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省スペースでVR空間を無限に歩ける「Unlimited Corridor」登場、「デジタルコンテンツEXPO2016」に出展

ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは、東京大学大学院情報理工学系研究科の廣瀬・谷川・鳴海研研究室との共同研究成果である「Unlimited Corridor」を、イベント「デジタルコンテンツEXPO2016」に出展すると発表しました。

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省スペースでVR空間を無限に歩ける「Unlimited Corridor」登場、「デジタルコンテンツEXPO2016」に出展
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ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは、東京大学大学院情報理工学系研究科の廣瀬・谷川・鳴海研研究室との共同研究成果である「Unlimited Corridor」を、イベント「デジタルコンテンツEXPO2016」に出展すると発表しました。

「Unlimited Corridor」は、狭いトラッキングスペースで広大なVR空間を歩いて探索する体験を可能とするエンタテインメントVRシステムです。なお本作は、経産省のコンテンツ技術イノベーション事業の一環として優れたコンテンツ技術を発掘・評価する「Innovative Technologies 2016」に採択されています。


体験者はHMDを装着し、6メートル四方の空間に建てられた円形の壁に触れながら歩くことで、工事中の高層ビルの足場の上を歩いているかのような体験が可能。子供が飛ばしてしまった風船を拾うことを目的に探索を行います。


「Unlimited Corridor」では、新技術「視触覚リダイレクション」が利用されています。この技術は、現実世界の曲がった壁に触れると同時にVR世界で平面の壁を視覚的に提示することで、平面の壁に触れながら直進している感覚を生じさせるというもの。これにより狭いスペースでも無限に歩けるVR体験を可能にしているとのこと。

この「視触覚リダイレクション」は、HMDに表示する映像に補正を加えることで、実際には曲がって歩いているにもかかわらずまっすぐ歩いていると感じさせる技術「リダイレクテッド・ウォーキング技術」と、触覚刺激が同時に受け取る視覚刺激の影響で変化して知覚される現象「視触覚間相互作用」が用いられています。

なお「Unlimited Corridor」の基礎理論は、東京大学大学院情報理工学系研究科助教である鳴海拓志氏とユニティ・テクノロジーズ・ジャパンの簗瀬洋平氏によって作られ、東京大学大学院情報理工学系研究科の松本啓吾氏らによって実装されました。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

イベント「デジタルコンテンツEXPO2016」は2016年10月27日~30日に日本科学未来館で開催予定。「Unlimited Corridor」は、“Innovative Technologies 2016エリア”に展示されます。
《すしし》
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