人生にゲームをプラスするメディア

【ガチレポ!】第25回 豪快・爽快・一姫当千!『アルカディアスの戦姫』 指揮とアクションのコラボが楽しいA・RPG

みなさんこんにちは。Amiです。特に社会人になると、平日はまとまった時間がとれなくてゲームが遠く感じてしまう事も多いはず。今回は、そんな時でも比較的サクッと遊べてほのぼの可愛い、アクションRPG『アルカディアスの戦姫』をご紹介します。

ソニー PS3
滑らかで美しい2Dステージで縦横無尽に戦う。敵の数も多め
  • 滑らかで美しい2Dステージで縦横無尽に戦う。敵の数も多め
  • コンボに合わせた支援攻撃が炸裂!控えの仲間も頼りになる
  • コマンドリストの一例。複雑なものはなく、いつでも確認することができる
  • SPゲージを消費するコマンド技も。ボタン連打で手数が増え、非常に強力
  • 超必殺攻撃。キャラ間の相性がいいと、攻撃に参加してくれる場合も
  • 3人揃っての超必殺攻撃は強力無比。あっという間に狩り尽くせる
  • 「激乱戦」パートでは、最初に出撃する兵団を選択する
  • 画面奥で兵団たちが戦っている姿がみえる。敵兵団の数を0にすれば勝利だ
みなさんこんにちは。Amiです。特に社会人になると、平日はまとまった時間がとれなくてゲームが遠く感じてしまう事も多いはず。今回は、そんな時でも比較的サクッと遊べてほのぼの可愛い、アクションRPG『アルカディアスの戦姫』をご紹介します。

『アルカディアスの戦姫』は、モンスターが跋扈するシュヴェールト王国の戦姫プリュムと、その仲間たちを描いたアクションRPG。オーソドックスな横スクロールACTを採用した「姫戦闘」と、兵団を指示して戦う「激乱戦」、そして兵団とともに強大な敵と戦う「超乱戦」。この勝手の違う3種類のバトルパートが最大の特徴です。群がる敵をザクザク倒すアクションと、戦況を見極める戦略的な要素とのコラボレーションが面白い作品となっています。

■投げ技に打ち上げ技、多彩な攻撃アクション
「一姫当千アクション」の名のとおり、どのパートも根幹にあるのは2Dアクションです。出陣するキャラクターを3人選択し、好きなタイミングで操作キャラクターを切り替えながらステージを進んでいきます。
攻撃は通常攻撃以外にもちょっとした格闘ゲームのようなコマンド入力技や、打ち上げ攻撃やダウン攻撃、吹き飛ばし攻撃、範囲攻撃、ダブルジャンプ、特定のコンボからも繋がる投げ技などがあり、敵撃破などで溜まるSPゲージがMAXになれば、「超必殺攻撃」も発動可能。ステージを上下左右に暴れ回ることができます。
また、控えに回った2キャラクター達はプレイヤーの動きに合わせた支援攻撃を行ってくれることも。キャラクター同士の相性が高ければ支援の確率もあがるほか、超必殺攻撃にも参加してくれるので頼りになります。

機敏にスムーズに動くキャラクター達は、動かしていて気持ちがいいです。次々と現れる敵に突撃し、片っ端から殲滅していく感覚は「無双」系ゲームに近いものを感じました。
防御行動は防御と回避が可能ですが、こちらは攻撃モーションの途中に出すことはできずに硬直時間も長いので、思いのほか使いづらい印象。とはいえ、攻撃は最大の防御と言わんばかりに各種攻撃とジャンプが扱いやすいので、別段不便は感じませn。豪快にガンガン攻撃を繋げて戦っていくことができます。


■戦って指揮して奥義を放て!兵団を率いた乱戦バトル
「姫戦闘」パートではこうした純粋なアクションのみを楽しめますが、「激乱戦」と「超乱戦」パートでは、これに兵団の指揮という重要な役割が加わることに。敵を攻撃しながら兵団の様子に気を配り、的確な指示を与えていくのです。

