人生にゲームをプラスするメディア

【特集】『UPPERS』高木Pの新居へ突撃!1つの区切りを迎えた漢が語る心境の変化と新作の魅力、そして目指す“テッペン”とは

これまで様々なタイトルを手がけ、“爆乳プロデューサー”の二つ名でも知られている高木謙一郎氏。ドット系RPGに新たな刺激をもたらした『勇者30』や、美少女爽快アクション『閃乱カグラ』シリーズ、『VALKYRIE DRIVE ?BHIKKHUNI-』などの代表作があります。

ソニー PSV
【特集】『UPPERS』高木Pの新居へ突撃!1つの区切りを迎えた漢が語る心境の変化と新作の魅力、そして目指す“テッペン”とは
  • 【特集】『UPPERS』高木Pの新居へ突撃!1つの区切りを迎えた漢が語る心境の変化と新作の魅力、そして目指す“テッペン”とは
  • 【特集】『UPPERS』高木Pの新居へ突撃!1つの区切りを迎えた漢が語る心境の変化と新作の魅力、そして目指す“テッペン”とは
  • 【特集】『UPPERS』高木Pの新居へ突撃!1つの区切りを迎えた漢が語る心境の変化と新作の魅力、そして目指す“テッペン”とは
  • 【特集】『UPPERS』高木Pの新居へ突撃!1つの区切りを迎えた漢が語る心境の変化と新作の魅力、そして目指す“テッペン”とは
  • 【特集】『UPPERS』高木Pの新居へ突撃!1つの区切りを迎えた漢が語る心境の変化と新作の魅力、そして目指す“テッペン”とは
  • 【特集】『UPPERS』高木Pの新居へ突撃!1つの区切りを迎えた漢が語る心境の変化と新作の魅力、そして目指す“テッペン”とは
  • 【特集】『UPPERS』高木Pの新居へ突撃!1つの区切りを迎えた漢が語る心境の変化と新作の魅力、そして目指す“テッペン”とは
  • 【特集】『UPPERS』高木Pの新居へ突撃!1つの区切りを迎えた漢が語る心境の変化と新作の魅力、そして目指す“テッペン”とは

◆高木氏が目指す“テッペン”はゲーム業界の終焉!? 今後の展開にも言及



──ここからは、『UPPERS』や高木さんのこれからについてお聞かせください。まず本作は、大道寺先輩が先着購入特典のDLCで参戦しますが、この他のDLCは予定されていますか?

高木氏:いえ、他のDLCは予定していません。

──本編と各種特典が『UPPERS』の全てなんですね。では『UPPERS』自体の展開も、現段階予定しているものは、本作の発売で一区切りと。

高木氏:そうですね。僕の中でも「一発勝負」みたいに思っていたので。あんまりダラダラとやるタイトルじゃないなと。

──では、これは予定などではなく、あくまで個人的な希望で構わないのですが、『UPPERS』続編への意欲や、そこに向けた構想などはありますか?

高木氏:構想は常にありますし、すげーやりたいですね(笑)。バイオレンスとセクシャルを、ギラギラのネオンの中で、もっと派手に、みたいな。今回ちょっと出来なかった点なんですが、オーディエンスの気分が盛り上がった時にみんなが脱ぎ出す、というのをやりたかったんですよね(笑)。なので、続編とかで是非やりたいです。あとは、実写化とかも見てみたいかな。Vシネ的な感じがいいなぁ(笑)。

──『閃乱カグラ』とはまた別の広がり方ですね。それでは次に、高木さん自身の、今後の展開や動きなどを伺ってもよろしいでしょうか。

高木氏:今後もオリジナルタイトルを続けたいですし、『閃乱カグラ』が今年5周年を迎えるので、当然何もやらないということはありません(笑)。色々なタイトルを応援してもらっているので、その声にも応えていきたいと思ってます。

──意味深なツイートもありましたよね?

高木氏:あれは、次の『閃乱カグラ』の主題歌です。みんな、お察しな感じで受け止めていただいてるかなと(笑)。

──『閃乱カグラ』といえば、Steamでも配信されて、かなり高い評価を博してますね。


高木氏:はい、有り難いことです。元々『閃乱カグラ』は日本でしか売る気がなかったんですよね。なかったというか、中途半端な形で「世界を狙って」とか言ってもね?(笑) そういう規模感でもなかったので、日本の一部ユーザーに向けて絞った感じでスタートしたんですが、逆にそれがウケてしまいまして(笑)。もう本当に驚きました。

──あくまで確定の話ではないという前提で、Steamには今後も力を入れていきたいとお考えですか?

