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『閃乱カグラ』高木Pの自宅に行ってみた…地下室で語られた、爆乳Pの原点や最新作の魅力とは

ゲームの歴史を紐解けば、「美少女」+「アクション」の組み合わせは決して少ない数ではありません。しかしその大半は単一タイトルが多く、続編が出ても1~2本止まりがほとんどでした。

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◆見どころからアップデートまで、そして小百合さん登場のきっかけはあのゲーム!?



──それでは、発売間近の『閃乱カグラ ESTIVAL VERSUS -少女達の選択-』に関してお聞かせください。今回は両姫の復活などもあり、どこか「ひと夏の夢」のような趣も感じますが、これまでにない切り口にしたきっかけはなんでしょうか。

高木氏:『閃乱カグラ』シリーズは、基本アクションゲームのシリーズなので、どうしても争わないといけないんですよね。常に揉めなきゃいけない、みたいな(笑)。その中で……キャッキャウフフとまでは言いませんが、一度違う感じで闘わせてみたいなと考えました。可愛さとか楽しさを押し出していくという形ですね。



──その方向性で辿り着いたのが……。

高木氏:水着ですね(笑)。そして祭りです。

──ひと夏の思い出的な雰囲気ですね。どこか切なげのような。

高木氏:これまでのシリーズとはちょっと違うような、驚きの展開も用意してますよ。

──驚きの展開!? ではそこも注目ポイントですね。

高木氏:どう受け取られるか、今からドキドキしてますけどね(笑)。楽しみにしていてください。

──楽しみといえば、コスチューム関連も気になります。最初から選べるだけでも、どれくらいありますか?

高木氏:そうですね。最初の時点では、それぞれのキャラの衣装分と、あと10種類くらい選べたと思います。そして、プレイを通して徐々に増えていく感じですね。



──衣装も含め、アップデートも長期を見据えて行う予定でしょうか。

高木氏:そうですね。元々予定しているものと、あとはユーザーさんの反応をフィードバックして改良していくものなどを考えています。衣装だけでなく、ストーリーを追加したりなどもあるので、ご期待ください。

──内容は別としても、『閃乱カグラ2』のような長期展開が来ると期待していいんですね?

高木氏:そうですね、有料無料含めて(笑)。

──ちなみに、キャラの追加などは……?

高木氏:……あるかもしれませんね(笑)。


──分かりました、楽しみにしておきます(笑)。それではゲーム内容の方に戻りますが、新キャラの中でも特に気になる小百合さん。81歳のお婆さんをプレイアブルキャラにしようというのは、実に大胆な試みですよね。

高木氏:まず「おっぱい」に色んな種類が欲しいなという気持ちがありまして。で、先ほどお話したとおり、ゲーセンでの体験もかなり自分の中に影響を及ぼしているんですよ。

──ゲーセン……ということはもしかして?

高木氏:はい、『豪血寺一族』もやっぱり印象深いですよね。なので、やはりババアも必要かなと思いまして(笑)。凄いゲームですよね、あれも。

── では、小百合さんからのジャスミンというのも、『豪血寺』からの影響ですか?

高木氏:やっぱり若返らないとね。お婆さん出しただけだど、「ババア増やすなよ」って言われちゃいますし(笑)。なので、美味しい部分も用意させていただきました。ちなみに衣装の着せ替えもできますよ(笑)。



──おお……!(笑) ちなみにジャスミンは、忍転身の時のみですか?

高木氏:いえ、小百合とジャスミンは、2人のキャラクターに分けています。「ジャスミンを使うために小百合を選ばないといけない」ということはないので、ご安心ください。

──美女好きからお婆さん萌えまで、幅広く対応しているわけですね(笑)。見た目もインパクトたっぷりですが、物語的にも深く関わってくるのでしょうか。

高木氏:はい。祭司という立場なので、かなり重要な立ち位置になっています。本作の注目キャラのひとりですね。



──注目せざるを得ませんよね、存在感ありすぎです(笑)。

高木氏:どうしても目が行ったちゃいますよね(笑)。キャラクターとしても相当いいですし、声優さんも鈴木れい子さんなので! (出演の)OKもらえた時は、本当に嬉しかったですね。

──鈴木れい子さん以外は考えられませんでしたか?

高木氏:もし断られていたら、路頭に迷ってましたね。開発を延期してたかもしれません(笑)。


──今回、PS4へのシリーズ初進出も果たす形となりますが、据え置き機へのリリースは以前から考えていましたか?

高木氏:今はスマホなども勢いを増していますが、(そちらに行かず)コンシューマに残っているのは、「据え置きやりたいよね」って気持ちがやはり強いからです。元々業界に入った理由のひとつもそこですしね。

チャンスがあればやりたいとずっと思っていました。そして(PS Vitaの)『閃乱カグラ』の新作を作る時に「PS4がくるぞ」と感じたので、「ここで賭けたい」という感じでした。

──満を持しての一歩だったんですね。では実際に開発に当たられた時、PS4と『閃乱カグラ』の相性はいかがでしたか?

