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【日々気まぐレポ】第43回 シナリオの巧!キャラに深みのある『スーパーロボット大戦OG ダークプリズン』を遊んでみたよ

ソニー PS3

スーパーロボット大戦OG ダークプリズン
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インサイドを御覧の皆様、こんにちは。ライターひびきによる「ほぼ」隔週連載「日々気まぐレポ」、第43回目でございます。

なんだか横須賀がカレーで大混乱だったようで。いいですねカレー。国民食と言っても過言ではないですからこの混雑っぷりも頷けるというもの。我が家は昔からカレーにはこだわる方でして、食材もいいものを集めるので、そうそう食卓に並ぶものではありませんでした。故に筆者的にカレーと言えば高級料理としてのイメージが強いのですが、よその家庭では忙しい時の簡単料理扱いらしいときいて、ちょっとしたカルチャーショックを受けるなど。ともあれイベントで食べるカレーというのもまた格別なもの。いいですねぇ横須賀。『艦これ』人気にあやかって舞鶴あたりでもやって欲しいのですが、どちらかというと海産物が美味しい所でもあるので迷います。うん、美味しい妄想が止まらねぇ。

さて、今週は4月17日より配信が開始されましたバンダイナムコゲームスのPS3用ダウンロードソフト『スーパーロボット大戦OG ダークプリズン』をご紹介。こちら、新旧様々なロボット作品がクロスオーバーを繰り広げるシミュレーションRPGシリーズ『スパロボ』の中でもバンプレストオリジナルキャラクターのみが一堂に会した『OG』シリーズの最新作となっています。

昨年発売されたPS3ソフト『スーパーロボット大戦OG INFINITE BATTLE』の限定版の方に本作の先行ダウンロード権が付属していたということもあり、既にプレイされている方は多いと思うのですが今回、ようやく単品版の配信が開始となりました。

なるべく、本編内には触れないようにしますが、一応この先はネタバレ注意ということでよろしくお願いします。

◆基本はEX「シュウの章」


『ダークプリズン』というタイトルからも分かる通り、基本的にシュウ・シラカワがこの物語の主人公となります。シュウ・シラカワとはいえば『OG』シリーズでは初期から登場する人気キャラクター。時には立ちはだかる強大な敵として、またあるときは主人公部隊に力を貸す味方として登場。愛機グランゾンを駆り、謎の多い行動でプレイヤーを楽しませてくれます。

本作は『第2次OG』のスピンオフ作品となっており、舞台設定的には『第2次OG』の「一方その頃、別の場所では」を描きます。もちろん『OG』本編と密接な繋がりがありますよ。

『第2次OG』では所謂『EX』の「マサキの章」と「リューネの章」のストーリーが分岐で展開されましたが、今作『ダークプリズン』では3つ目の章である「シュウの章」が展開されます。『第2次OG』では限定的にしか触れられていなかったシュウ・シラカワらの行動が裏ではどのように行われていたのか、謎多き彼らの暗躍を紐解くのが本作のメインというわけですね。

◆システムは『第2次OG』を踏襲


『INFINITE BATTLE』はハイスピード対戦格闘ゲームという『OG』シリーズの中でも一風変わったジャンルで展開されましたが、本作『ダークプリズン』はいつものSRPG。というか、『第2次OG』そのままです。アビリティ周りで新要素があるものの、基本的には『第2次OG』を遊んでいたそのままのフィーリングで本作を楽しむことができます。

しかし、部隊運用に関しては『第2次OG』とは少し異なる部分があります。というのも、ストーリー的に味方キャラクターがそこまで多くなく、それぞれのユニットに満遍なく注力できることが攻略の大きな鍵となってきています。もちろん従来通りお気に入りのユニットにつぎ込むもよしなのですが、今までよりはバランスよく、味方機を強化していくことが可能になったのではないでしょうか。

……といっても、なんせ主人公機である「グランゾン」がめっぽう強いです。もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな。発売前に配信された「ボイススパログ」でも言われていたとおり、どんな局面も大概グランゾンさえ居てくれれば造作もなく片付きます。

ですが、いかなグランゾンといえど、MAPにいなければ意味がありません。ストーリー上出撃できないシーンなどもあるので、一応、全機手をかけてやるに越したことはありません。

◆狭く深い掘り下げ


先も挙げましたとおり、「シュウの章」なので基本的に部隊は少数、ストーリー展開的にもそこまで大きく風呂敷を広げることはありません。ですが、さすが別の作品で1本出すだけはあって、『第2次OG』のマサキルートとリューネルートよりはボリューミーで、骨のあるシナリオを楽しむことができます。

