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【レポート】「HTC Vive」を開封!セットアップ方法やVR対応ゲーム解説をお届け

国内を含むワールドワイドでリリースされたValveとHTCの共同開発VRデバイス「HTC Vive」。本体一式が編集部に届いたため開封/取り付けセットアップのレポートをお届けします。

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国内を含むワールドワイドでリリースされたValveとHTCの共同開発VRデバイス「HTC Vive」。本体一式が編集部に届いたため開封/取り付けセットアップのレポートをお届けします。

HTC Viveの化粧箱に入っている内容物は、付属のHDMIやUSB、電源ケーブル類を除き、Vive本体とVRコントローラー2個、部屋全体をスキャンするベースステーションが2基、Vive本体とPCをつなぐリンクボックスが入っています。



■事前準備―グラフィックカードのドライバやゲームタイトルをダウンロードしておこう

VRデバイスのセットアップの前にGeForceやAMD Radeonグラフィックカードの最新ドライバのインストールや、VR対応ゲームタイトルやソフトウェアの事前ダウンロードをしておきましょう。なぜならPCとVRデバイス間のセットアップには多くの時間を必要とするからです。

Steamで無料プレイもできるVR対応タイトルでは、VRデバイスのパフォーマンスを測定する『SteamVR Performance Test』や現用機中心のフライトシム『DCS World』の他にも、HTCに付属する『Fantastic Contraption』や『Job Simulator』、『Tilt Brush』などのタイトルがあります。

■いよいよセットアップ―部屋やケーブルの取り回しを確認しよう


内容物一覧、ケーブル類が非常に多い

VRデバイスのセットアップには、まずVR空間を決めるために縦2m x 横1.5mのスペースが必要で、2基のベースステーション間に取り付けられる最大距離は5mです。ベースの取り付けにはドリルで壁に穴を開けて直接固定する方法がありますが、背丈以上(2m以上が理想)の高さに引き伸ばせる3脚や棚の上にガムテープで固定するという方法もあります。また注意点として鏡や光沢の強い物体は、トラッキングの妨げとなるので布などで隠しておく必要がある他にも、ベースステーション2基のそれぞれ電源やベースステーション間を繋ぐ10mほどの同期ケーブルを接続する必要があります。


HMDからリンクボックスへと繋ぐ接続口はオレンジに色付けされている


今回はゲーミングノートPCと接続


ベースステーションは、壁ではなく木板の上にガムテープで固定した

HTC ViveとPCの接続は、HDMIとUSBそして電源ケーブルが一つに束ねられたものをリンクボックスへと繋ぎ、グラフィックカードのHDMI(もしくはミニディプレイポート)とマザーボードのUSBの接続口に付属のケーブルを使って取り付けます。なおリンクボックスにも電源が必要なので、電源接続口を別途確保しておくのがよいかもしれません。 付属の説明用紙にはセットアップについて最低限のことしか書かれていませんが、HTC ViveのソフトウェアではヘッドセットやSteamコントローラーを含むマニュアルが日本語化されているため、PCを起動しつつ取り付けるのが良いかもしれません。なお、HTC ViveのセットアップマニュアルはSteamサポートページにも掲載されており、あらかじめ必要な機器などを確認出来ます。


チュートリアルは日本語化されている

次にVR設定ですが、Viveや2つのVRコントローラー、2基のベースステーションが正しく接続されていることを確認した後に、Steam側から調整が可能で“ルームスケール”と“立ちのみ”の2種類から決められます。ルームスケールでは、利用可能な空間を実際に歩き範囲を決めるというもので、設定範囲ギリギリの距離でVRコントローラーを力強く振り回すことを考えば、壁や家具との距離を余裕を持って設定するのが安全かもしれません。なお、ヘッドマウントディスプレイは眼鏡を付けたままでの装着も可能となっています。


ルームスケールの範囲設定、多少歪んでもOK


歩くとスペースが自動的に設定される

HTC Viveを起動すると、「THIS IS REAL」と表示された何もない3D空間が表示され、VRコントローラーのシステムボタンを押すとSteamのメニュー画面を映し出すことが出来ます(Steamビッグピクチャーモードに近いレイアウトのものが出る)。VR対応タイトルのゲーム中断や終了もメニュー画面を呼び出すことで可能で、Viveが画面内に認識したVRコントローラーから出るビームを照準して操作します。また、Viveの操作説明チュートリアルはSteam内に同梱されており、コントローラーなどの操作説明が行われます。


