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『英雄伝説 閃の軌跡』制作陣による裏話や生ライブを披露「トールズ士官学院オープンキャンパス」(後編)

日本ファルコムは、7月7日にPS3/PS Vitaソフト『英雄伝説 閃の軌跡』の「プレコミュ」先行「トールズ士官学院オープンキャンパス」を開催。後半では、オープンキャンパス3限目の「ホームルーム」、4限目の「音楽」の模様をお伝えします。

ソニー PS3
「トールズ士官学院オープンキャンパス」
  • 「トールズ士官学院オープンキャンパス」
  • 3限目の「ホームルーム」がスタート
  • 日本ファルコム 代表取締役社長・近藤季洋氏
  • Falcom jdk BAND 岡島俊治氏
  • Falcom jdk BAND 上倉紀行氏
  • テーマについてさまざまな意見が飛び出す
  • 時には制作陣から裏話も
  • オープニングムービー
日本ファルコムは、7月7日にPS3/PS Vitaソフト『英雄伝説 閃の軌跡』の「プレコミュ」先行「トールズ士官学院オープンキャンパス」を開催。後半では、オープンキャンパス3限目の「ホームルーム」、4限目の「音楽」の模様をお伝えします。


ホームルームでは決められた班ごとに分かれ、リーダーを中心にゲームに対する感想を話し合います。今日この場で会ったばかりのユーザー同士ですが、同じゲームのファンということもあり、大いに盛り上がっていました。

ここで、日本ファルコムの代表取締役社長・近藤季洋氏、Falcom jdk BANDの岡島俊治氏、上倉紀行氏が「教官」として登場。それぞれの班ごとに「ゲーム全体について」「キャラクターについて」「音楽について」を、それぞれ話し合ってもらいたいといいます。ちなみに岡島氏は、先生のような(?)白衣と眼鏡姿で登場しました。


■ユーザーの率直なコメントをはじめ、裏話も公開された「ホームルーム」
まずはゲーム全体について聞くと、ユーザーからは「事前に感じてきた期待感以上」「クラフトなどをはじめとしたグラフィックがすごい」「アーツの組み合わせやフィールドアタックなど、従来より新しくなった部分が面白い」といった回答が飛び出します。すでにゲームの一部をプレイしたという上倉氏は「ここまで綺麗になったんだ、というのが正直な感想でしたね。体験会にはありませんでしたが、水面に映る町並みなど、あまり意識しないような部分もすごく力が入っていました。あとアリサが可愛いです(笑)」とコメントし、岡島氏も「まさにそこで、楽しみ方の1つにゲーム内の景色を楽しむという部分があると思うんです。本作でも、この景色とこのBGMをずっと見ていたいという状態になりますね」と絶賛しました。

近藤氏は「グラフィックの制作中は、効果音も音楽もありません。あるタイミングから音楽が乗ると、急にそのシーンが完成するんですよね」とし、戦闘については「いただいた意見に、見ているだけの時間が長いというのがあったんです。それを何とかしようと生まれたのがリンクアタックで、そこから短時間でテンポのいい戦闘を目指してきました」と新要素の経緯について述べます。

キャラクターについては「戦闘後のキャラクターの掛け合いが面白い」「頭身がリアルになって、仕草や表情がよく見える」「リィンの八葉一刀流など、シリーズファンには嬉しい設定が多い」「個性的なキャラが多く、今はまだ全く背景の見えないキャラが気になる」などの意見が出揃います。とくに従来ファンの気になる部分として挙げられたのは、世界観の異なる『那由多の軌跡』に登場した「ナユタ・ハーシェル」と苗字が同じ「トワ・ハーシェル」の存在。何故ハーシェルなのかは、製品版で明かされることとなりそうです。

外見の印象だけにとらわれない、非常に細かな設定がなされているのも『英雄伝説』シリーズにおける特長の1つ。なかでも本作では、いかにも貴族といったイメージの強いユーシスにも、どうしてこうなったかという過去があります。「この背景が垣間見えると、きっとユーシスを好きになってくれると思いますよ。僕は彼が1番好きなんです」と近藤氏。また、本作はすべてのパーティキャラクターが最初から登場します。こうした場合、1人1人を描く丁寧さがなくなるのではという懸念がありましたが、全く目的や意図の分からないキャラが1度に集まるのが最適な方法として選ばれました。彼らの人生や過去はもちろん、歴史などの要素が複雑に絡み合った物語は必見です。

音楽については「ファルコムらしいノリの良さにテンションが上がった」「早くサントラがほしい」「PS3/PS Vitaになって音質がとても向上した」「フィールドの雰囲気とBGMがマッチしてる」といったコメントが寄せられました。岡島氏は、昔のゲームによく使用されていた「FM音源」を現代の音楽に合わせて入れてみたと告白。上倉氏は「ノリの良い曲を作ってると、テンションが上がってPCの前で汗をかきながらになるんで大変です(笑)」とし、プレイヤーがゲームとの相乗効果でさらに盛り上がるようなものを目指したといいます。プレイヤーの感情を代弁するような音楽ばかりとのことで、ますます期待が高まりました。


■オープニングムービー&ファンを巻き込んだ生ライブ!
ここで、できたばかりというオープニング映像を上映。さらに、jdk BANDのボーカルである小寺可南子さんが登場し、4限目「音楽」に突入。今しがた耳にしたばかりのオープニングテーマ「明日への鼓動」を生歌で披露するというサプライズに、ファンは拍手で喜びを表現しました。一度聞いたら口ずさめるような曲を意識目指したということで、非常に爽やかで希望にあふれたナンバーになっています。なお、小寺さんは登場キャラクター・フィーのコスプレをして登場。近藤氏曰く「喋らなければ似てる」とのこと。

ベースに榎本敦氏を迎え、ドラムに岡島氏、キーボードに上倉氏という構成に。『英雄伝説 零の軌跡 Evolution』より「On The Green Road」、『英雄伝説III 白き魔女』より「デュルゼルの手紙」、『英雄伝説 零の軌跡 Evolution』のオープニングテーマ曲「way of life」、『イースVI -ナピシュテムの匣-』より「パンドラ」を、アコースティックアレンジで披露しました。小寺さんは歌唱のみならず、鍵盤ハーモニカを弾きこなす一面も。また、パンドラでは会場内のユーザーや近藤氏にまでコーラスを要求し、場を盛り上げました。

イベント終了時には、バンドメンバーから「jdkバンドディーバ小寺可南子シングス1&2カラオケ全曲集」がユーザーへプレゼントされました。
《近藤智子》
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