人生にゲームをプラスするメディア

【G-STAR 2015】現代人が文明のない島でサバイバルするMMO『Durango』の自由度が凄い!恐竜と戦い、部族を作り、時に争う

「G-STAR2014」で初お披露目された、ネクソンのスマートフォン向けMMORPG『野生の地:Durango』が今年も「G-STAR」に出展され、そのディテールが明らかになってきました。

モバイル・スマートフォン 全般
 
  •  
  •  
  •  
  •  
「G-STAR2014」で初お披露目された、ネクソンのスマートフォン向けMMORPG『野生の地:Durango』が今年も「G-STAR」に出展され、そのディテールが明らかになってきました。

『野生の地:Durango』は、『マビノギ』や『マビノギ英雄伝』のディレクターであるイ・ウンソク氏の新作タイトルです。本作では現代を舞台にしているものの、とある事故でプレイヤーたちは先史時代へワープ。そこは自然溢れる未開拓な土地で、恐竜を含めた様々な野生動物たちが生息しています。



■プロローグ
現代社会を生きるプレイヤーは旅行客として列車に乗ります。プレイヤーの乗った列車は目的地へ向かう途中、謎の事故にあってしまいます。列車のもとに荒々しい恐竜がやってきて乗客を攻撃します。プレイヤーは皆の命を救うため、武器を手にして恐竜に立ち向かいます。こうした過程で列車とプレイヤーは不慣れな地にワープし、『野生の地:Durango』の本舞台になるサバイバルワールドにやってきたのです。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

ゲームの目的はこの土地を開拓していくとこで、他のプレイヤーとともに仮想社会を作り上げるのが本作の醍醐味。そのためジャンルは“開拓型オープンワールドMMORPG”となっており、プレイヤーは生き残りをかけて「探険」「狩り」「コミュニティの構築」といったサバイバルを行っていきます。

インサイドでは、「G-STAR2015」の会場でイ・ソンウク氏にインタビューを実施。その内容をもとに、本作のディテールをお届けします。

◆おつかいMMOにおさらば


『野生の地:Durango』はスマートフォン向けの作品ではありますが、本格的かつ革新的なMMORPGを目指して開発されており、そのテーマの一つとして“MMORPGの根底を覆す”というものがあります。まず語られたのが「おつかいゲームではない」ということ。本作の目的は“開拓”であるため、プレイヤーは自分の意思で好きなように土地を開拓していきます。その手順や方法はプレイヤーに委ねられており、「○○を取って来い」「○○を倒して来い」といったクエストは存在しません。



また“ストーリーを強要”することもなく、ストーリーの断片がゲームプレイの中に散りばめられており、プレイヤーはゲームプレイの中で経験し、その一つひとつがストーリーへと繋がっていくとのこと。

◆開拓って何ができるの?


いわゆるサンドボックス型であり、様々なクラフト要素のある『野生の地:Durango』ですが、その開拓要素は従来のゲームよりも遥かに自由度の高いものでした。まず一般的な装備品・アイテムの製作はもちろん、家や施設などの建築も行え、細かいものだと料理や牧畜も可能です。

◆協力と対立


もちろん他のプレイヤーと協力することも可能で、ギルドの様な少人数コミュニティとして「部族」というシステムが用意されています。1つの「部族」に種族できる人数は30人程度と決まっており、この「部族」が複数集合することで「国家」を築くことができます。そのため個人が生活する家だけではなく、インフラを整備して村や街も作ることができ、規模が大きくなるほど高度な施設を作り上げることができます。

また「部族」あるいは「国家」は、それぞれ異なるコンテンツに特化することが可能で、たとえば「戦闘」「生産」「貿易」などがあげられます。これらが“仮想社会を作り上げる”という部分に繋がるのですが、例えば“Aという戦闘特化の「国家」が狩りで素材を手に入れ、それをBという「貿易」に特化した「国家」の市場で商売し、Cという「生産」に特化した「国家」がその素材を購入する”という社会が誕生するかもしれないのです。



