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恐ろしくも美しい“魔女”が活躍するゲーム8選! アクションにRPG、SLGとジャンルも多彩な活躍ぶり【特集】

アニメや漫画、映画といった色々なコンテンツで、神や魔王、悪魔に天使といったモチーフは長く愛され続けています。ファンタジーはもちろんのこと、現代を舞台とする作品にも、こういったモチーフを扱うものは数多くあります。

任天堂 Nintendo Switch
恐ろしくも美しい“魔女”が活躍するゲーム8選! アクションにRPG、SLGとジャンルも多彩な活躍ぶり【特集】
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◆『ヴィーナス&ブレイブス ~魔女と女神と滅びの予言~』


YouTube 動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=WD3r6efbpJs

2003年2月にPS2ソフトとしてリリースされた『ヴィーナス&ブレイブス ~魔女と女神と滅びの予言~』は、『7 ~モールモースの騎兵隊~』にて培ったローテーションバトルシステムを採用。「前列」「中列」「後列」の3列からなる陣形に最大7人を配置し、列によって変化する攻撃や支援を駆使して敵とのバトルに臨みます。


ローテーションという名前通り、列を入れ替えることが可能。後ろの列をひとつ前に動かし、前列は後列へと移動。列が変わることで行動内容が変更されるため、状況によって列を動かし、時にはそのまま維持するといった判断をプレイヤーが下します。この見極めが戦局を大きく左右するので、戦闘を長期的に見極める面白さが堪能できます。


……と、ゲームシステムも個性的な本作ですが、主人公と魔女の関係も非常に魅力的。本作の主人公であるブラッド・ボアルは、とある事情から不老不死の運命を担っています。一団を率い、人と共に生きていきますが、同時に人との別れを見つめ続けることになります。離別もあれば死別もあり、ブラッドにとって全ての人間は、見送る存在なのです。


そんなブラッドと共に歩み続けられるのは、予言されている大災厄を回避するためにブラッドを導く女神・アリアと、魔女として長き時を生き続けているヴィヴィ。本作のヒロインこそアリアですが、女神という立場ゆえにブラッドとは噛み合わないことも少なくありません。ですがヴィヴィは、気まぐれで奔放ながらもブラッドに好意的な姿勢を見せ、プレイヤーにとっても親しみやすく感じられます。


100年の時を戦い続けるブラッドの心情に、人の身で寄り添うのは非常に困難です。仮に心を通じあわせることができても、それはいずれ訪れる別れがより辛くなることを意味します。それでも人と関わりを持ち続けるブラッドの心を想うと、様々な想像が脳裏を過ぎることも。そんな時、ヴィヴィとの関わりに癒やされることもあります。

魔女というバイプレイヤーが、不死者であるブラッドや100年戦い戦い続ける世界にどのような形で関わるのか。人ならぬ魔女だからこその魅力は、ぜひプレイしてお確かめください。オリジナル版はPS2ですが、後に出たPSPのダウンロード版ならば、PS Vitaでもプレイ可能なのでお勧めです。

◆『魔女のお茶会』



このたび紹介する最後の魔女ゲーは、ドリームキャストソフト『魔女のお茶会』。おそらく、今回ピックアップしたタイトルの中でも最もマイナーな作品かと思います。発売されたのは、『ヴィーナス&ブレイブス』と同じ年の2003年6月。ですが、『ヴィーナス&ブレイブス』は後にPSP版が発売されているので、ユーザーに知られているチャンスは多めでしょう。他のタイトルの登場はもっと新しいので、発売時期の点だけでも『魔女のお茶会』が知名度の点で不利なのは仕方がありません。

また、ハードはドリームキャスト、ジャンルはアドベンチャー、オリジナル版は成人向けゲームと、メジャー路線とはどうしても離れがちな本作です。キャラクタービジュアルも、デフォルメが強めのデザインなので、個々人の好みとの相性がはっきりと分かれがち。魔女ゲーという視点から見ても人を特に選ぶ作品ではありますが、埋もれてしまうには惜しい作品であるのもまた事実です。

ですが、本作のビジュアルを支えている「御機械屋」氏は、様々な漫画やメカニックデザインなどの実績を持つクリエイターの別名義。個人サイトには『魔女のお茶会』に登場するキャラクターを描いたイラストも掲載されています。そして、コメディタッチながらも引き込まれるシナリオを紡いだのは、小説家や作詞家としても活躍する桑島由一氏。近年は音楽方面での躍進が続いていますが、アニメ化も果たした「神様家族」などを代表作に持ちます。

さらに、本作を開発したフロントウイングは、『グリザイアの果実』をはじめとする『グリザイア』シリーズを始め、数多くの作品をリリース。『グリザイア』三部作はPSPやPS Vita版も発売され、TVアニメも好評を博しました。直近では、『グリザイア:ファントムトリガー』のVol.4を今年の1月に発売しており、意欲的な作品作りが今も続いています。なお、桑島氏は『グリザイア』シリーズにも関わっています。

優れた人材と開発環境で生み出された『魔女のお茶会』は、もちろん相性の問題こそありますが、個性的かつ水準を上回る出来映えなのは間違いありません。落ちこぼれのドジっ子魔女と魔法学校でもトップクラスの魔女たちが、主人公を中心とする日々を彩るという「魔女モノ」における定番シチュエーションのひとつを、軽やかな面白さと濃密なセンスが力強く支えています。2018年現在でのプレイ環境としては少々厳しめ(オリジナル版はPCかつ成人指定、家庭用版はドリームキャスト)ですが、機会があれば是非。




「魔女ゲーと言えばこれ!」といった名作タイトルから、押さえておきたい定番作品、そして見逃してほしくないマイナー系まで、できるだけ幅を広げたピックアップでお届けしました。有名なタイトルはご存知の方も多いと思うので、あまり知られていないタイトルに比較的注力して紹介しましたが、魔女モチーフが好きな方ならどの作品もお勧めです。

無論、今回紹介したものだけでなく、『ウィッチテイル 見習い魔女と7人の姫』、『どきどき魔女神判!』『ノーラと刻の工房 霧の森の魔女』など、魔女要素を盛り込んだゲームが数多くあります。今回取り上げた作品を遊ぶもよし、更なる魔女ゲーを発掘するもよし。妖艶でミステリアスな彼女たちの魅力を、これからも存分にお楽しみください。
《臥待 弦》
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