タカラトミーは、2月27日に行われた記者発表会にて、「ゾイドワイルド」を発表しました。
「ゾイドワイルド」は、35年の歴史を持つゾイドの第3世代目となるシリーズです。「生物×機械のオリジナルデザイン」や「組み立て駆動玩具」というゾイドシリーズの根幹にある楽しさは変えずに、“骨格”からリデザイン。より生物的で、男児が“かっこいい”と思えるデザインになっています。
今回のゾイドは、“発掘”から“復元”されているという世界観となっており、実際の商品ではまずバラバラになった骨格を“発掘パック”から取り出し、“復元の書”の通りに組み立てるというところから始まります。従来のランナー方式ではないため、開封後すぐに組み立てることができます。その後、アーマーや武装を骨格に取り付けていき完成するという形になっています。
ゾイドといえば駆動。「ゾイドワイルド」はゼンマイ式もしくは電動モーターでの駆動になります。動きはよりリアルで、ゾイドによって固有のアクション(歩行、口の開閉、しっぽを振るなど)が設定されています。駆動は骨格のみでも可能ですが、完成させたゾイドは固有の必殺技“ワイルドブラスト”を持っており、例えばメインゾイド「ワイルドライガー」では、背中のたてがみ状ブレードを勢い良く振り下ろす、といった動きが楽しめます。
今回の発表会で名称や発売時期・価格が公開されたゾイドは、ライオン種「ワイルドライガー」、ディノニクス種「ギルラプター」の2種で、共に2018年6月発売予定、価格は3,000円(税抜)となります。他にも、名称は明かされなかったものの、プロガノケリス種、サルコスクス種、カブトムシ種、サソリ種、クワガタムシ種、ブラキオサウルス種などがあるようです(発表会で撮影した商品見本を記事下部に掲載しています)。
また、今回のゾイドでは“360°マルチマーケティングを掲げており、2018年夏のアニメ化や、コロコロコミックでのコミカライズがすでに進行中。他にも、ライセンスグッズの展開、キッズ向けアーケードゲーム、動画の撮影・加工・投稿や組み立て動画の閲覧が可能な公式アプリなどを今後は展開していく模様。さらに、ニンテンドースイッチでのゲーム化プロジェクトも始動しています。
ゾイドは、第1世代・第2世代ともに大きなブームを巻き起こしてきました。12年ぶりの完全新作「ゾイドワイルド」は果たしてどのような発展を見せるのでしょうか。今後に期待しましょう。
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