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スクウェア・エニックス、マンガの海外同時配信4月からスタート ― 米国マンガ出版Yen Pressと協業

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スクウェア・エニックス、マンガの海外同時配信4月からスタート ― 米国マンガ出版Yen Pressと協業
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ゲームだけでなく、マンガ出版でも国内で存在感が大きなスクウェア・エニックスが、マンガの海外展開で新たなビジネスに乗り出す。3月25日、スクウェア・エニックスは世界的な大手出版社Hachette Book Groupのマンガ・グラフィックノベル部門Yen Pressを通じて、自社タイトルの英語翻訳版の世界配信をスタートすると発表した。
スクウェア・エニックスがYen Pressと提供契約を結び、さらに海外企業と出版エージェント業務を手がけるタトル・モリ・エイジェンシーがこれに協力する。作品の配信は4月8日にスタートする。4月中に、『鋼の錬金術師』(荒川弘)、『ソウルイーター』(大久保篤)、『黒執事』(枢やな)などの人気作品が次々に送り出される予定だ。

スクウェア・エニックスは、『鋼の錬金術師』をはじめ海外で人気のマンガ作品を多く持つ。このため海外でのマンガのデジタル配信にはかねてより積極的だった。2010年12月には、スクウェア・エニックスメンバーズを利用して、北米とフランスで独自の配信サービスをスタートさせている。
しかし、電子出版、配信業界全体が大手プラットフォームに集中する傾向が強まるなかで、自社作品、独自ブランドのみでの展開は劣勢に立たされた。2013年春に、このサービスを終了させている。
その次の一手が、Yen Pressとの協業になった。Yen Pressは、フランス最大の出版社の米国法人Hachette Book Groupに属している。Hachette Book Groupは米国でも大手出版社として知られている。
一方、Yen Pressは、北米で小学館・集英社・小学館集英社プロダクション系のVIZ Media、そして講談社USAと伴に、日本マンガ翻訳出版のトップ3を形成し、日本マンガを得意とする。

今回の協業で、スクウェア・エニックスのマンガはAmazon、Apple、Barnes& Noble、Google、Koboなどのサービスを通じて、いっきに200ヵ国以上で配信される。同社の作品を求めるファンのもとにいっきに届けられることになる。
VIZ Mediaはすでに独自の配信サービスを運営している。講談社は海外向けのアニメ配信サイトであるクランチロールでの配信を昨年暮れにスタートしたばかりだ。スクウェア・エニックスは紙書籍の翻訳出版を通じてかねてよりビジネスのつながりが大きかったYen Pressをパートナーに選ぶことで、海外市場での拡大を狙う。これはネット上に広がる違法な海賊版ファイル対策にも威力を発揮するに違いない。

さらに注目されるのは、雑誌連載中のマンガの全世界向けのサイマル配信を開始することだ。まず、「月刊少年ガンガン」に大久保篤氏が連載する人気作『ソウルイーター・ノット!』、外海良基氏が連載する「Secret」が、日本で雑誌掲載されるのと同時に最新話が世界配信される。初回配信は4月14日を予定する。
マンガのサイマル配信は、海外のファンから最も望まれているサービスだ。VIZ Media、講談社も行っているが作品数はまだ多くない。スクウェア・エニックスのサイマル配信の参入で、この流れが一気に強まりそうだ。

スクエニ マンガの海外同時配信4月からスタート 米国マンガ出版Yen Pressと協業

《animeanime》

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