前回は基本的な部分のみの紹介でしたが、今回は1-1から1-5までを解説。と言っても、タワーディフェンスゲームの基本さえ理解できていれば1-4までは順当にクリアできると思いますので、1-5に焦点を絞ってお届けします。
冒頭の戦闘チュートリアル終了後、殿と千狐たちは突如現れた穴に吸い込まれ、どことも知れぬ世界に飛ばされてしまいました。さて、ここから本編が始まります。まずは部隊を「編成」し、状況に応じて「開発」「築城」を行って、「合戦」の準備をしましょう。
現在実装されているステージは、関ヶ原、姉川、稲生、島原、三方ヶ原の5つ。これに加えて、2015年1月13日まではイベントステージ「稲荷山」で「初詣を護れ！ 稲荷山決戦！！」が行われています。ゲームを始めたばかりの殿でも、2015年1月13日まで1週間あれば稲荷山-3の攻略を狙えると思いますので、クリア報酬の「志自岐原城」（原城に改築可能）を手に入れておきましょう。
初戦の波数（兜が襲ってくるターン数）は3。「桃形兜」と呼ばれる人型兜「人知」が襲ってきます。ここは初期面なので低難易度に設定されており、城娘が二人いればクリア可能なステージ。画面中央やや右側に、遠距離の城娘を配置すると効率よく敵兜へダメージを与えられます。
もし鹿児島城のような範囲スキルの城娘が手元にあるならば、ここで「技」を発動すれば兜を一網打尽にする事も。また、3人居るならば、本城の近くにやや攻撃距離の長い城娘を配置するとレベルの低い城娘の育成も容易です。ある程度城娘が育ってくればここを単騎クリアできるようになるので、坂戸城のような「攻撃力が高く、速度が速い」城娘でプレイして資材を稼いでおきましょう。数分あればレベル5程度まで上げられますから、時間に余裕のある時を狙って底上げをするのが良策です。
この面も基本的に平地が多い面で、波数は3。本城の手前に山地形があるので、そこに山適性の城娘を配置すると少し有利に運べるでしょう。また1と同様、分岐している道の中央やや右寄りに銃や弓といった遠距離攻撃型を配置しておくと、ダメージを負う事なく敵兜へ攻撃を与えられます。
道の合流点で兜を迎え撃ち、本城前に近付けさせないのが理想。しかしここには桃形兜の他に、「突撃式突パイ形兜（とつげきしきとっぱいなりかぶと、パイは灰に皿）」という中ボスタイプの兜が現れます。
これが思った以上に硬く、中々倒せないため注意が必要。本城の城娘に低レベルや弱い者を選ぶと敗北しかねないため、分岐に配置する城娘を増やすか、関ヶ原1で本城へ配置する城娘をしっかり鍛えておくと安心です。
この面は籠城戦となっており、所持している「所領」からマップが選ばれます。後々このマップ選択によって攻略の難易度が変わってくる場合もありますが、現段階ではそれほどの差異はありません。ここには先ほどの「突撃式突パイ形兜」がそれぞれの波のボスとして現れますので、関ヶ原1で全体的なレベルアップを試み、本城付近の城娘達にダメージがいかないようにしたいものです。
波数は4で、波3あたりになると前線の城娘は半壊になっている可能性も高いため、撤退して他の城娘と入れ替えましょう。この時、「技」ゲージが貯まっていれば、発動する事もお忘れなく。ここでいよいよ波4「突撃式突パイ形兜」の後に、「烏帽子形兜」（えぼしなりかぶと）という銃を持った兜が登場。しかし強くはないため、技ゲージが空でもなんとかなります。
この面も籠城戦で、波数は4。籠城戦ゆえ所領（マップ）は自動選択です。今回再プレイするにあたり、初めての所領が出たので戸惑いましたが、本城の入口付近に城娘を効果的に配置できるようになっていたため事なきを得ました。