そしてこの仮想社会を盛り上げるのが対立要素です。小規模なものだと「部族」間の対立があり、それが「国家」に膨れ上がることも。これらはエンドコンテンツとして扱われていますが、将来的には私有地や領地を巡る戦いも繰り広げられ、生業として「不動産」を行うこともできるようになるそうです。



対立の理由は様々なものが予想されますが、具体的には“A島という大変貴重な鉱石が発掘できる島が発見された。その島を他の「国家」から独占するため、相手が進行するのを妨害する施設を建設。逆にその島が他の「国家」にあるため、相手国へ侵攻する”ということが起こりえるそうです。

◆活動の舞台となる2つの島


オンライン型のサンドボックスゲームでは、“ゲームプレイが進行するにつれてゲームが老いていく”という問題がありますが、『野生の地:Durango』ではその点も心配ないとイ・ソンウク氏は言います。まず本作の舞台となる土地ですが、実は広大な大地ではなく、無数の島が活動の拠点になるのだとか。

島はほぼ無限に増やすことができ、「安定した島」と「不安定な島」の2種類を用意。前者はプレイヤーが生活するために家などを建設する安全な島で、後者は凶暴な野生動物などが生息する危険な島です。そのため開拓を行うのはこの「不安定な島」がメインになっており、ゲームの老化を防ぐため、「不安定な島」は1週間か2週間でなくなってしまうそうです。

なお、島の大きさは1km×1kmを予定。テスト段階では10km×10kmでも問題なく動作するそうですが、コンテンツの密度などを考えると1km×1kmがベストなのだとか。またマップ自体はゲームクライアントに全て入っているのではなく、サーバーから随時送られてくるデータとあわせて処理を行います。

◆サバイバルに欠かせない戦闘


そして生きていくために必要なのが戦闘です。野生動物の中には可愛らしいヤツもいますが、映像をご覧の通り肉食恐竜もたくさん出てきます……。そこで気になるのがバトルシステムですが、基本はオートバトルとなっており、プレイヤーはスキルを操作するのみという快適設計に。またクラスの様な概念も存在し、ゲームを進めることで「近距離特化」や「遠距離特化」などから選択が可能になります。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

サービス時期ですが、残念なことに現在は未定とのこと。直近のスケジュールとしては、2015年12月に韓国でCBTを行い、その後ワールドワイドでもCBTが行われる予定です。価格に関してはF2Pとなっており、具体的な課金要素は現在検討中とのことです。
《栗本 浩大》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

モバイル・スマートフォン アクセスランキング

  1. 「フィギュア」はどうやって作られる? トップメーカーに密着したら、進化し続ける“職人技”がスゴかった!【フィギュア作り】

    「フィギュア」はどうやって作られる? トップメーカーに密着したら、進化し続ける“職人技”がスゴかった!【フィギュア作り】

  2. 「ウマ娘 シンデレラグレイ」にゴールドシップ登場!?漫画「ウマ娘 シンデレラゴールド」が突如公開

    「ウマ娘 シンデレラグレイ」にゴールドシップ登場!?漫画「ウマ娘 シンデレラゴールド」が突如公開

  3. 『ウマ娘』のたづなさんって一体何者?「ウマ娘説」「トキノミノル説」の根拠となっているのは…

    『ウマ娘』のたづなさんって一体何者?「ウマ娘説」「トキノミノル説」の根拠となっているのは…

  4. 『FGO』現在出ている情報からカルデアの年表を考察【特集】

  5. 『ウマ娘』体操服アプデ、「ブルマ」or「短パン」にも規則性が! 開発陣の“並々ならぬこだわり”を感じる4ポイント

  6. 『ららマジ』約3年半の振り返りとメインストーリー・シーズン3について―西村氏・蟹江氏インタビュー

  7. リアルアカギが『プロスピA』で覇王に!?萩原聖人がリーグ戦で驚きの成績を残す

  8. 今さら聞けない『アズールレーン』ー『艦これ』との違いや魅力って?【特集】

  9. 新ウマ娘・タニノギムレットはなぜ眼帯キャラ?モデル馬との奇跡的なシンクロも話題に

  10. 【特集】『FGO』主人公って「マスター」以外になんて呼ばれてる?子ジカにオタクに黒騎士まで!

アクセスランキングをもっと見る