高木氏:よかったですね。やっぱり美少女ゲームって、絵がいいに越したことはないじゃないですか(笑)。綺麗な絵が出るっていうのは、やっぱりメリットもインパクトも大きいですね。実際にTVで見て欲しいという感じです。

──動画などではなく(笑)。

高木氏:はい(笑)。画面も大きいのがお勧めなので、ひとりで大画面を満喫できる方はPS4をお勧めします。家庭的な事情で難しい方は、PS Vitaでお楽しみください。

──PS4版といえば、最大10人で遊べるという点も見逃せません。こちらに関しても、少しお話を聞かせてください。

高木氏:チーム戦という形で、共闘と対戦が楽しめます。10人なので、最大5vs5ですね。



──最大10人で遊ぶ『閃乱カグラ』の手応えは、いかがでしたか?

高木氏:しっちゃかめっちゃかですね(笑)。本当に大乱闘です。ちなみに『閃乱カグラ』の対戦は、基本的にはあんまりガチにはしたくないなと考えているんです。なんとなくプレイしてても勝てたりする、くらいのバランスにしたいなと。

──シビアな勝負ではなく、楽しさ重視という感じですか。

高木氏:そうですね、パーティ的な。みんな思い思いの恰好をして、ワーッって遊んでもらえれば嬉しいです。



──自分なりの衣装の組み合わせをお披露目する楽しさもありますよね。

高木氏:ええ、こちらが驚くような組み合わせとユーザーさんが作るので、今回も楽しみです。

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◆懐の深い『閃乱カグラ EV』、魅力のひとつは「言い訳できるところ」



──では次に、『SHINOVI VERSUS』から最も進化した点やポイントなどをお聞かせください。

高木氏:全体的なグラフィックもそうなんですけど、僕が個人的にいいなと思ったのは、PS4版の更衣室だと5人同時に表示して撮影できるんですよ。衣装やポーズ、表情や立ち位置など、相当細かく設定できるので、そこはかなりやり甲斐ありますよ。何枚か写真を撮って、それで漫画を作れるんじゃないかって思うほどです。

──5人表示というのは、かなり凄いですね。前代未聞かもしれません。

高木氏:更衣室も、ただセットアップするだけの場所だったはずなのに、どんどん膨らんでいきましたね。(今回も)かなりいい感じになってます。



──「全破壊」に多彩なシチュエーションが加わる「ぷるぷるフィニッシュ」も、本作ならではですよね。完成版を見た時の第一印象はいかがでしたか。

高木氏:自分の方から色々言って、やってもらったんですけど……(見た瞬間)笑っちゃいましたね(笑)。あと同時に、大丈夫かなって心配にもなりました。審査通るかなって。

──やりすぎ感すら覚えるほどのインパクトだったんですね(笑)。

高木氏:(想像してはいたんですが)イメージを超えてきたって感じでした(笑)。ただ、これはシリーズを通してこだわっているところなんですが、あくまで「笑えるエロ」でありたいなと考えていて。「ガチエロになっちゃいかん」と。なので、今回も楽しんでもらえるんじゃないかと思っています。



──ちなみに審査の方はいかがでしたか。手こずりましたか?

高木氏:なんかすんなり通っちゃいましたね(笑)。「意外とCERO Dの幅は広いな」って。

──では、今後も「CERO D」の幅を模索しながら開発していくわけですね。

高木氏:『閃乱カグラ』シリーズは、どうしてもエロが目立ちがちではありますが、ベースとしてはアクションがあった上での一要素なので、その部分で通ったのかもしれません(笑)。

──エロメインになると変わってきそうですね。エロのためにも、よりよいアクションゲームをお願いします(笑)。それでは、本作全体の魅力を敢えて一言でまとめるならばどんな言葉になるでしょうか。

高木氏:そうですね……セクシー売りのゲームだというのはユーザーさんもご存じのところだと思いますが、「言い訳できる」というのもポイントかなと思います。「俺はアクションやりたいんだよ!」って言いながら遊べるかな、と(笑)。



──コスチューム破壊も、破いたんじゃなくて「破れちゃった」んですね?(笑)

高木氏:どっぷりハマってくれる方々だけでなく、「こっち側」へ踏み込むのにまだ躊躇してる人たちにも入りやすいんじゃないかと思ってます。「アクションやりたいし、話題になってるからやってみようかな?」みたいな(笑)。

──なるほど、そう考えると懐の深いゲームですね!

高木氏:「試しに触ってみなよ、アクションだよ」って呼びかけていきたいですね(笑)。


──今から期待が高まるばかりです。ところで、通常版と限定版のどちらを買うか悩んでいる方も多いと思うんですが、限定版で特にお勧めしたいポイントなどはありますか?

