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アニメの見所は可愛い女子の方言!『ソラとウミのアイダ』“新人”米野真織と“初メイン”すずきももこインタビュー

スマートフォン向け宇宙魚捕獲アクションゲーム『ソラとウミのアイダ(以下、ソラウミ)』のアニメが10月3日よりTOKYO MX、サンテレビ、BSフジほかにて放送中です。

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アニメの見所は可愛い女子の方言!『ソラとウミのアイダ』“新人”米野真織と“初メイン”すずきももこインタビュー
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  • (C)ForwardWorks corporation/ソラウミ制作委員会
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スマートフォン向け宇宙魚捕獲アクションゲーム『ソラとウミのアイダ(以下、ソラウミ)』のアニメが10月3日よりTOKYO MX、サンテレビ、BSフジほかにて放送中です。

世界中の海から魚が消えたことで宇宙空間にイケスが建設され、広島県尾道市に『尾道宇宙漁業団』が設立された世界で宇宙漁師を目指す6人の少女たちの成長の物語が描かれています。

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ゲームでは『サクラ大戦』や『魔神英雄伝ワタル』などを手がけた広井王子氏が原作・総監督を務め、SFの世界観ながら実在する尾道市の風情や生活の営みがていねい描かれており、広島県尾道市、秋田県、熊本県など出身地が違う6人の少女たちの魅力的な方言がフルボイスで聞けることも人気を集めました。

とくにメインキャスト陣では、熊本出身の最年長で皆のお姉さん的なポジション・薪真紀子(まきまきこ)を演じる米野真織(こめのまおり)さんは原作ゲームで声優デビュー、秋田出身の内向的な文学少女・櫻舞湖(さくらまいこ)を演じるすずきももこさんは初のメインキャラクターを演じることも注目されています。そんな2人に“初めて”演じる気持ち、ゲームとアニメの違い、アニメの見所を訊きしました。

すずきももこさん(左)、米野真織さん(右)

――『ソラウミ』では米野さんは初めての声優のお仕事、すずきさんは初めてのメインキャストを演じます。最初に役柄を演じることが決まった時の思いを聞かせてください。

すずきももこ(以下、すずき):
ただただ、嬉しい気持が大きかったですね。事務所からのオーディション結果報告はいつもメールなんですけど、その時だけは電話だったんです。普段はあまり電話がかかってくることはないので、「何かやらかしたのかな?」と出るまですごくドキドキで(笑)。

第一声で「おめでとう!」と言われて、その時、私はお店にいたんですけど「えええっ!?」と人目をはばからずに叫んでしまいました。オーディションを受けた際は緊張のあまり汗だくになって演じていたので、「これ受かるかな?どうかな?」と不安があった分、嬉しい気持が抑えられなかったんです。

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櫻舞湖(さくらまいこ)

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米野真織(以下、米野):
自分が決まるとは本当に思ってもいなかったので、なかなか実感が湧きませんでした。オーディションも、熊本出身の私がテレビ番組の企画で熊本弁を話しているのを、広井さんが見てくれたことがきっかけで呼んでくれたんです。ゲームのボイス収録は1人というのもあって、演じていても「これでいいのかな?」という迷いがずっとありました。

それがアニメの収録になってからほかのメインキャストの方と絡むようになって、声優として活躍している皆から色んなことを教えてもらい、間近で見て勉強して、最近ようやく「私、声優のお仕事しているんだな」と実感が湧いて、『ソラウミ』のキャストに入れてもらえて本当に嬉しいです!

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薪真紀子(まきまきこ)

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――人気の理由の一つが方言ですが、演じるうえで難しいことはありましたか?


すずき:
米野さんは演じている薪真紀子(愛称・マキマキ)と同じ熊本出身ですけど、私は秋田出身の舞湖とは違う茨城出身なんですよ。それでも、秋田弁と茨城弁はちょっと似ているところもあったので、自分の中ではあまり違和感なく演じることができました。

ただ、茨城弁はそこまで独特な言葉はないんですけど、秋田弁は標準語と全く違う言葉で言い変えることが多いんです。舞湖のセリフで例に出すと、内向的でちょっと恥ずかしがり屋なところがあるキャラクターなので、秋田弁では恥ずかしいを意味する「しょし~」をよく言うんですよ。

私も最初に聞いた時は、「何を言っているんだろ?」と思っちゃったんですけど(笑)、実際に演じてからは周りにすごく可愛いと言ってもらえたんです。地元・茨城にいた時から標準語に対する憧れがありましたけど、「ああ、東北の言葉っていいな」と思えるようになりました。

――広井王子さんも「しょし~」を絶賛されたと聞きました。米野さんはどうでしょうか?

米野:
私は声優のお仕事が初めてだったので、色んなことを注意されたり、指導されたりすると思ったんですけど、自然体でやっていいと言ってもらえて、方言に関しても同じでしたね。ちょっと言い間違えたところや、言葉が少しつまっちゃったところも、「そのままでいいよ」と言われることがありました。

すずき:
秋田弁だと収録の時にスタッフの方が間違いに気付けない(笑)。九州の言葉だと馴染みがあるというか、「~ばい」「~たい」とか語尾だけの変化が多いので、聞いてなんとなく分かると思うんです。だけど、秋田弁は標準語と大きく違う言い回しが多いので、私が自己申告しないとスタッフが間違いに気付かないんです。「あ、そうだったんだ!じゃあ、もう1回どうぞ」みたいな。

――アニメの収録では皆さん、それぞれ違う方言でやりとりすると思うのですが、そこはやりづらくなかったんですか?