まずは敵兵団と戦う「激乱戦」。ここではステージが画面手前はプレイヤー、奥に兵団の2層に分かれます。プレイヤーは画面手前で無限増殖する敵を片っ端から倒して兵団の「士気」を上げ、その士気を消費して「攻撃」「防御」「交代」など兵団に様々な作戦を指示していきます。
また、剣兵団は弓兵団に強くて斧兵団に弱いなどの相性も存在。兵団の出撃順(交代順)はステージ開始前の選択順となるので、事前に敵兵団の出撃順に対応させる形でチョイスしておくと迷わずに済むのでオススメです。

そして、強大な敵に兵団一丸となって挑むボスバトル「超乱戦」では、プレイヤーと兵団が同じ場所で入り乱れて戦うことになります。このバトルパートでも士気や作戦指示は変わりませんが、兵団の交代はできず、代わりに「退却」の指示ができるようになっています。退却させると兵団のHPが回復しますが、兵団復帰まではたった1人でボスと戦わなければいかないためスリリング。

ボスにダメージを与えるにはまずシールドを破壊しなければならないので、出足はかなりジリジリとした戦いになります。が、激しい攻撃をなんとか凌ぎながら少しずつ攻撃を加え、シールド破壊後は反撃のチャンスが到来。一気に攻めて気絶させるか、士気ゲージを最大まで溜めると、超威力の「決戦奥義」が使用可能になるのです。

本作では、決戦奥義などの必殺攻撃は本当に「必殺級」の威力なので、これを決めるまでが勝負です。正直なところ、ゲーム中盤以降は「少々強過ぎないか?」という気にもなってきますが、非常に気持ちがいいことは確かで、ぜひ味わってみてほしいところです。


■キャラ育成と装備強化で強力な兵団に
本作におけるもう1つ重要な要素が、RPG的な育成要素。キャラクターと兵団はそれぞれレベルがあり、キャラクターは経験値。兵団はお金でそれぞれレベルをあげることができます。兵団の最大レベルは、対応するキャラクターのレベルが上限に。先述したように兵団には相性があるので、どんな場面にも対処できるようにまんべんなく育てていくと安心です。

また、キャラクターには武器と防具を1つずつ装備できます。装備品は購入するか戦利品で拾うかのどちらかで、武器を素材と一緒に武器工房まで持っていけば、数段階まで強化することも可能。販売されているものよりも強力な性能の武器を作ることができるほか、特定のスキルを新しく開放したり、一部の武器は別の武器へと進化させることもできます。登場武器総数は900種類以上が用意されているとのこと!

レベルや装備によるパタメーター補正は強く、特に序盤での兵団が伴う「激乱戦」「超乱戦」では、敵兵団とのレベルが1違うだけでも難易度が変わるほど。また、その頃はキャラクターの装備品の販売価格も高く、色々な意味でカツカツ状態なのですが、気になるのはゲームが進むにつれて少しずつ逆転。インフレ気味になっていくところです。
具体的には戦利品の数が爆発的に増えて資金が潤う、レベルアップで兵団の強化スキルを取得すれば兵団のレベルを上げなくても格段に強くなる、の2点で、これによってバトルパートの難易度がゲーム進行度に反比例するように下がっていってしまったのです。序盤と同じ調子で準備を整えると、一種のご褒美でもあるせっかくのボスが、ものの数秒で沈んでしまう事があったのは、個人的に残念に思ってしまいました。


■難易度まろやか、和やかムードと爽快バトルが楽しい
少し大味な印象は拭えませんが1戦1戦にかかる時間は短く、日頃まとまった時間がとれない忙しい人でもサクッと遊べるというのは嬉しいところでしょう。