高木氏:PS4の限定版には30分のアニメが同梱されているんですが、これもかなりバカバカしいと言うか(笑)、突き抜けた話になっています。こちらもぜひ見て欲しいですね。ちなみにPS Storeで単品販売も行うので、PS4の限定版が買えなかった人はそちらで楽しむことも可能です。

──PS Vita版を購入した方にとっても朗報ですね。

高木氏:新しいアニメーションなので、できるだけ多くの方に楽しんでもらえると嬉しいですね。そうそう、ちなみにBlu-ray版も出ます。そちらだと、解禁されている部分がいくつかあるので、どうぞお楽しみに(笑)。

──こだわり派の人はもちろん、アニメ派の方々もそちらを選べばいいわけですか。至れり尽くせりですね。

◆続編の前に隠し球も!? HMDも検討中など、聞けて嬉しい今後の展開



──あくまで現段階で考えているもので構わないのですが、『閃乱カグラ』シリーズの今後の構想などを伺ってもよろしいでしょうか。

高木氏:当然続けていきたいなと思ってますし、色々考えています(笑)。

──ユーザーさんからの声が届くと、よりよい形になる可能性はありますか?

高木氏:それは間違いなくあります。どんどん声を聞かせて欲しいですね。

──ちなみに、これは気が早い話ですが、本作『閃乱カグラ ESTIVAL VERSUS -少女達の選択-』の続編が出るとしたら、サブタイトルは「X」から始まりますか?

※『一騎当千』シリーズのサブタイトルが、『Shining Dragon』、『Eloquent Fist』、『XROSS IMPACT』だったため。


高木氏:そうですね、そこはやはり(笑)。『一騎当千』の頃も、(展開は)まだ何も決まってないのに「3作目まで続けたい」という強い思いがありました。



──では、PS Vitaの『閃乱カグラ』シリーズも、その想いが込められているわけですね。

高木氏:実は(本作と)『X』の間に、何か別のをちょっと挟みたいかなとも思ってますけどね(笑)。

──おお、嬉しい話がポロリと!(笑)

高木氏:まだ思ってる段階ですけどね。そして、いずれ……『X』! 夢も拡がりますが、大変そうだなーという気もしています(笑)。

──だからこそ、見てみたいですね。

高木氏:そうですね、僕自身も見てみたいです。

──ちなみに、ヘッドマウントディスプレイなどの周辺機器と組み合わせるといった方面の展開はお考えですか?

高木氏:これはずっと考えていますね。(『閃乱カグラ』シリーズと)非常に相性がいいと思いますし、何か面白いことができると思うので興味津々です。


──いずれ、新しい遊びを提供してみたいと?

高木氏:はい。ヘッドマウントディスプレイは最高ですよ。「あっち側」に行けますしね(笑)。

──画面から出てきてくれない美少女たちに、こっちから行く訳ですね(笑)。

高木氏:キャラクターたちに囲まれたいじゃないですか。自分の部屋なら、やりたい放題ですし。こう……下から覗いたりもしたいですよね(笑)。

──それは……もちろん(笑)。まさにこの部屋は、その夢を叶えるにもうってつけの場所ですね。ぜひとも、ヘッドマウントディスプレイを用いた新たな地平を切り開いてください。

高木氏:頑張ります(笑)。


──では最後となりますが、本作を待ちわびているユーザーの方々に向けてメッセージをお願いします。

高木氏:今回、これまでのシリーズと比べても非常にいいクオリティで仕上がったかなと自負しています。こんなにボリューミーなアクション美少女ゲームはこれまでにないと思うので、是非遊んでもらい、数々の「おっぱい」を堪能して欲しいですね。アップデートも末永くやっていくので、後々もまた引っ張り出して楽しんでください。

──定期的に「おっぱい」に帰るわけですね(笑)。

高木氏:ひと夏の思い出なので、夏が来るたび遊んでもらえたら最高ですね。ぜひ、『ぼくのなつやすみ』と一緒にどうぞ(笑)。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆


にこやかに対応してくださった高木氏のおかげで、終始笑いに包まれたインタビューとなりました。幸い不法侵入に気付かれることもなく、この後も「どうせなら遊んでいきますか?」と、発売前の『閃乱カグラ ESTIVAL VERSUS』を披露してくれるサービスぶり。

その申し出を断る理由は微塵もなく、楽しいひとときを過ごさせていただきました。そして宝の山を眺めつつ、密かな誓いを立てます。次は、高木氏のいない時に来て『ドラクエIII』をクリアしよう、と……!



『閃乱カグラ ESTIVAL VERSUS -少女達の選択-』は、2015年3月26日発売予定。価格は、PS4の通常版が7,980円(税抜)、限定版が13,810円(税抜)、PS Vitaの通常版が6,980円(税抜)、限定版が10,810円(税抜)です。

(C)2015 Marvelous Inc.
《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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