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【特集】みんなそれぞれのポケモンの思い出(5)「幼き日のブーム体験、町にポケモンを探しに行く」

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『ポケットモンスター』というゲームに出会ったのは小学校後半の頃。クラスに一人はいそうな流行をサキドリするタイプの友達が持っていたのが『ポケットモンスター 赤』。モノクロのゲームボーイの中に描かれるポケモンたちが妙に魅力的に見え、アーリーアダプターを自称する自分もすぐに『ポケットモンスター 緑』を手にしたわけです。

学校が終わったら、家にゲームボーイを取りに帰って、誰かの家に集まってポケモン。これが僕の小学校の思い出の中で一番鮮明な記憶です。黙々とゲームを進めたり、レベル上に勤しんだり。一人プレイでも集まって方が何故か楽しいんです。もちろん、対戦をしたり交換したりが皆で集まる利点なのですが、そうでない遊びも皆が集まってやると何故か楽しい。

そうこうしているうちにクラス中、いや学校中がポケモンに染まっていきます。ゲームメディアを久しくやっていますが、ブームの広がりで思い出すのは小学校の頃に体感したポケモンです。ポケモン仲間が増えると研究も進み、知識が広がるのですが、あの小さなカートリッジの中にはとても解き明かせないほどの秘密が詰まっていました。来る日も来る日も誰かの家に集まっては、伝説のポケモンを手に入れる怪しい方法を試したりして・・・。

半端に工業化された田舎に育って筆者にとって、ポケモンはまだそこにあるかもしれない自然でした。あの山の麓に、あの川の端に、あのトンネルを抜けた向こうに何かを感じさせてくれる存在でした。20年経った今年、『Pokemon GO』が登場し、現実世界でポケモン探しが出来るようになります。初めてトレイラーを見た時、自然と涙が出ていました。20年前のように、また熱中させてくれる予感があったのかもしれません。

《土本学》

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