高木氏:そうですね。まずゲーム専用機へのリリースが最優先ですが、PCという舞台も今後欠かせなくなると考えています。より広く遊んでもらいたいので、海外のファンに送る選択肢として、PCという道を選ばない理由はないですね。

──日本のゲームファンの中にも、ゲームハードは持ってないけどPCで出るなら遊んでみたい、と思う方もいるでしょうしね。

高木氏:僕自身ですらちょっと思いますからね。これ以上ゲームハードが出たら、どこに置けばいいんだろう(笑)。並べられないし、待機電力も相当ですしね。

──Steam方面でのご活躍も、今後期待しておきます。ところで『UPPERS』では、神代乱麻たちがラストリゾートアイランドの“テッペン”を目指しますが、高木さんにとっての“テッペン”とはなんでしょうか?

高木氏:酔っぱらうといつも言ってることなんですけど、僕の目標はゲーム業界を終わらせることなんですよ。おそらく無理なんですけど、「これ以上はない」という究極の1本を出したいんです。これが出たらもうゲーム業界終了するしかないだろう、みたいな(笑)。

──おお! 壮大な“テッペン”ですね。

高木氏:これがあれば、新しいゲームなんて必要ないって1作を生み出してみたいなと。その1本に近づいていくことが、自分にとっての“テッペン”なのかもしれませんね。多分達成できませんから(笑)。だからこそ、一生続けられる仕事なのかなとも思います。

──無理かもしれない。でも近づきたい。それが高木さんのクリエイターとしての姿勢なんですね。では最後になりますが、購入を迷っている方への後押しも込めて、読者の方々にメッセージをお願いします。


高木氏:7月14日(木)に『UPPERS』が発売となります。新しいタイトルなので、手に取るハードルは高いかもしれませんが、価格も安いですし面白くなかったらすぐ売ってくれていいので(笑)、まず遊んでいただけると嬉しいです。

中古で買ってもらってもいいですし、半年後や1年後に思い出して買ってもらっても、また借りて遊んでもいいと思ってます。何らかしらの機会で触れてもらえると嬉しいですね。遊んでもらえることが基本であり、全てなので。是非、頭の片隅に『UPPERS』というタイトルを覚えておいてください。

──本日はありがとうございました!

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

『UPPERS(アッパーズ)』は2016年7月14日(木)発売予定。価格は、パッケージ版が4,980円(税抜)、ダウンロード版が4,611円(税抜)です。



(C)2016 Marvelous Inc.
《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

ソニー アクセスランキング

  1. 『モンハンワールド:アイスボーン』ミラボレアスを倒すために考えた7つのこと

    『モンハンワールド:アイスボーン』ミラボレアスを倒すために考えた7つのこと

  2. 『モンハンワールド:アイスボーン』下手くそでも「ソロ用ムフェト・ジーヴァ」に勝てるのか? 新規救済に見えた“(ある意味)辛い狩猟”をレポート

    『モンハンワールド:アイスボーン』下手くそでも「ソロ用ムフェト・ジーヴァ」に勝てるのか? 新規救済に見えた“(ある意味)辛い狩猟”をレポート

  3. 『モンハン:ワールド』俺たちの相棒「受付嬢」のかわいい姿を見よう! “全DLC衣装”でじっくり楽しむ受付嬢フォトコレクション【ワールド編】

    『モンハン:ワールド』俺たちの相棒「受付嬢」のかわいい姿を見よう! “全DLC衣装”でじっくり楽しむ受付嬢フォトコレクション【ワールド編】

  4. 『原神』稲妻には“自力で”行けるのか?ガイアやボートを駆使し、大海原を進んでみた

  5. 「『モンハンワールド:アイスボーン』で1番好きになった武器種はどれ?」結果発表―ハンターたちが命を預けた“相棒”はこいつだ!【アンケート】

  6. 『FF7 リメイク』クラウドのカッコいい&かわいいセリフ10選! よく観察するとクラウドの本性が見える?

  7. 『原神』稲妻の各探索ギミックを解説!雷の種から結界まで、新天地の冒険を“13項目”でサポート

  8. 『モンハンワールド:アイスボーン』あの「ベヒーモス」も今なら余裕で狩れる? マスター装備で挑むソロベヒーモス戦をレポート!【特集】

  9. 「七つの大罪」はもう古い!?『原神』新キャラたちの元ネタとなった“オタクの新教養”

  10. 『Ghost of Tsushima』冥人ではなく、武士として蒙古に立ち向かえ! “誉れある武士プレイ”を進めるうえで役立つ「6つの心得」

アクセスランキングをもっと見る