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【台北ゲームショウ2016】寺田貴信氏が『スパロボ』誕生や参戦作品について語った「寺田の趣味では・・・」

今年で25週年を迎える『スーパーロボット大戦』シリーズ。本作のプロデューサーを長年務める、BBスタジオの寺田貴信氏がAsia Pacific Game Summitで「『スーパーロボット大戦』のキャラクターコラボレーションビジネスについて」と題して講演を行いました。

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今年で25週年を迎える『スーパーロボット大戦』(スパロボ)シリーズ。本作のプロデューサーを長年務める、BBスタジオの寺田貴信氏が台北ゲームショウと併催されたAsia Pacific Game Summitで「『スーパーロボット大戦』のキャラクターコラボレーションビジネスについて」と題して講演を行いました。

長年愛されているスパロボの最も根幹を成すのは、様々なロボットが一堂に会するというコンセプトです。初代作品では10作品が、最新作では実に44作品が1つのゲームに登場します。シリーズの歴史を振り返った寺田氏は、このコンセプトは非常に実現するのが難しかったと語ります。

「それぞれの作品には世界観がありますから、他の作品と共演するのを原作者は基本認めてくれないわけです」寺田氏は言います。宇宙世紀の世界観にある「ガンダム」と現代日本が舞台の「マジンガーZ」を共演させるのは相当な説得が必要なわけです。そこで取った作戦が「SD化」(スーパーデフォルメ)です。当時から「SDガンダム」は存在し、子供向けのカテゴリに位置付けられていました。等身が異なり表現が違うSDであれば世界観の混在は気にならないというわけです。

参戦する作品は時代によって変化していったそうです。最初期は「スーパーロボット+ガンダム」という形でしたが、既に「マジンガーZ」などは懐かしいロボットという位置付けで、「"そんな古いロボットを製品化して売れるのか"という意見は沢山言われた」と振り返っていました。一方で時代を経るに従って、新しい作品も次々に登場し、リアルタイムに近い形で登場することも増えてきました。

「寺田のお気に入りで決めているんじゃないかと言われることもありますが・・・」と寺田氏は切り出し、参戦作品の決め方についても教えてくれました。実際のところ参戦作品は綿密なマーケティングの成果で、ユーザーのアンケートや玩具の人気動向などを測って決めていて、寺田氏の意見が却下されることも頻繁にあるのだとか。(唯一の例外は非常に開発期間の短かったワンダースワン版の『Compact3』だとか。曰く参戦作品は1日で決まった、とか)

発売元がバンダイナムコであることから、バンダイが商品化権を持っていて玩具を出している作品は可能性が高いとか。原作を制作する段階からスパロボへの参戦を打診されるケースも増えているそう。また、「エヴァンゲリオン」が放送された際には人気に火が着くのを察知した上司から「すぐに準備をしろ」と言われて交渉が行われたと寺田氏は話していました。

これまでリリースされた作品はなんと約90作品にもなるというスパロボシリーズ。寺田氏は「ロボットアニメのカタログ的な位置付けもあって、新しい作品を知るきっかけになっている」と話しました。今の日本は毎日、ロボットアニメが放送されるような状況ではありませんが、スパロボがロボット人気に再び火を付けるような事を期待したいところです。

今年は25週年ということで、既に発表されている事以外にも様々なものを準備しているそうですので楽しみですね。会場では質疑応答も行われ、熱心なファンが日本語で質問するなど当地での人気ぶりを伺わせました。
《土本学》

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