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『俺屍2』戦闘時の視点変更追加などの修正点を発表、対応できなかった点の公表も

ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアは、PS Vitaソフト『俺の屍を越えてゆけ2』の公式ブログ「続編への道」にて、製品版へ向けた修正点のお知らせを発表しました。

ソニー PSV
『俺屍2』戦闘時の視点変更追加などの修正点を発表、対応できなかった点の公表も
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  • 『俺屍2』戦闘時の視点変更追加などの修正点を発表、対応できなかった点の公表も
ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアは、PS Vitaソフト『俺の屍を越えてゆけ2』の公式ブログ「続編への道」にて、製品版へ向けた修正点のお知らせを発表しました。

発売まで残り2ヶ月を切り、いよいよ活気づいてきた『俺の屍を越えてゆけ2』。これまでもゲームシステム体験版や、前作のストーリー部分がまるごと楽しめる『俺の屍を越えてゆけご新規体験版』など、本作に関わってくるゲーム性や物語面などの魅力を先駆けて味わえる配信などを積極的に行っており、ユーザーのプレイ意欲を大いにかき立てています。

しかしその目的はプレイ意欲の促進ばかりではなく、特にゲームシステム体験版の配布には、プレイしたユーザーからの意見を参考にし、製品版の調整や修正を行うという側面もあります。そしてこのたび、寄せられた意見を元にどのような修正を実施するのか、その詳細が公式ブログ「続編への道」にて明かされました。

なおこのたび発表されたのは、修正を実施する点のみではありません。「修正点だけを列挙しても真摯ではないと思いますので、いただいた声が多かった案件も、できるだけ結論を書かせていただきます」としており、対応できなかった点も理由を含め記しています。

◆ご意見をもとに修正を行った点


■「当主作成」
・顔作成時の「おまかせ」を選択した際は、LRボタンで次々とおまかせ顔を選択できるように変更しました。

・初代当主作成時、髪型を男女別に見直しを行いました。

・初代当主作成時の髪色選択、4属性の基本色のみである4色で考えていましたが、要望が多かったので、基本属性の他、属性をまたぐ色も含め16色に増やしました。

・名前入力時の「決定」というコマンド名が何の決定かわかりにくかったため、名称を調整しました。

・初期3職を決める際、現在何番目を選択中かわかりにくかったため、決定時に確認を挟みつつ表示をするように変更しました。

■「一族」
・髪の毛の色の調整を行ないました。要望が多かった赤髪系・黒髪系もいれました。

・瞳の光の位置、各パーツの形状等、可能な限り調整を行いました。

・一族表示について、年齢順などのソート機能を追加しました。

・遺言シーンでは、BGMを止めるように変更しました。

■「屋敷」
・屋敷コマンドの並びについて、「交神の間」と「街へ」を入れ替えました。

・結魂、養子の利用時、月経過しないように変更しました。

・子供の命名時に、職業選択と同様、△ボタンで状態画面を参照できるように変更しました。また、父母の名前を表示するように変更しました。

・「道具」選択時に携帯袋が開いている状態にしました。(道具を選んでからの「携帯袋整理」「売却」「使用・授与」「貴重品」メニューは撤廃しました)

・携帯袋(または蔵)内での操作について、収納関連を○ボタン、売却を□ボタンに設定しました。授与については、別コマンドに分離しました。また、一括収納やソートなども追加しています。

■「披露画面」
・「披露画面」にて、×ボタンで元の画面に戻れるように変更しました。
※「披露画面」はタッチ操作が必要なため、PS VitaTVでゲームを遊ぶ際は、タッチ操作の設定を行ってください。

・スクリーンショットのファイル名を「俺屍2_日付時刻」 に変更しました。

■「街」
・投資の際、確認を挟むように変更しました。

・店の商品の並び順を値段の高い順に変更しました。

・武器屋などに「携帯袋・蔵」コマンドを追加しました。

・大売出しの際、割引表示を追加しました。

■「遠征」
・遠征時、ネットワークに接続されている時は、オンラインIDを入力し、任意の他国への遠征ができるようにしました。

■「迷宮」
・1ヶ月経過時のコマンドの並びを以下のように変更しました。
「討伐続行時の体調変化を確認」
「この先3ヶ月の予定を確認」
「月報を見る」
「討伐を続行」
「屋敷へ帰還」