すずき:
やっぱりゲームが1年間続いているのもあって、フルボイスで聞いているうちに秋田弁もそうですけど、広島弁や熊本弁、京都弁など、だんだんと耳に馴染んできましたよね。なので、アニメの収録でほかのキャストと絡んでもそんなに違和感ありませんでした。

ただ、アニメで初めて『ソラウミ』に触れた声優さんの方だと、すごいビックリされることが多いですね。「台本と書いているセリフと違うことしゃべっているぞ!」となりますから。

――台本ではキャラクターのセリフは方言で書かれていないんですか?


米野:
台本だと標準語でセリフが書いてあるのを、自分たちで方言に言い変えているんです。私はマキマキと同じ熊本出身だから良いんですけど、ほかのスタッフはなかなか大変だったと思います。でも、ももこさんは自然と秋田弁が出てきていますよね。

すずき:
最初のほうこそ、秋田弁を人に教えてもらいながらゲーム収録していたんですけど、最近は秋田弁が染みついてきました。収録ではセリフに修正が入ることもあって、臨機応変に対応する必要がありますが、ニュアンスを伝えてもらえれば、すぐに別の秋田弁の言い回しを考えて対応できています。

でも、ちょっとエセ秋田弁みたいなところがあるかもしれないので、秋田出身の方が「ちょっと違うな」と思ってもそこは温かい目で見てもらえたら嬉しいです(笑)。

――万が一、違ったとしてもきっと見てくれると思います!それぞれ1年間キャラクターを演じてきていますが、自分が似ていると感じるところはありますか?

すずき:
舞湖のキャラクター設定を初めて見た時、似ているなと思うところがいっぱいありました。内向的で自分に自信がない女の子ですけど、芯はしっかりしていて、自分が決めたことには頑固なところがあるんですね。私も「やる!」と決めたことに対しては頑固な部分があるので、内面的な部分で似ていると思います。

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米野:
マキマキはお姉さんキャラでしっかりしているけど、マイペースなところがあるんです。私もマイペースなところは共通していて、先日の公式ラジオの企画で心理テストを受けた際に、答えが「マキマキっぽい」と言われたので、内面でも似ている部分があるんだと思います。

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――きっと似ている部分があるからこそ、2人が選ばれたんでしょうね。アニメ収録はやっぱりゲームとは大きく違いましたか?

米野:
ゲームと違ってアニメは先に絵ができ上がっていて、キャラクターの表情が見えて声を当てるタイミングが決まっているので、感覚が違うところがあったかもしれません。

すずき:
ゲームは1人収録なので掛け合いがないから、キャラクター同士の会話シーンだと感覚が掴みづらいことがありました。アニメだと自分が言ったことに対して返事があるのが大きかったですね。アニメの収録を挟むことによって、ゲームでの収録がすごくやりやすくなったと思います。

米野:
うん、確かに。相手がどんなトーンで言った言葉に返すのか、イメージしやすくなりました。

すずき:
キャスト同士はすごく仲が良いんですけど、作中にあるキャラクター同士の距離感がアニメを通して以前より掴めた感覚はあります。

米野:
あとやっぱり方言ですね。ゲームはテロップが出るからいいんですけど、アニメはそれがないので…。

――アニメだから収録で方言を抑えることはなかったんですか?

すずき:
私は秋田弁を耳で聞いただけだと分かりにくいかなと思って、加減するつもりで1話の収録の時は、同じセリフでも弱・中・強といった感じで3パターン言い変えを用意したんです。でも音響監督の今泉雄一さんに相談したら、「そのまま、バリバリの方言全開で行っちゃっていいです」と言われました(笑)。

米野:
もちろん、方言だと物語的に伝わりにくい重要なセリフは標準語に戻しますけど、それ以外の所は「基本的に難しいほうの言い方」で収録しています。ぜひ頑張ってリスニングしてください!


――本当に方言が今から楽しみです。アニメ収録では印象に残っているエピソードはありますか?

すずき:
いっぱいあります(笑)。

米野:
雨女の話とか!

すずき:
そうなんですよ。私のせいじゃないはずなんですけど、収録の時に高い頻度で雨が降る(笑)。

米野:
来た時は晴れていたのに、帰る時に急に降るんですよ。

すずき:
それも小雨ではなく、ザザーッ!バーンといった豪雨や雷雨のレベルです。「帰れないよっ!」みたいな。私、実は雨女だということを隠していたんです。プライベートでも自分から友だちを誘って遊びに行く日に、雨が降るみたいなことが頻繁にありました。

ある時、同じキャストの神坂みおちゃん(美剣真役)に「私、雨女なんだよね」とポロッと言ったら、次の収録までにはキャスト全員に伝わっていて、浅川悠(あさかわゆう)さん(※)が雨降る度に「ももちゃん、別撮り…」といった感じで私をイジリ倒すみたいな(笑)。

(※)尾道市役所職員で漁業課宇宙係係長の鳴海高子を演じている

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第1話より櫻舞湖(左)と美剣真(右)

――とても雰囲気が良い現場だったのが伝わってきました。最後に、アニメの見所をそれぞれ教えて頂いてもよいですか?

すずき:
育った地域も環境も違う宇宙漁師候補生の女の子6人が同じ場所に集まって、お互いに影響し合って成長していく姿ですね。本当に観ていてこちらが元気をもらえるようなシーンがたくさんあるので、そこに注目して欲しいです。

米野:
キャラクター一人一人が成長していく中で、ケンカもするけど、誰かが困っている時には皆で解決していくように少しずつ絆も深まっていくのでどの回も感動します。ぜひ見てください。

アニメ公式サイト
ゲーム公式サイト

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《乃木章》

現場に足を運びたい 乃木章

フリーランスのライター・カメラマン。アニメ・ゲームを中心に、親和性のあるコスプレやロリータ・ファッションまで取材。主に中国市場を中心に取り上げています。

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