また、最後になりましたが、登場するキャラクターたちは世界が危機に瀕している状態にも関わらず全員あっけらかんとしていて緊張感がなく、「こんな王国で大丈夫か?」と言ってしまうくらいに和やかムード。
素直で朗らかだけど抜けている戦姫プリュムを筆頭に、唯一の(?)常識人の青年ラーツ。可愛いけど腹黒い少年アーシュ。通訳文がつくくらい酷い中二病患者のイケメン、。おっとり系と思いきや実はバーサーカーなお姉さんオデットなど、個性的な面々がずらりと揃い、イベント中の掛け合いもコミカルです。

可愛いキャラクターたちを動かし、沢山の敵を倒し、無数の武器を収集する。ユニークなシステムながら難易度は円かなので、このうちのどれか1つでも好みが当てはまるという人は、ぜひ遊んでみてください。



★こんな人にプッシュ★
・サクサク戦うアクションゲームがすき
・可愛くほのぼのした世界、キャラクターがすき
・繰り返しプレイが苦にならない

★その他備考★
・ガチョウがアヒルを飼って(?)いる

『アルカディアスの戦姫』はPS3を対象に現在好評発売中。価格はパッケージ版が7,140円(税込)、ダウンロード版が6,000円(税込)です。

(C) 2013 Nippon Ichi Software, Inc. / APOLLOSOFT Inc.

■筆者プロフィール
Ami
元・ゲームグラフィッカーのボス戦好きなアマゾネス。本作でもやっぱり、好きなキャラはカロウスでした…。
ゲームは雑食で、国産から海外、RPGからFPSまでなんでも遊ぶ、食い散らかし系です。とりあえず、ゲームができればそれで幸せ。
ブログ:http://blog.livedoor.jp/xxxplus/
《Ami》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

ソニー アクセスランキング

  1. 『モンハンワールド:アイスボーン』ミラボレアスを倒すために考えた7つのこと

    『モンハンワールド:アイスボーン』ミラボレアスを倒すために考えた7つのこと

  2. 『FF7 リメイク』“戦うサラリーマン”、タークスの色褪せない格好良さに迫る─レノ&ルードの見習いたいビジネス観とルーファウスが描く今後の未来

    『FF7 リメイク』“戦うサラリーマン”、タークスの色褪せない格好良さに迫る─レノ&ルードの見習いたいビジネス観とルーファウスが描く今後の未来

  3. 『モンハンワールド:アイスボーン』下手くそでも「ソロ用ムフェト・ジーヴァ」に勝てるのか? 新規救済に見えた“(ある意味)辛い狩猟”をレポート

    『モンハンワールド:アイスボーン』下手くそでも「ソロ用ムフェト・ジーヴァ」に勝てるのか? 新規救済に見えた“(ある意味)辛い狩猟”をレポート

  4. 『原神』稲妻の各探索ギミックを解説!雷の種から結界まで、新天地の冒険を“13項目”でサポート

  5. 『原神』稲妻には“自力で”行けるのか?ガイアやボートを駆使し、大海原を進んでみた

  6. テトリスがちょっぴり苦手な『ぷよテト2』プレイヤー向け、テトリス基礎知識!覚えるだけで序盤の動きがグッとレベルアップするぞ

  7. 『モンハン:アイスボーン』ミラボレアスの初見クリア率は約7%! 初戦の狩猟結果&先駆者たちのアドバイスを紹介【アンケート】

  8. 『モンハン:ワールド』俺たちの相棒「受付嬢」のかわいい姿を見よう! “全DLC衣装”でじっくり楽しむ受付嬢フォトコレクション【ワールド編】

  9. PS5までの歴代PlayStation据え置きハードを振り返る!これまでの進歩とこれからの進歩を見比べよう

  10. 『モンハンワールド:アイスボーン』あの「ベヒーモス」も今なら余裕で狩れる? マスター装備で挑むソロベヒーモス戦をレポート!【特集】

アクセスランキングをもっと見る