任天堂は、 第77期の決算説明会資料にて、スマートデバイスビジネスの現状や今後の予定などを明かしました。
スマートデバイスビジネスの取り組みを本格化させた同社は、今回の決算までに複数のアプリをリリース。そうした展開の中で、課金の仕組みや配信開始後のサービス運営、既存ビジネスとの相乗効果などを試行錯誤し、「今後のビジネス拡大のための手ごたえが得られた年になった」とコメントしました。
昨年12月にiOS版を、本年3月にAndroid版をリリースした『スーパーマリオラン』は、合算でまもなく1億5,000万ダウンロードに達する見通しとのこと。無料で長く遊び続けるユーザーがいる一方で、徐々にではあるものの、購入者数も増えていると報告しています。
本年2月にリリースした『ファイアーエムブレム ヒーローズ』は、ランダム型アイテム提供方式を採用しており、ユーザーとの信頼関係に注力して納得感のある形でのサービスを展開。その結果、本作のビジネス面において「満足のいく売上水準」に到達したと明かしました。
今後のスマートデバイスビジネスについても触れており、「任天堂IPに触れる人口の最大化」「スマートデバイス事業単体での収益化」「ゲーム専用機事業との相乗効果」といった、これまでの方針を引き続き行うと共に、「新規スマートデバイス向けアプリを、年に2~3タイトル程度継続的にリリースしていく」と発表。今年度も、任天堂の新たなスマートデバイスアプリが複数楽しめる見込みです。
(C)Nintendo
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