奪うことができるので、捕捉されずに敵のそばを通り抜けたりそのまま奇襲を仕掛けたりと、行動の幅が広がる万能アイテム。地雷は威力が高く、敵を一発で倒せるので、相手の動きを予測して配置すれば、戦闘を優位に進められるでしょう。

中央がセーブポイント。左側の箱がアイテムボックスで、右側に見えるのが回復ポイント。

なお、本作のセーブは、マップ上に点在するセーブポイントにておこなわれます。オートセーブもありますが、間隔はわりと長めだったので、見つけたら忘れずにセーブした方が良いでしょう。このほか、アイテムを入手したり手持ちアイテムを保管できるアイテムボックスや、3回まで使用可能な体力回復ポイントも存在。特にアイテムボックスは、強力な武器や弾薬、クラフト素材が入っていることもあるので、常に物資の欠乏に悩まされる本作においては、多少無理をしてでも回収に行きたいところです。

人々の思いが交錯する過酷な戦場




本作は、イベント時に行動や返答の選択を迫られる場面が数多く存在します。こうした際の行動は、単に会話や反応が変わるだけのものもあれば、登場キャラクターの生死など、その後の展開が変化するような重要なものも。時間制限がある選択肢も存在するので、ムービー中であっても気が抜けません。


選択肢の中には、貴重なアイテムを要求するものも存在。筆者はプレイ中、怪我を負った民間人や兵士に、回復アイテムや弾薬を渡す選択肢に数回遭遇しました。幸い手持ちに余裕があったので要求された際には渡す選択をしましたが、この行動が展開にどう影響したかは、プレイ中には確認できず。その後のチャプターで、アイテムを渡した人物が登場したりといった要素もあるのでしょうか。


マップ上では、市民を救助するサブクエストが出現することもあります。こうしたサブクエストでは、各地に点在するシェルターに市民を誘導することで、彼らを救助することが可能。市民は避難に応じると固定のルートを通ってシェルターに向かうため、あらかじめ進路上の敵を排除したり、護衛する必要があります。

市民の避難ルートは敵兵の巡回ルートと重なっていることが多いため、ほとんどの場合で、戦闘や陽動をおこなう必要があります。リソースが乏しい本作においては、クリアするにあたってかなりの負担となることでしょう。幸いゲームのクリア自体には直接影響しないので、余裕がないときには無視してしまうこともできます。


本作には「警戒度」という概念が存在します。同じエリアで戦闘や騒音を出すなど敵兵を警戒させると、そのエリアに警備が集中。敵の数が多くなったり、戦車やヴァンツァーが配備されることも。しかし、そうして高警戒となったエリアの周囲は警備が手薄になるので、逆にそれを利用して別の場所で騒ぎを起こし、周辺エリアで行動しやすくする、といった戦略も取れます。


街中を巡回してはプレイヤーを見つけ次第、銃弾による死の雨を降らせてくるヴァンツァーですが、もちろんプレイヤー側も操縦することが可能。マップ上ではヴァンツァーが停機していることがあり、これに搭乗して、敵兵を蹴散らし進路を切り開くことができます。身を隠して進むことが多い本作において、桁違いの迫力を味わえる瞬間でしょう。



武器は両手と両肩の4か所に装備され、それぞれが独立して使用可能。連射しているとオーバーヒート状態になり一定時間使用不能になるため、注意が必要です。また、弾薬補充などはできませんが、敵ヴァンツァーが落とした腕武器を拾うことは可能です。




実際にプレイしてみれば、やはりその攻撃力は圧倒的で、兵士や戦車が相手なら一方的に殲滅。難易度「STANDARD」なら、ヴァンツァー3機との連戦でも、特に苦戦せず対処することができました。乗り降りはいつでも自由にできるため、先にヴァンツァーで周囲を掃除してから、ゆっくりとアイテム回収をおこなうといったプレイも可能でしょう。しかし、プレイしたチャプターでは移動できるエリアは制限されており、すべての敵を片付けるといったプレイはできませんでした。



ということで、ここまで簡単ではありましたが、『LEFT ALIVE』のゲーム内容をご紹介しました。とにかくプレイ中は、敵の強さと物資の乏しさに悩まされましたが、要所要所で適切に対応すればクリアは可能であり、ピンチを切り抜けた時の達成感はひとしおです。どこでアイテムを使うか、そしてそれ以上に、どこで使わないかの判断が重要となる、リソース管理のゲームだと感じました。

高難易度ですが、きちんと考えれば解法が導き出せる硬派なゲームデザイン、『フロントミッション』シリーズとの繋がりを感じさせる緻密な世界観や設定など、刺さる人には深々と突き刺さるであろう本作。歯ごたえのあるゲームを探している方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

『LEFT ALIVE』は、PS4版が2019年2月28日、Steam版が3月6日発売予定です。
《TAKAJO》
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