・1ヶ月経過時のコマンドを選択する際、メニューを開き、道具や術などが使用できるように変更しました。

・迷宮移動時、方向キーのショートカットメニューを追加しました。

・火時計内に表示される地図の表示エリアを広げました。

・道具効果が無くても、火時計内の地図に敵アイコンが表示されるように変更しました。

・移動中の敵シンボルが背景に同化していて識別しにくいため、若干の明滅をさせるように変更しました。

・コーちんの「待って待って~」の頻度を少なく変更しました。

・鬼神戦突入時の演出を変更しました。

・移動時のカメラを調整しました。左右にカメラを振った際にも画面が大きく揺れないように調整しています。

・戦闘終了後、鬼が動かない時間を追加しました。

・鬼神がいるエリアについて、鬼神が存在してるとBGMが変わるようにしました。

■「戦闘」
・通常戦闘時の視点変更を追加しました。視点変更は、3つのアングルを切り替える方式となります。

A:従来の基本アングル
B:正面アングル(Aの位置から右までカメラを移動させた位置)
C:上方アングル(Bの位置から上までカメラを移動させた位置)

※視点変更の操作は、右スティックの入力で、A→B→C→Aと切り替わります。
※視点変更したアングルは、戦闘演出を挟んでも維持されます。
※戦闘開始時の初期アングルは、Aのアングルとなります。

・△ボタンのスキップ表示について、押しっぱなしでも有効になるように変更しました。それに伴い、「△結果表示」というコマンド名に変更しました。

・コマンド選択時のターゲット明暗差をわかりやすく強調するよう調整しました。

・戦勝点が入った際、ジャラジャラ音のSEを追加しました。

・「戦利品スロット」をスキップで止める際、左端より順に止まるように変更しました。

・神様解放シーンの神様表示、神様が大きく表示されるように調整しました。

◆ご意見に対応できなかった点


■「全般」
・カーソルの移動、コマンド選択を左スティックでも可能に、というご要望がありますが対応できません。左スティックは「ページ送り」で使用中であり、ほとんどのケースで「方向キー」と「左スティック」を別の用途で使っているためです。

■「当主作成」
・髪や目に、白の色は追加できません。素質を各色に設定するという仕組み上、色の組み合わせとして存在しないためです。

■「一族」
・一族の死期に出現する蛇の文様のデザインについて、調整して欲しいというご要望がありますが、対応しません。色、形含め、呪いのシンボルとして表現しているためです。

■「屋敷」
・サブタイトル、交神の儀、死に際の演出のスキップボタンは対応しません。サブタイトルを表示している裏でゲームを始める準備を組み立てているので、スキップしてもロード中という黒い画面の表示時間が長くなるだけになります。交神の儀と死に際の演出は、万一間違えてスキップしたときに取り返しがつかないためです。

・夜鳥子も一般の一族と同様に、屋敷内では一族と同じ着物で居て欲しいという要望がありますが、対応できません。データ(モデルやモーション)処理など新規に作成や確認が必要となり、期間的にリスクが高いためです。

■「設定」
・BGM、SE、キャラクターごとの音声の個別ON、OFF機能には対応できません。個別に音量を調整できるように設計し直さなければならないためです。

■「披露画面」
・他の画像と混じって見にくいので、『俺屍2』用の画像専用フォルダーを作成してほしいというご要望がありますが、対応できません。PS Vitaのシステムで撮影するスクリーンショットとは違い、フォルダの指定がシステムの制約上できないためです。

■「迷宮」
・迷宮内でのカメラ視点について全体的に上方し、範囲を広げて欲しいという要望がありますが、対応できません。表示速度とモデル調整を全て見直しとなってしまうため、期間的にリスクが高いためです。

◆体験版(ゲームシステム編)の補足


・QRコード読み込みの画面で「チャット制限がかかっています。」と表示され、読み込みが出来ないのは体験版のみの仕様となります。製品版ではSENのチャット制限は関係なく利用可能です。(PSN経由での遠征、慶弔報告等についてはチャット制限の対象となります)

・体験版のQRコードは、製品版では利用できません。

・特注装備について、体験版では利用出来ませんが、製品版では全ての装備で利用可能です。

・街の復興について、体験版では およそ1/4 のところで制限しています。製品版ではもっと発展していきます。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆


寄せられた意見に対して対応するだけでなく、出来なかったものに関しても理由を含み公表する開発陣の姿勢も明らかとなりました。要望が叶えられなかった方にとっては、残念な気持ちも大きいことと存じますが、まずは7月に配信を予定している新たな体験版に触れてみて、開発陣の出した答えを確かめてみてはいかがでしょうか。

前作ファンのみならず、個性的なRPGを欲しているユーザーからも高い注目を集めている『俺の屍を越えてゆけ2』。ユーザーから寄せられた要望が、ゲーム内でどのような形となったのか。実際に体験してみる日が楽しみですね。

『俺の屍を越えてゆけ2』は、2014年7月17日発売予定。価格は、パッケージ版が5,800円+税、ダウンロード版が4,800円+税、初回限定版が7,800円+税です。

(C)Sony Computer Entertainment Inc.
《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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