日野氏は第一作目を開発するに至った背景について、『脳トレ』に続くゲームを作りたいという気持ちがあったと振り返りました。「『脳トレ』に続くものでかつ、ほんの少し難しくなったものとしてゲームデザインを考え、ストーリーとパズルを気軽に楽しめるものが生まれました。パズルは難しくても、ゲーム自体は絶対に迷わせないものとして、次に行く場所が示されるというシステムも生まれました。これに関してはスタッフから『これはゲームなのか』という声もあり、非常にエキサイティングな開発でした」(日野氏)
レイトン教授とルーク少年というキャラクターについては、「謎解きの主人公なので、ホームズとワトソンのような関係性を作りたいと思い、それを新しいキャラクターでやるにはという事で生まれたのが二人です。(キャラクターデザインの)長野からレイトンのデザインが上がってきた時は目が点になり、これでいいのかと悩んだのですが、徐々に気に入ってきました。ルーク少年は教授と頭の良い子供の掛け合いが面白そうだということで挑戦したキャラクターです」と話しました。
その後の続編で登場してきたキャラクターについては次のように話しました。「レミはパート4で新しいチームになるに当たって、頭脳派だけではなく、活発な女の子も居たら面白いのではないかと思い生まれました。レミの登場は、大人と子供、二人を客観的に見る女の子という構図を作り、ドラマがとても熱くなりました。」
このようにキャラクターの制作にはかなり力が入っている様子ですが、ニンテンドー3DSに移った4作目からビジュアル面でポリゴン化されたというのは特筆すべき出来事です。「2Dの印象を損なわずに、3D化するのは大変な作業でした。実は4作目の時にポリゴン化すべきかというのは大いに悩みました。既に人気作品になっていましたので、レイトンを汚してしまうことになるのではないかと。ポリゴンで作ったモデルに最後、セルシェーディングを掛けてアニメ調にしているのですが、その加減もまた難しい仕事でした。スタッフ全員が最後までこだわり抜いてくれたお陰で、イラストのようで動きも滑らかなアニメーションができました。アドベンチャーゲームでは最高峰だと自負しています」
ちなみに日野氏が一番印象に残っているナゾはというと、第1作目に登場する「おおかみとひよこ」だとのこと。「最初の作品の、最初に作ったナゾです。これをタッチペンで面白く仕上げることができれば『レイトン教授』は上手くいくと信じて作って、何度も何度もインターフェイスをやり直した思い出のナゾです」とのこと。会場ではレベルファイブのスタッフが選んだ、過去最も難しいのではないかというナゾも出題されていました。
第6作まで発売されて2部の3部作もエンディングを迎えた『レイトン教授』シリーズ。既にお伝えしたように日野氏は新作にも意欲を見せていました。今後の展開にも注目ですね。
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