脅威の侵略者「ゲスジャーク星団連合無敵艦隊」の3度目となる猛攻と対峙しながらも、ルーキーリーダーのワンダ・レッドとプライドの高いワンダ・ブルーは噛み合わず、新たに登場した現役中学生ヒーロー「ワンダ・グリーン」も事態を収拾するどころか空気を読まない発言をする有様。ワンダ・レッドの苦労は続きます。
そんな、自由すぎる特務戦闘兵団「ワンダフル・ワンダブルオー」、このたび女性隊員の存在が明らかとなりました。4人目のメンバーにして、ヒーローならぬ初ヒロイン「ワンダ・ピンク」を紹介します。
■ワンダ・ピンク（声：内山 由貴 / 英語：Tara Strong）
ハイスクールに通う女子高生ながら、新体操のオリンピック代表にも選ばれるほど、チーム中でも随一の身体能力を誇るワンダフル・ワン。打撃系武器の扱いにおいて卓越したセンスを発揮し、新世代形状記憶合金「ベルモンド合金」のワイヤーで編み上げたムチ「ビューティフル・ウィップ」を扱わせたら、右に出るものはいない。
天真爛漫な性格で、過酷な作戦中であっても明るく能天気に振舞い、まるでクラブ活動でも楽しむかのように任務をこなすが、その緊張感のなさが災いをもたらすこともしばしば。また流行に敏感で、支給された武器にアクセサリーを付けて飾るなど、オシャレには並々ならぬこだわりを持っており、そうした趣味を時に任務より優先させることも、首脳陣の頭を悩ませている。
しかし、優れた身体能力と得意の体術を活かし、数々の作戦を成功へと導いてきた功績もまた、計り知れない。喜怒哀楽が激しく、怒ると豹変して気性の荒い地が出る。特にグリーンの言動にはキレやすく、相手が子供であろうと容赦なくムチを振って制裁する。
少々キツめな面もありますが、年頃の女の子らしさに溢れているワンダ・ピンク。恋愛ごとに目がなく、任務中にもケータイ片手に友達と恋バナに花を咲かせるなど、普通の女子高生となんら変わらない彼女からは、凶悪な侵略者と戦う姿など、とても想像できません。
しかしその能力は秀でており、新体操を得意とするワンダ・ピンクならではの武器「ビューティフル・ウィップ」を使いこなし、長い射程と変幻自在の動きで敵を翻弄する「ユナイト・ウィップ」は、「お仕置き女王」の異名に違わず、敵の身も心もヘシ折る威力を秘めています。
攻撃範囲の長さが特徴となるユナイト・ウィップは、攻撃の速度こそ一歩及ばないものの、侮れない破壊力を備えています。さらに、隊員をよじ登らせて攻撃する「クライムアタック」などで敵をひるませれば、そのまま縛り上げて地面へ叩き付けることも。より大人数でユナイトすれば、大型の敵さえも絡め取ることができる恐ろしい攻撃手段と化します。
敵をひるませるにはいくつかの方法があり、前述のクライムアタック以外にも、敵の攻撃をうまく弾き返すことで体勢を崩してひるませることも不可能ではありませんが、敵の中には触れることすら困難な「トゲだらけの敵」も存在します。
トゲだらけのため、クライムアタックは通用せず、厄介極まりない相手です。また、いかに強靭な結束力を持ったユナイト・モーフといえど、マトモにぶつかればトゲトゲの前に弾き返されてしまいます。ですが、ユナイト・ウィップがあれば状況を打破できます。ワンダ・ピンクによる絶妙のムチさばきが、トゲに直接触れることなく装甲を掴み、引っぺがしてくれます。
バトルで実に頼りになるユナイト・ウィップですが、その力は戦闘以外でも発揮されます。ユナイト・ビルドでは届かないような断崖の先の高所でも、ユナイト・ウィップをうまく利用することで、先へ進むことができます。バトルに移動にと、多彩な活躍を見せてくれるでしょう。
チームの中では、ワンダ・グリーンのセクハラ発言に反応し、自慢のムチさばきを仲間相手に振るうこともあるワンダ・ピンクですが、幼い子供を気遣う優しい一面を見せることも。時には子供たちを導くしっかり者のお姉さんとして、そして恋多き年頃の女子高生として戦う彼女。その乙女心が報われる日が来るためには、まず地球の平和が守られなければなりません。
恋する乙女となる前に、ワンダフル・ワンダブルオーの一員として、ワンダ・ピンクは今日もユナイト・ウィップを繰り出します。地球を救うために、明日の恋バナで盛り上がるために。
次回の公開予定は、彼女たちの武器であり、戦いの切り札でもある「ユナイト・モーフ」。その更なる可能性が明かされるので、どうかご期待ください。
『The Wonderful 101』はWii Uを対象に8月24日発売予定。価格は6,930円(税込)です。
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