また、シュウ以外にも、事前の情報でもあったチームジェルバのメンバーの参戦が本作により深みを与える存在となっているのも見逃せません。チームジェルバのセレーナとアルバーダも他の地上人と同じくラ・ギアスに召喚された存在。彼らは、ある任務遂行の目的で偶然に出会ったシュウ・シラカワ一派と同行を決意します。

目的は違えど互いの力を利用しつつ仲間として行動するという、ある種ありがちな展開ではあるのですが、シュウ一派という謎多き集団に紛れ込んだ異分子として、あるいは己の信念に生き方に一定の理解を示す他者という目線から物語を観測するにあたり、かなりいい味が出されています。

アルバーダさんに至っては『ダークプリズン』の「第二の主人公」なのではないか、と思うほどにキャラクターが深く掘り下げられており、登場人物が少数であるという点をうまく利用したシナリオ展開には『第2次OG』とはまた一味違った楽しみを与えてくれます。

◆登場ユニットがファン泣かせ


チームジェルバは基本ゲシュペンスト系列機での参戦が事前には告知されていました。アルバーダさんには特別仕様の量産型ゲシュペンストMk-II改が、セレーナさんには「OG 告死鳥戦記」から派生した機体でもある量産型ゲシュペンストMK-IIシュテルベン改、通称「ゲシュテルベン改」が与えられています。

この時点でOGの量産機ファンにはたまらないものがあるのですが、さらに、物語序盤に、『第2次OG』には登場しなかった、ある量産試作型の特機が自軍入りします。その名も「グルンガスト弐式」。新たな力です。タイプ2です。第3弾PVでちらっと登場してはいたもののこれには驚きました……。

しかもそれが強いのなんのって。かなり戦力になる上に、乗せ替えても使いやすい。パワーファイターがグランゾン以外にはおらず、貴重な戦力としても使えるのですが……そんなことを抜きにしても何よりもまず存在が忘れ去られていなかったことがファンとしては嬉しい所。『第2次OG』でも龍虎王周りで設定上の見せ場はあるのですが、直接は登場していなかったので、今再び動く姿を見られるというのは感無量です。

また、「とある量産型PT」の発展機が本作には登場するという事も忘れてはならないポイントです。例の血脈は残念ながら途絶えてしまいましたが、眷属は『第2次OG』で華々しい再デビューを飾り、最終決戦に至るまで美味しいところをもっていきました。しかして、その直接の血筋にあたる量産機は、参戦こそしていたものの大した出番もなく、またゲシュペンスト系列機のような派生機はおろか、改造機すらロクに存在せず(一部マンガには存在するのですが)、少数のカラーバリエーションが存在する程度のものでした。

しかし!今作でやっと!その発展改造機がお目見えしました!あえて伏せている意味もないほどに語ってしまいましたが、PTやAMといった量産機ファンや設定厨にはたまらない機体が登場しています。そこら辺も含めて、新西暦の世界観の広がりをしっかりと堪能することが出来るのもこの『ダークプリズン』という作品の良い所ですので是非ご注目ください。

◆ただのスピンオフ作品にとどまらない「スパロボ」


本作はスパログでも明かされている通り全30話に満たない、コンパクトなストーリーが展開されるのですが、その分密度は『第2次OG』にも引けをとらない濃密なものとなっています。

また、そのシンプルなストーリー構成は大変まとまりがよく、この点は多くの「原作」を抱える『OG』本編と単純に比較できるものではないのですが、『第2次OG』で「ここが惜しいな」と思えるとっ散らかりポイントが尽く解消されているのも好印象です。

単純な『第2次OG』からのスピンオフ作品と言って侮るにはもったいなすぎる作品、是非『第2次OG』を遊んだ人にこそプレイしてみて欲しい「傑作」です。


◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆


『スーパーロボット大戦OG ダークプリズン』は好評配信中。価格は2,857円(税別)です。

(C)SRWOG PROJECT


■筆者紹介:ひびき
ゲームやアニメが大好きな駆け出しライター。
量産型ヒュッケバインMk-IIのキットが
コトブキヤさんから出るのを待つ事はや数年。
ガリルナガンのキット化決定が意味するものとは。
ヒュッケバインの明日はどっちだ。

Twitter:@hibiki_magurepo
《ひびき》

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