人生にゲームをプラスするメディア

ラムザたちは生還したのか!? ─ 『ファイナルファンタジータクティクス』17年の月日を経て、松野氏が真実を明かす

1997年6月に、当時のスクウェアからリリースされた『ファイナルファンタジータクティクス』は、『FF』シリーズ初のシミュレーションRPGとして注目を集め、またシリーズでお馴染みの「ジョブチェンジ」システムなどが組み込まれた意欲作でした。

ソニー PS
PSP版『ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争』パッケージ
  • PSP版『ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争』パッケージ
1997年6月に、当時のスクウェアからリリースされた『ファイナルファンタジータクティクス』は、『FF』シリーズ初のシミュレーションRPGとして注目を集め、またシリーズでお馴染みの「ジョブチェンジ」システムなどが組み込まれた意欲作でした。

本作のディレクターを務め、脚本を手がけた松野泰己氏は、身分や貧富、民族の差などの歴史的な問題を扱う物語なども得意としており、その実力は本作でも遺憾なく発揮。卓越したゲーム性とともに、作り込まれた設定や引き込まれるストーリー、歴史の裏側を紐解く手法などで、多くのユーザーを虜にしました。

そんな本作を締めくくるエンディングですが、これまで「主人公のラムザたちは生き残ったのか?」という点においてファンの間で意見が二分していました。生還説の方が多勢ですが、死亡説を掲げている方も少ない数ではなく、それぞれの解釈で本作の結末を受け止めていました。

ですがこのたび、松野氏が自身のTwitterアカウントにて、ラムザたちの生存/死亡に関しての公式設定を明かしました。その内容をこちらで紹介させていただきますが、ここから先はネタバレとなるので、その点を留意した上で、読み進めてください。




ラムザたちは全員生還したという公式設定の発表により、ファンの間で分かれていた論議にも終焉が迎えられました。実に17年にも及ぶ月日を経ての真実に、感慨深く思う方もいることでしょう。

なお、コメントの中で「LoV3側から依頼があった」とのことですが、これは『ロード オブ ヴァーミリオン III』に、コラボとしてラムザとアグリアスが参戦することが関連しているものと思われます。こちらも、17年振りに得た彼らの新たな活躍の舞台と言えるかもしれませんね。

また作中でのラムザたちのその後に関しても、松野氏がこのようにコメントを残しています。




歴史の表舞台から姿を消したラムザたちは、どのような冒険へ挑んだのでしょうか。その冒険譚が語れる日も、いつか来て欲しいものですね。

(C) 1997, 2007, SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. CHARACTER ILLUSTRATION: Akihiko Yoshida
《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ソニー アクセスランキング

  1. 『モンハンワールド:アイスボーン』ミラボレアスを倒すために考えた7つのこと

    『モンハンワールド:アイスボーン』ミラボレアスを倒すために考えた7つのこと

  2. 『モンハンワールド:アイスボーン』下手くそでも「ソロ用ムフェト・ジーヴァ」に勝てるのか? 新規救済に見えた“(ある意味)辛い狩猟”をレポート

    『モンハンワールド:アイスボーン』下手くそでも「ソロ用ムフェト・ジーヴァ」に勝てるのか? 新規救済に見えた“(ある意味)辛い狩猟”をレポート

  3. 「全FF大投票」で異例の躍進を遂げたエメトセルクって誰?『FF14』の“新参者”が歴代キャラを超えて「キャラクター部門」6位になった背景を探る

    「全FF大投票」で異例の躍進を遂げたエメトセルクって誰?『FF14』の“新参者”が歴代キャラを超えて「キャラクター部門」6位になった背景を探る

  4. 『原神』稲妻の各探索ギミックを解説!雷の種から結界まで、新天地の冒険を“13項目”でサポート

  5. 『FF7 リメイク』クラウドのカッコいい&かわいいセリフ10選! よく観察するとクラウドの本性が見える?

  6. 『モンハン:ワールド』俺たちの相棒「受付嬢」のかわいい姿を見よう! “全DLC衣装”でじっくり楽しむ受付嬢フォトコレクション【ワールド編】

  7. PS5までの歴代PlayStation据え置きハードを振り返る!これまでの進歩とこれからの進歩を見比べよう

  8. 『原神』稲妻には“自力で”行けるのか?ガイアやボートを駆使し、大海原を進んでみた

  9. 「七つの大罪」はもう古い!?『原神』新キャラたちの元ネタとなった“オタクの新教養”

  10. 尖りすぎた名作はなぜ今、リロードされたのか? 『END OF ETERNITY 4K/HD EDITION』のキーマンを直撃【インタビュー】

アクセスランキングをもっと見る