プラチナゲームズが開発したWii Uタイトル『ベヨネッタ2』のレビューをお届けします。
『ベヨネッタ2』は、前作『ベヨネッタ』の正当な続編と呼ぶに相応しいゲームです。基本的な部分はそのままに、ムービーの長さ、QTE、カメラワーク、微妙なミニゲームなど、前作の悪い部分が修正。「ウィッチタイム」の調整なども行われ、アクション部分がより爽快になりました。その結果、多くのアクションゲームがRPGや他ジャンルと融合したり、そもそもIPの続編が発売されない近年、『ベヨネッタ2』は最高のアクションを他の要素に邪魔されずとことん楽しむ事ができます。
まとめると、前回の不満点を改善し、かつ新しい取り組みが行われているため、前作を120点にした様な完成度。前作をプレイしていないと理解しにくい物語ではあるものの、ハードと時間があるならばプレイするべき1本だと言えます。その評価理由を3のトピックスにしてまとめました。
アクションの気持ちよさは、モーションやSE、エフェクトなど様々な作りこみがあってこそ。その拘りは公式ブログで語られていますが、そこに目を向けられないほど夢中になれます。極端な話、初期から使える武器「ラブイズブルー」を装備した状態でワンパターンなコンボだけ使ってもラスボスまで楽しめるでしょう。ですが『ベヨネッタ2』には、複数の武器、そして武器によって変化する多彩なコンボがありますので、ストーリーモードを一周する程度では、本作のアクションは遊びきれません。裏側を気にするなら尚更ですね。
改善ではなく追加、あるいは進化という面でも『ベヨネッタ2』は楽しませてくれました。特にゲームとして新たな楽しさを提供してくれたのが「タッグクライマックス」。初の協力モードで、画面に映るアクション量が単純に二倍になりますので、画面のカオスさが爽快感に直結しています。もちろんストーリーモードでも、CPUが戦いに参戦してくれる場面があります。
また、誰でも簡単に操作できる「オートマチックモード」や、タッチペンで遊べる「タッチプレイ」は、ゲームの面白さはそのままに、新たなプレイスタイルを提供してくれました。
ストーリーは『ベヨネッタ』をプレイしていないと理解しにくいものの、前作が丸々同梱されているのは魅力的です。ただし、ストーリーの全てを堪能しようとした場合、両作合わせて30時間程度の濃いゲームプレイが要求されるため、人によっては疲れてしまうかもしれません。その場合は、前作を劇場版で楽しむという選択肢もあります。
また、ラストも「身近なアイツが実はラスボスでした」という落ちではなく、もう一度前作をプレイしたくなる内容でした。『ヴァンキッシュ』や『マックスアナーキー』で見られた、口の動きと台詞のズレがないのもいいですね。
・点数:95/100
・プレイ時間:28時間
※基準に関してはこちら
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