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<警告>可愛いヒロインは、もう出ません ─ 『ハーレム天国だと思ったらヤンデレ地獄だった。』そのヤンデる本質が明らかに

日本一ソフトウェアは、PS3ソフト『ハーレム天国だと思ったらヤンデレ地獄だった。』の最新情報を公開し、ヤンデレ地獄の詳細を明らかにしました。

ソニー PS3
いよいよ? とうとう? ヤンデレ地獄部分が解禁に…
  • いよいよ? とうとう? ヤンデレ地獄部分が解禁に…
  • 暴力的な行動へとシフトするハルカ
  • 恐ろしさしか感じないカンナのアップ
  • 包丁はまず置こう! な!?
  • 一線越えてしまった感のあるサユリ
  • 文字通り、「食べちゃいたいくらい好き」だそうで…
  • 全ては、ここから狂い出しました
  • 返り血を浴びる、いざえもん
日本一ソフトウェアは、PS3ソフト『ハーレム天国だと思ったらヤンデレ地獄だった。』の最新情報を公開し、ヤンデレ地獄の詳細を明らかにしました。

やり込み要素満点のSRPGから硬派なADVまで、多彩なジャンルのリリースを意欲的に行っていることでも知られている日本一ソフトウェアですが、美少女ADVには初の挑戦となります。とはいえ、多くのユーザーを驚かせてきた同社だけに、ありきたりな内容ではないことが、このたびの発表ではっきりと判明しました。

先にお断りしておきますが、ここから先にはもう可愛いヒロインは出ません。前回ご紹介した「ハーレム天国」な少女たちの面影は、もはやどこにもないのです。「可愛いヒロインが出なくなってしまう美少女ADV」とは、まさに同社のタイトルに相応しい、驚きに満ちた切り口と言えますが、どうか充分に覚悟のうえで読み進めてください。

◆全てはここから始まった ─ 物語のあらすじ

「……ゆるキャラを作ろう」 部長の神無が提案した。

主人公、如月優也は地元の学校に通う高校生。優也が副部長を務める郷土歴史研究会は文化祭で何か成果を出さないと部室を取り上げると、生徒会から宣告されてしまった。

そこで、ゆるキャラを作り、宣伝すれば、文化祭でも目立つことができ、成果を出すことができるのでは、と意気込む部員たち。

主人公たちが作ったゆるキャラ「いざえもん」は努力の甲斐あり知名度が上がった。その活躍を聞きつけた市役所のお姉さん、香也子から、市のために活動してみませんかと勧誘を受け……。

◆こんな日が来なければよかったのに ─ 壊れていく心と日常

市の活動も順調に進み、表彰を受けることになった主人公たち。
しかし、指定された場所に主人公が向かうとそこには血溜りに佇むいざえもんの姿が……。

この凄惨な事件をきっかけに今まで微妙なバランスを取っていた主人公とヒロインたちの関係が、そしてヒロインたちの心が壊れ始める。皆、「誰が犯人なのか」という疑心暗鬼の闇にとらわれ、病んでいくことに。こうした疑いは解消されるどころか、さらなる事件の発生によって、より深い闇にとらわれていく……。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

とうとう、ヤンデレへと突入してしまった本作。ゲーム内の進行としては、共通ルートの前半パートと、ヒロインそれぞれのルートに入る後半パートに分かれており、前半パートの選択肢によって後半どのヒロインのルートに入るのかが決定。そして、そのルートのヒロインが病んでいきます。

これはつまり、「最も好意を抱いたヒロインが病んでいく」展開に他ならず、過酷な運命と言わざるを得ないでしょう。本作はまさにタイトル通りに『ハーレム天国だと思ったらヤンデレ地獄だった。』という内容そのものであり、名は体を表すとはよく言ったものです。

◆あの日に帰りたい ─ 病んだ少女たち

■有末 陽佳の場合
「怖がる必要なんてないんだよ……」
「……あの人……邪魔だったから」
「──どうして、そんなこと言うのかな?」

主人公への行き過ぎた愛情表現が陽佳を暴力へと駆り立てる。
物語序盤は主人公にベタベタしているだけだったが、事件後は行動、発言が徐々にエスカレート。主人公に対する独占欲や嫉妬が抑えられず暴力的な行動をとるように……。
そして、その対象は主人公にも及ぶことになる。

■尊海 神無の場合
「償いをさせているだけ……」
「でも、これは必然。こうなる運命だった」
「私たちの関係を阻害するものは、一人もいなくなった」

ストーカーや盗聴、盗撮をして、主人公を管理、監視をすることで自分のモノにしようとする。
神無の部屋の壁には一面に主人公の写真が貼ってある。
事件の後、神無は何故か姿を消す。直接姿を現すことは少ないが、ストーキングをされたり、監視をされていたりと、確かに神無の気配を感じながら物語は進んでいく。

■宮主 佐優理の場合
「邪魔臭くまとわりついて……」
「あなたも裏切るんですね……あなたは違うと思ったのに」
「次の生まれ変わりをお待ちしています。それでは、また」

主人公の全てを自分の理想に当てはめ、最終的には監禁をするにいたってしまう。
一番まともそうで、一番壊れている。主人公が使ったストローや切った髪、爪をこっそりコレクションしており、食べちゃいたいくらい好き、がリアルな意味に。
事件後、主人公を監禁し、身の回りの全ての世話をしようとする。

◆誰が犯人なのか ─ 物語の鍵を握るキャラクター

■いざえもん
町で起きる凄惨な事件現場には何故か血に染まったいざえもんの着ぐるみが……。
ストーリーが進むにつれ、誰が中にはいっているのか、という疑心暗鬼の闇が主人公やヒロインたちの心を徐々に蝕んでいく。
可愛い見た目からが想像できない、不気味さと恐ろしさは病んでいるヒロインたちを象徴しているようにも思える。

◆誰か助けてください! ─ 事件に関わる人々

■九条 静香
学園の生徒会長である彼女は、事件によって落ち込んでいる主人公を日常に戻してくれる存在となり、彼の心の支えになっている。

■夕月 香也子の妹
市役所に務める香也子の妹。
いざえもんが祭られている神社の巫女。地元に伝わる逸話に詳しい。

■刑事
ヒロインの誰かと繋がりがあるようで、主人公たち郷土歴史研究会に目をつけ、捜査をしている。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

各ヒロインの多彩なヤンデる具合から、事件の鍵を握る存在となりそうな「いざえもん」、また周囲の人間関係の変化など、ヤンデレ地獄となる後半パートの概要が明らかとなりました。一生ハーレムのままでも良かったのに……!

今回だけでも充分にキモが冷える情報公開となりましたが、次回は3人のヒロインについて更に掘り下げた詳細が発表されるとのこと。しかも、キータードは「“絆”と“愛”そして“憎悪”」。もはや恐ろしい予感しかしませんが、各ヒロインのルート分岐を中心に明かされるとのことなので、部屋のすみで震える準備をしながら続報をお待ちください……。

『ハーレム天国だと思ったらヤンデレ地獄だった。』は、2014年4月24日発売予定。価格は、パッケージ版が7,344円(税込)、ダウンロード版が 6,171円(税込)です。

(C)2014 Nippon Ichi Software, Inc.

※「ゆるキャラ」という文言は、有限会社みうらじゅん事務所、株式会社扶桑社の登録商標です。本商品では、「ゆるキャラ」という文言を使用しておりますが、特定の商品またはサービスを指すものではありません。
また、有限会社みうらじゅん事務所、株式会社扶桑社の登録商標とは一切関係ございません。
《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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