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【ファミコン生誕30周年企画】共闘?いやいや、対戦でしょ!仲間を蹴落とせ、氷山の熱い戦い『アイスクライマー』

『アイスクライマー』は、1Pと2Pが協力して氷山を登るアクションゲームです。……なんて、口が裂けても言わないさかまきうさろーるです。『アイスクライマー』は、仲間を蹴落としつつ、氷山の頂上を目指すゲームでしょう、やっぱり。

任天堂 3DS
『アイスクライマー』
  • 『アイスクライマー』
  • スタート時、ボーナスステージに登場するコンドルが野菜を持って飛んで行きます。
  • ハンマーでブロックを破壊!そして上へ。
  • 破壊しつつ、さらに上へゴーゴー!
  • 「筋斗雲」的な移動する雲に飛び乗り、ブロック破壊。2Pより、先に上へ行くぞー。
  • 躍動感溢れる1枚。1Pvs2P真っ最中に撮ったため、ブレてます。2Pを押してトッピーの餌にしようとしている瞬間。
  • 泥沼化した『アイスクライマー』に現れるサングラスにデカパンという出で立ちの「ホワイトベア」。強制スクロール間近です。
  • 夢のボーナスステージ。どういうわけか雪山に野菜。
『アイスクライマー』は、1Pと2Pが協力して氷山を登るアクションゲームです。……なんて、口が裂けても言わないさかまきうさろーるです。『アイスクライマー』は、仲間を蹴落としつつ、氷山の頂上を目指すゲームでしょう、やっぱり。

そんなことを言っている私のファミコンは、ゴム製の四角いA/Bボタンでした。このボタン、ゴム製ゆえに、連打しにくいという問題があり、連打が必要なゲームのときにはやや悲しい思いをするボタンです。後に発売されたプラスチック製の丸ボタン式ファミコンを友達の家で触ったときは、連打のしやすさに驚愕しました。などと、話しておりますが、今回のインサイド&Game*Sparkの編集者とライター陣で送る「ファミコン生誕30周年企画」で私が取り上げるソフトは、『アイスクライマー』。連打の必要はまったくありません。しかし、今回の企画は、ファミコン生誕30周年を祝って思い出のソフトを語る「ファミコン生誕30周年企画」です。少しは懐かしい思い出も、語っておこうと思った次第でありますよ!

■オールドゲーマーからの前置き
「ゲーム&ウオッチ」を遊び倒し、ファミコン発売後すぐに『ドンキーコングJr.』と一緒にファミコンを買ってもらった私です。ファミコンの思い出なら死ぬほど語れます。しかし、スペースの都合上、死ぬほど語るのは無理です。『マリオブラザーズ』『テニス』『ゴルフ』『デビルワールド』『エキサイトバイク』など、ファミコン初期に購入した思い出のソフトはたくさんありますが、全ては語れません。そこで泣く泣く取捨選択し、取り上げることにしたソフトが、ファミコン初期時代「姉妹喧嘩の原因ナンバーワン」だった『アイスクライマー』です。

前置きが非常に長くなりましたが、本題となるのは、1Pと2Pが押し合いへし合い、ブロックの上から相手を落とすことを狙いつつ、氷山の頂上を目指す『アイスクライマー』を、普段、Androidアプリレビューを書いているさかまきうさろーるが友達とやってみたレビューです。そんなわけで用意したのは、3DSバーチャルコンソールソフト『アイスクライマー』と友達1人。本来なら、当時、熱い姉妹喧嘩を繰り広げた妹を用意すべきですが、諸般の事情により妹が近くにいないため、友達を1人用意しました。友達が1度も『アイスクライマー』をプレイしたことがないという問題は、些細な問題です。1985年に発売されたソフトですから、ルールも操作も単純明快。問題にはならないはずだったのですが……。人生いろいろです。考えていた以上に、問題になりました。

■本題の『アイスクライマー』です
『アイスクライマー』は、同時プレイ可能な縦スクロール型アクションゲームです。ステージは全32面。ステージセレクト可能で、好きなステージから始めることができます。1Pは男の子の「ポポ」、2Pは女の子の「ナナ」を操作して、ブロックをハンマーで壊しながら、氷山の上を目指して登っていきます。しかし、簡単に氷山の頂上へいけるわけがありません。触れたら即死してしまうアザラシ(だと思われる)の「トッピー」や、鳥の「ニットピッカー」などの敵キャラがプレイヤーの邪魔をするので、ハンマーで倒したり、避けながら進むことになります。

■氷山は手強い
ステージは縦スクロール式ですが、画面の左右は繋がっています。画面の右へ進んで行くと、画面左端から出てくることが可能。足場となるブロックには、壊せるブロック、壊せないブロック、滑るブロックなど、いくつかの種類があるので、プレイヤーは壊せるブロックをハンマーで破壊しながら、上へ向かって行きます。ステージによってはブロックがない場所もありますが、そんな場所には雲が登場するので心配いりません。ブロックがない場所は、ドラゴンボールに登場する「筋斗雲」のような移動する雲に飛び乗って上を目指しましょう。ちなみに、上を目指す際、置いて行かれたプレイヤーには死が待っています。そうです。1人が上へ進んで、画面がスクロールしたときに、もう1人が画面から消えてしまう場所にいると、そのプレイヤーのミスになってしまうんです。これが姉妹喧嘩の主な原因で、『アイスクライマー』が対戦ゲームになってしまう所以です。

