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【E3 2013】『とびだせ どうぶつの森』、国内累計400万本を突破!米国版も、本体販売数を4倍近くに跳ね上げる好調ぶり

任天堂は、「Nintendo E3 アナリストブリーフィング プレゼンテーション」において、『とびだせ どうぶつの森』の国内販売本数が累計400万本を超えたことを発表しました。

任天堂 3DS
「Nintendo E3 アナリストブリーフィング プレゼンテーション」サイトショット
  • 「Nintendo E3 アナリストブリーフィング プレゼンテーション」サイトショット
  • 北米版『とびだせ どうぶつの森』パッケージ
任天堂は、「Nintendo E3 アナリストブリーフィング プレゼンテーション」において、『とびだせ どうぶつの森』の国内販売本数が累計400万本を超えたことを発表しました。

『とびだせ どうぶつの森』は、初代が2001年に生まれた『どうぶつの森』シリーズの第6作目で、特にニンテンドーDS版では知名度を飛躍的に上げ、普段ゲームにさほど興味を示さない方にも知れ渡りました。

その最新作である『とびだせ どうぶつの森』の、国内における累計販売台数が400万本の大台を突破したことが、明らかになりました。これはパッケージ版とダウンロード版を含めた本数となります。

メディアクリエイト提供のデータによれば、6月9日時点でのパッケージ販売本数は326万本となります。この数字から単純に推察すると、ダウンロード版だけで80万本前後を売り上げたことになります。

80万本という数字だけでも、相当の大ヒットと言える売り上げです。それがダウンロード版だけの販売本数と言われても、あまりに大きすぎてピンと来ない方もいるかもしれませんので、これまでの『とびだせ どうぶつの森』の売り上げを大まかに振り返ってみます。

2012年の11月8日に発売された『とびだせ どうぶつの森』は、1週目に60万3000本、2週目に29万本を、パッケージ版だけで販売しています。同時期にダウンロード版は、すでに20万本を売り上げており、合算して発売2周で100万本を突破しました。この時点で、現在のダウンロード版売り上げである80万本の、約1/4を達成しています。

売り上げはその後も好調で、クリスマス直前の12月23日までにパッケージ累計180万本に至り、年明けには実売のみで210万本を超え、パッケージのみでダブルミリオンをわずか2ヶ月で達成しました。これは、3DSソフト最速ペースとなります。

また1月末時点で、任天堂はダウンロード版について70万本を超えていると明かしました。年末商戦との兼ね合いやパッケージ版の品薄などの要因が、この年末年始でダウンロード版の本数を押し上げたと思われます。そして同時期のパッケージ版売り上げは236万6000本というデータになっており、合算すれば300万本突破する計算になります。

これ以降の売り上げはやや緩やかにはなるものの、2月の時点でパッケージ版は250万本突破。発売から半年ほど経過したゴールデンウィーク期間においても、週で4万7000本という安定した数字を見せています。

ダウンロード版の80万や、販売総数400万本という記録も、経緯を辿ると納得の数字ですが、それを踏まえても桁外れであることには変わりありません。この成功を収めた理由を、任天堂は「女性も含め、幅広い年齢層のお客様に楽しまれて、強力にハードを牽引したこと」「プレイ時間が長く、継続的に遊んでいただけるので、長期にわたって3DS本体の稼働を向上させる強力な存在になること」などを挙げ、『とびだせ どうぶつの森』の成否は、今後のニンテンドー3DSにとって非常に重要ですと語っています。

その今後の動向のひとつは、海外展開です。米国版はつい先日発売されましたが、その初動に対して任天堂は「発売当日にダウンロード版はニンテンドーeショップにおける発売日売上げ新記録を樹立し、ニンテンドー3DSハードの販売数は前週の4倍近くに膨れ上がりました」と発表し、かなりの好評を博していることが伺えます。

米国での成果がどのくらいに膨れあがるかは、正確な数字として出るのはもう少し先になりますが、発売が間近に迫っているヨーロッパやオーストラリアでも、米国のような好感触を得ることが期待されます。

これまで、例外こそあるものの、日本国内と海外で売れるソフトの傾向には差があるとも言われており、国内の成功がそのまま海外の成功に繋がるとは言いにくい状況が長く続いています。その壁に風穴を開ける存在と成り得る『とびだせ どうぶつの森』は、今後も更なる注目を浴びることでしょう。


『とびだせ どうぶつの森』は好評発売中。価格はパッケージ版・ダウンロード版ともに版が4800円(税込)、『とびだせ どうぶつの森 パック』が2万2800円(税込)です。

(C)2012 Nintendo
《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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