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【E3 2015】ゲーム産業は「映画+音楽」よりも大きくなった―調査会社IHS Technology

調査会社のIHS Technologyはインフォグラフィックを公開し、世界のゲーム産業が2015年には920億ドルに到達し、映画産業(620億ドル)と音楽産業(180億ドル、ただし録音された音楽に限る)を合算よりも大きい最大のエンターテイメント市場となると明らかにしました。

ゲームビジネス 市場
ゲーム、映画、音楽産業の2008年からの伸び
  • ゲーム、映画、音楽産業の2008年からの伸び
  • デジタルシフトではゲームが圧倒的
  • 地域別にもゲームは世界に広がる
  • 様々なデバイスでゲームを遊ぶ環境がある
調査会社のIHS Technologyはインフォグラフィックを公開し、世界のゲーム産業が2015年には920億ドルに到達し、映画産業(620億ドル)と音楽産業(180億ドル、ただし録音された音楽に限る)を合算よりも大きい最大のエンターテイメント市場となると明らかにしました。

ゲーム産業の市場規模は2008年から比較して実に440億ドルもの成長を遂げ、映画を逆転しました。IHSでは2017年には1000億ドルを突破すると予測しています。ちなみに2015年には全エンターテイメントに占める割合は21%だとのこと。

特にデジタル分野での収益は映画や音楽を圧倒していて、同社のPiers Harding-Rolls氏は「パッケージメディアはゲーム、映画、音楽を問わず縮小している一方、ゲームだけは2008年から急速なデジタルシフトに成功している」とコメントしています。

さらに同社ではゲーム産業が真に世界規模の産業であると強調。地域別ではアジア太平洋地域(46%)、北米(24%)、欧州(24%)、中央・南アメリカ(4%)、中東・アフリカ(3%)という分散が見られます。「中国、韓国、東南アジアなどデジタルファーストな市場が急速な成長を遂げています。またアプリ市場が伸び、伝統的なPCオンラインメーカーが一斉に押し寄せることで市場の様相が変わってきました。」

いよいよ開幕するE3もゲーム産業の強さを示すものになるでしょうか?

※いずれの数字も直接消費者が支払った金額ベースの市場規模
《土本学》
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