■ダウンロードプレイしてみる
3DSバーチャルコンソール版は、ダウンロードプレイ可能なので、『アイスクライマー』が1本あれば、友達が『アイスクライマー』を持っていなくても2Pプレイできちゃいます。そんなわけで、1Pのポポ「私」、2Pのナナ「友達」でレッツダウンロードプレイ!まずは、『アイスクライマー』未プレイの友達に、親切丁寧に操作方法を説明しながらの協力プレイです。だが、しかし。だが、しかしですよ。友達は、私の予想以上にアクションゲームが下手でした。トッピーに自ら当たりに行く、ニットピッカーに突かれる、滑る氷の上で見事に滑って落下する、当たるとミス扱いの氷柱に気持ちが良いほど貫かれるなど、酷い有様。私の腕も鈍っていて、酷いものでしたが、その上を行く酷さ。私がブロックの上から蹴落とす前に、自ら落下しまくっていました。

■泥沼化する『アイスクライマー』
「練習していないからダメなんだ」と文句タラタラの友達に、プレイのコツを教えようとするも、腕が鈍っているせいで思うようにポポを操れない私。「こうやるんだよ!」と見本プレイをするハズが、トッピーに当たり、ニットピッカーに突かれ、移動する雲に飛び乗れずに氷柱に貫かれ、2人の『アイスクライマー』は泥沼化していきました。そして、登場するのはサングラスにデカパンという出で立ちの「ホワイトベア」。コイツは、長時間画面スクロールさせずにいると登場するクマで、1フロア分、強制スクロールさせる力を持っています。もちろん、強制スクロールによって、消えた画面にいたキャラクターに待っているのは死。そんなわけで、私と友達の泥沼化した『アイスクライマー』には、度々ホワイトベアが現れ、どちらかを死に追いやってくれました。

■さらばだ、また会おう
結果、「もう、ホワイトベアに殺されるのはゴメンだクマ!」となり、友達を置いて頂上を目指す私。協力プレイが対戦プレイに変わる瞬間です。ハンマーで友達を殴り(実際は殴れません)、蹴飛ばし(実際は蹴れません)、8フロア目より上にあるボーナスステージを目指します。最初、協力していたはずが、対戦プレイに変わることはよくあること。妹とも、結んでいた「置いていかない協定」を破ったことが原因で対戦プレイになり、最終的に喧嘩になるということがよくありました。しかし、今回プレイしているのは、当時の私ではなく、大人になった私と大人になっている友達です。当然、子供の頃のような喧嘩はしません。非常に和やかなムードで、相手を押し、ブロックから突き落として上を目指せました。

■そして口論へ
そんなことを言いつつも、「この雲は譲らん!」「トッピーに食われてしまえ!」と、醜い争いを繰り広げながらプレイする『アイスクライマー』は、愛らしいキャラクターにはそぐわないもの。しかし、そぐわなくても、『アイスクライマー』は対戦ゲームですから、激しく争います。問題があるとすれば、いい大人が口論状態でプレイしている姿くらいのもの。子供の頃は、『アイスクライマー』が原因で喧嘩になっても、微笑ましいの一言で……。済ませられませんでした。親に怒られた記憶があります。でも、大丈夫です。今の私は大人ですから、ボーナスステージに辿り着けば、すべてを忘れられます。

■コンドルは飛んでいく
ブロックの上にナスやカブ、ニンジンなどの野菜が並べられているシュールなボーナスステージの持ち時間は40秒。頂上に辿り着き、飛んでいるコンドルに掴まることができればクリアです。対戦しながらも、ボーナスステージに達したら、過去を水に流して相手を応援するのが大人の証。私も友達も、激しい戦いの末、辿り着いたボーナスステージをクリアできるように、相手を応援します。しかし、私も友達も気が焦り、コンドルに飛びつけない事態が多発。二人とも、熱い戦いを忘れ、自分の下手さ加減に驚きつつ、「これは練習が必要だ」という結論に至ったのでした。

■氷山の戦士たち
思えば、同時プレイ可能なタイトルは、ほぼ対戦ゲームになっていました。相手を邪魔し、いかにして自分が生き残るか。いつも、妹と激しい戦いを繰り広げていました。しかし、ファミコン生誕30周という月日が私を大人にしてくれました。……と言いたいところですが、根っこは変わっていないようです。同時プレイ可能なソフトを対戦ゲームとして遊び、相手を蹴落とす心は変えようがありません。だから、私は今日も、妹の代わりに友達をブロックから蹴落とし、コンドルに飛びつきます。ビバ!『アイスクライマー』。ビバ!ファミコン。そして、変わらない私にビバ!

『アイスクライマー』は、好評配信中で価格は500円です。

(c)2013 Nintendo

さかまきうさろーる
普段は、Androidアプリをレビューする「ロイドレポ」を書いています。ファミコンのA/Bボタンが四角だった頃からのゲーム好き。最近はAndroidにご執心。のんびりライターとして活動しながら、ゲームをプレイ中。ときどきすれ違いを求めて、3DS片手に福岡を徘徊しています。
Twitter:@sakaroll
《さかまきうさろーる》

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