画像の所領ですと、画面左端の山中に弓城と銃城を配置し、予め「突撃式突パイ形兜」にダメージを与えておく戦法も考えられます。第一波から最後まで「烏帽子形兜」が出てきますから、「気が付いたら本城がダメージを受けていた」という状況にさえ気を配っておけばクリアは盤石でしょう。所領にもよりますが特に語るところのない面です。
いよいよ関ヶ原の最終戦。兜型生命体のボスである「黒漆塗大水牛脇立桃形兜」（くろうるしぬりおおすいぎゅうわきだてももなりかぶと）の登場です。
しかし……これほど長い名前のボスキャラには滅多にお目にかかれませんよ。そのいかつい名前同様に、姿形もボスらしい外見です。
まず第一波。左の街道から桃形兜が登場。山間に弓や銃を配置しておけば、ダメージを喰らう事なく兜に攻撃を与える事が可能です。我が城娘の遠距離型はあまり鍛えていないため突破されてしまいましたが、しっかり鍛えて臨めば敵兜の一派は本城まで届きません。
第二波、第三波も同じように進みます。大してダメージも受けないため、城娘の入れ替えは不要でしょう。ただし、3波で右下の街道から烏帽子形兜が2体現れるので、中央やや右寄りに遠距離を配置しておく必要があります。
第四波になると、左からも右下からも兜が出てきます。突撃式突パイ形兜がいやらしく生き残り本城を目指してきますから、できれば本城到達前に倒してしまいたい……このマップでの常套手段ですが、中央の遠距離ダメージ技を当てる事で、トッパイ型以外は葬れます。関ヶ原1や関ヶ原5の周回プレイでは多用する配置なので、遠距離ダメージ技を持つ城娘が手に入ったら鍛えておく事をおすすめします。
ここでいよいよ大将兜「黒漆塗大水牛脇立桃形兜」が左の街道から進軍開始。歩行速度は遅め。左の街道付近に配置した城娘達の技を解放して、なるべく多くのダメージを与えておきましょう。
後の事は考える必要がありません。なお、街道下側の田んぼの上はボスからダメージを受けないので、耐久の低い城娘でも問題なしです。
大将兜が左の街道付近に配置した城娘達の攻撃範囲から離れたら、彼女たちを撤退させて、代わりの城娘を本城付近に配置。技ゲージは貯まっていませんが、集中攻撃を与えて本城を守り抜かねばなりません。敵はかなりの攻撃力を誇るため、タイミング良く撤退させて損害を最低限に抑えたいものです。本城を回復技持ちの城娘にするのも手ではあります。もっとも、あまり安定しないため、低レベルの内は素直に強い地形適応の高い城娘を配置しておきましょう。
撃破すると中身が出ます。中身……まさかの、いや、ある程度予想はしていましたが……やっぱそうかあ。官能的なラインだったからなあ。この大将兜撃破で「関ヶ原終了！」と相成りました。
関ヶ原では飛行タイプの兜が出て来ないため対空に気を配る必要はありません。しかし、現在行われているイベント「初詣を護れ！ 稲荷山決戦！！」には飛行タイプである「蜂形兜」が最初から出てくるため、本城にはなるべく対空値のある城娘を配置しましょう。
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関ヶ原の大将兜であった「黒漆塗大水牛脇立桃形兜」は、今年話題になった黒田官兵衛の息子、黒田長政が所有していた兜であり、勇壮な金色の角が一際目を惹く重要文化財で、現在は福岡市博物館に収蔵されているようです。（一部名前は違いますが） もし行くチャンスがあるのならば、一度本物を見てみるのも楽しいかも知れませんね。
サービス開始から一月半あまりが経過し、DMMランキングも上位をキープしている同作。当然まだ荒削りな部分もありますが、これからもブラッシュアップして、日本の城とその歴史を識るための一端になる事を、大いに期待しています。
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