VRコントローラー、黒い丸がトラックパッドで直下にシステムボタンがある


トリガー部分、押し続けるとクリック動作が入る


各部紹介

■ローンチ時に無料でプレイ可能なVR対応タイトルをレポート!『DCS World』など

本体セットアップ後にいよいよHTC Viveに対応したタイトルを複数体験。今回プレイしたタイトルは、Eagle Dynamicsのフライトシムプラットフォーム『DCS World』と『Spell Fighter VR』、『InCell VR』、『InMind VR』、『IKEA VR Experience』、『Metaverse Construction Kit』の6タイトルをプレイしました。


『DCS World』Su-25Tの3Dコックピット内を自由に見渡せる

『DCS World』は2016年2月からViveに対応しており、VRコントローラーでの操縦桿やスロットル操作をサポートしていないものの、モニターを気にする必要のない自由な視点移動を兼ね備えています。Viveで見るコックピットは、細かな計器をスムーズに拡大出来るほかにもコックピット直下の風景や機体後部の状況を瞬く間に確認出来る点で楽な操作が可能です。本作には無料にプレイ出来る機体としてロシアの攻撃機Su-25Tとプロペラの複座練習機TF-51の2機を操縦可能。Vive利用は、現用機でのミサイルとレーダーを使ったBVR(視界外射程)戦において大きな効果を実感することがないかもしれませんが、奇襲による接近戦やSu-27などのHMTD(ヘルメット接近戦モード)利用時、P-51やBf109などのプロペラ機によるドッグファイトで敵機の目視に大きなアドバンテージを発揮するかもしれません。


『Spell Fighter VR』銃はホルスターに収めることも出来る

『Spell Fighter VR』はKubold開発の1人称ファンタジーアクションゲームのデモ版で、プレイヤーはマスケットライフルや剣、そして魔法を使いゾンビやスケルトンなどと戦うといます。VRコントローラーを用いて剣などを振り回す戦闘は面白く、体力の続く限り遊んでいられそうなタイトルといえます。デモ版のため多少の作りこみの甘さが確認できますが、HTC Viveの特徴ともいえるルームスケールVRの底力を体験できるタイトルでもあるので、ぜひとも一度は遊んでおきたいタイトルといえるでしょう。


『Spell Fighter VR』弓も引ける


『InCell VR』

Nival VRの『InCell VR』は、人体内の細胞を旅し細胞の構造などを学べるタイトルで、自動的に移動するコース上を疾走するレースゲーム。VRコントローラーを使わないゲームプレイであるものの疾走感のあるレース体験を得られることが特徴です。360度に広がる美麗がグラフィックを体験出来たため、気になるユーザーはプレイしてみるのも良いかもしれません。


『InMind VR』

『InMind VR』もNival VR開発のタイトルで、人の脳内に侵入し乱れたニューロンを沈静化するレールシューティングゲームです。Oculus RiftのVRデモとして開発されたタイトルで、プレイヤーはニューロン内を走り、赤く表示された脳細胞へ攻撃を加えます。これもアーケードライクなゲームプレイですが、VRデバイスを手に入れたら遊んでおきたいタイトルではないでしょうか。



『IKEA VR Experience』

IKEA VR Experience』は、IKEA Communications ABが開発したタイトルで、VRコントローラーを使うことでキッチン内を移動し、棚や引き出しなどを開け閉めが可能です。左右どちらか一方のVRコントローラーに表示されたメニューを、直接VRコントローラーで選択するため操作性に難があるのが残念なところ。なお、このタイトルはパイロット/テスト版ということで2016年8月までサポートされるそうなので、今後はさらに改良されたコンテンツがリリースされるかもしれません。



『Metaverse Construction Kit』

Metawareの『Metaverse Construction Kit』は、ブロックなどを組み合わせて建造物を作る3Dクリエイションタイトルで、ViveとVRコントローラーに対応し直感的な建築物制作が出来ます。VRコントローラー利用時には、ブロックを設置するコントローラーが1つ割り当てられ、もう一方にはブロックの種類や形状を選択するメニュー画面が表示されます。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

いかがでしたでしょうか?ルームVRのセットアップや11万円以上に及ぶ価格など敷居が高いものの、遅延の少ないVRコントローラーや部屋全体の利用したVR体験などの特色も多い「HTC Vive」。Oculus Riftに次ぐVRデバイスとしての今後の展開にも注目しておきたい機器ではないでしょうか。
《G.Suzuki》

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